現地レポート

打倒NBLへ――新成人の誓いRSS

2014年01月04日 21時48分

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思っていたとおり、東芝ブレイブサンダース神奈川のディフェンスは激しく、ニック・ファジーカス選手は高かった。終わってみれば23点差の完敗だが、それでも自分たちの――東海大学のバスケットは最後まで出し切った。


「個人的には昨年よりも自覚を持って、積極的になれるところもありましたが、やはり守りのドリブルをしたときにスティールされるなど、課題も多く残りました」


得点こそ昨年よりも少なかったものの、それでもポイントガードとしてしっかりとゲームをコントロールしたベンドラメ 礼生選手がそう言えば、211センチのファジーカス選手に真っ向勝負を挑み、14得点を挙げた203センチのセンター、橋本 晃佑選手も続く。


「昨年よりはポストプレイのディフェンスで簡単にシールされないようにはなりました。またオフェンスでも、今日はアウトサイド中心のチームオフェンスでしたが、相手に合わせてアウトサイドプレイをしたり、インサイドプレイをしたり、うまく対応できたと思います」



ともに昨年のオールジャパン2013でもJBL(現NBL)のチーム――リンク栃木ブレックスと対戦した経験を持ち、そこから1年の成長をそう感じている。結果として今年もNBLの壁を乗り越えることはできなかったが、2人はまだ2年生。学生としてNBL打倒を果たすチャンスはあと2回もあるのだ。


むろん今大会で勝てなかった悔しさはある。でもそれは本気で東芝神奈川を倒しに行こうとしていたからにほかならない。悔しさは成長への大きな糧である。


「来年はエースがいなくなるので、全員でその穴をカバーしなければいけません。個人的にはもっと得点も取りにいかなければいけないだろうし、ドリブルもそうですが、積極的にゴールに向かうプレイを磨いていきたいです」(ベンドラメ選手)


「NBLを倒すには、もっとチームでどう守るかを突き詰めていかなければいけないと思うし、個人的にはシュートの精度を上げたいと思います。やはりいくらディフェンスがよくできても、シュートが入らないと勝てないので…」(橋本選手)


成人の日には少し早いが、二十歳の2人が立てた“新成人の誓い”は達成できるのか。可能性を秘めた2人だからこそ、来年以降も注目したい。



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