現地レポート

「負けない男」の称号をかけてRSS

2012年01月09日 12時58分

「東日本大震災」被災地復興支援 第87回天皇杯・第78回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会も1試合を残すばかりとなりました。男子決勝戦は【トヨタ自動車アルバルク×アイシンシーホース】です。この2チームがオールジャパンの決勝で対戦するのは4年ぶり5回目で、過去4回はアイシンの3勝1敗です。さて2012年の決戦ではどちらが勝利を手にするのでしょうか。


大会4連覇中のアイシンですが、今なおチームに残っていて、そのすべてを経験しているのは桜木ジェイアール選手、柏木真介選手、高島一貴選手の3人だけです。つまり彼らはこの4年間、一発勝負のオールジャパンで一度も負けていないのです。しかし実はもう1人、この4年間オールジャパンで負けていない選手がいます。今シーズンからトヨタ自動車アルバルクのメンバーとなった竹内公輔選手です。オールジャパンでの連勝を伸ばすのは桜木選手たち3人か、それとも竹内選手か。そんなところにも決勝戦の注目点はあります。


桜木選手は決勝戦に向けてこう言っています。


「すべてのゲームは違いますし、決勝戦に向けては相手のプレイをしっかりと勉強して、自分たちのプレイを確認して、アジャストしていくだけだと思います。特にディフェンス面できっちりと相手を止めるところがカギになると思います」


そして昨シーズンまでチームメイトだった竹内選手についても言及しています。


「公輔はアウトサイドからのシュートを持っているので、しっかりと近い間合いで守って、ボックスアウトをして対応していきたいと思います」


一方の竹内選手は決勝戦に向けて


「優勝するためにずっと厳しい練習をしてきたし、どのチームよりも練習をしている自信はあるので、その努力が明後日報われるように頑張りたいと思います」


と力強く言い、さらに古巣のアイシンについては


「僕が抜けようともアイシンは強いチームですし、逆に僕が抜けたことでインサイドが強くなっているように思います。だからそのアイシンに勝たないと自分のバスケットボールプレイヤーとしての価値が問われると思います。(古巣ということで)少しは意識しますけど、逆にアイシンの選手のクセとかわかっているので、そういうところは有利に働くんじゃないかと思います」


と言っています。そして桜木選手については


「リーグナンバーワンのプレイヤーだと僕は思いますし、僕が彼を抑えられたらトヨタ自動車が有利に試合を進められると思います」


と言い、こう続けました。


「ただ僕はジェイアールみたいに長い時間プレイするわけではないので、チームメイトを信じて、出ている時間を120%の力でやれれば勝てると思っているので、味方を信じて戦いたいと思います」


チーム同士の戦いもさることながら、桜木選手と竹内選手のゴール付近での激しいバトルにも注目したいと思います。


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