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| 3×3日本代表「FIBA 3×3アジアカップ2026」惜しくもメダルに届かず、男女とも4位で大会終了 | 一覧へ | 3×3男子日本代表「FIBA 3×3アジアカップ2026」1勝1敗で予選プールC/2位で決勝トーナメント進出 |
「FIBA 3×3 アジアカップ2026」現地レポート:3×3男子日本代表は初選出のクーリバリ選手が奮闘し、予選プールを1勝1敗で突破
2026年4月5日
クーリバリ ソロモン選手は勝利のハイタッチ
新戦力が奮闘するなど、準々決勝へ駒を進めました。
4月4日(土)、3×3男子日本代表が「FIBA 3×3 アジアカップ2026」の予選プールCに挑みました。初戦でシンガポールを20-16で下し、続く韓国戦には15-20で敗れたものの、1勝1敗でプールCを2位で通過。本日4月5日(日)の決勝トーナメントでは、準々決勝でモンゴルと対戦します。
今大会に出場する3×3男子日本代表は#13 小澤崚選手(SHIBUYA Scelfida)、#15 井後健矢選手(SAGAMIHARA PROCESS)、#24 仲西佑起選手(NINJA AIRS)、#33 クーリバリ ソロモン選手(UTSUNOMIYA BREX.EXE)の4人です。昨年のFIBA 3×3アジアカップ2025で4強入りを経験した小澤選手、井後選手、仲西選手に加え、新戦力としてクーリバリ選手が初めて代表入り。中祖嘉人ヘッドコーチのもと、目標の金メダル獲得を目指します。
まず、シンガポール戦(FIBAランキング30位)を振り返ると、シュートが決まらず、オフェンスでリズムに乗れない立ち上がりとなりました。それでもディフェンスでは相手の武器であるドライブをしっかりと止め、ファウルを誘うなど力強さを見せます。すると、流れを引き寄せたのは、3×3男子日本代表としてデビュー戦に臨んだクーリバリ選手でした。持ち味のドライブで局面を打開すると、井後選手もルーズボールに素早く飛び込み、好守ともに実力を発揮。残り6分43秒に1回目のTVタイムアウトまでに、5-3とリードします。
中盤戦もクーリバリ選手のドライブや球際の奮闘で相手のファウルカウントを7個に到達させて、ペナルティーのフリースローを獲得できる有利な展開へ。小澤選手の2ポイントシュートも決まります。終盤、16-15と1点差まで詰め寄られたものの、井後選手が4本のフリースローを確実に沈めて20-16で逃げ切りました。
接戦となりましたが、コーチ・選手からは前向きな言葉が寄せられました。中祖ヘッドコーチが「タフゲームになると想定していましたが、練習してきたことがしっかりと出せた試合だったと思います」と話せば、チームトップタイ6得点、5リバウンドで堂々の代表デビュー戦を飾ったクーリバリ選手も次のように語りました。
「シンガポールのやりたい3×3をやらせないというスカウティングは遂行できたと思います。相手のホームコートアドバンテージで勢いに乗られかけましたが、冷静に(相手に)ファウルを貯めさせるゲーム展開に持ち込めたのはチームとして良い前進になると思います」
また、井後選手が終盤決めたフリースローも、勝利を引き寄せだけに見逃せません。昨年は1本も打っていなかったフリースローであり、特に練習して今大会へ臨んだそうです。「小澤選手へのプレッシャーがある中で、ファウルが積み重なっていくと、僕が土壇場でスクリーンからダイブに行って、ファウルを受けてフリースローが回ってくる。そんな想定をして、練習をしていました。その成果が出たと思っています」と話し、2年目の成長を感じさせました。
続く韓国戦(FIBAランキング80位)は、苦戦を強いられました。立ち上がりから平均身長193.8㎝の相手に激しいディフェンスを仕掛けられ、ハンドラーとしてオフェンスの起点になる小澤選手とクーリバリ選手のミスが目立つ展開に。韓国はオフェンス能力も高く、2-9と追う展開で残り6分34秒に1回目のTVタイムアウトを迎えます。
それでも男子日本代表はここから粘り強く戦います。井後選手が相手から12秒バイオレーションを誘うディフェンスを見せ、クーリバリ選手の2ポイントシュートも決まるなど、6-11と点差を詰めて残り3分43秒に2度目のTVタイムアウトへ。さらに、クーリバリ選手と井後選手との連携プレーも決まり、小澤選手の2ポイントシュートもヒット。残り1分を切って14-18と4点差まで迫ります。
ただ、ここからもうひと押しはできず、15-20で惜敗。1試合で6個のターンオーバーが響きました。試合前のスカウティングで韓国にはシュート力があり、ディフェンスのプレッシャーも強いことを想定していたそうですが、クーリバリ選手は「そのクオリティが予想以上に高かったです」とコメント。攻撃の起点として力を発揮できなかった悔しさをにじませ、立て直しを誓いました。
「スクリーナーが(相手のディフェンスに)押し込まれるのはやむを得ない面もありますが、ハンドラーが(相手に)プッシュされて、ボールをさばけないのはこのメンバーでやっている中で良くはないです。次の相手も同じことをやってくる可能性があるので(ディフェンスを)どう剥がすか改善、対策をしたいと思います」
この結果、日本は1勝1敗となり、韓国が最終戦でシンガポールを21-19で下したため、プールCは1位が韓国、日本は2位で決勝トーナメント進出となりました。ターンオーバーが目立ち、生命線の2ポイントシュートが決まらない展開もありましたが、シンガポール戦では4人がバランスよく得点を奪って勝ち切り、韓国戦でもチームは劣勢から盛り返す底力を垣間見せました。
本日の準々決勝は、FIBAランキング10位のモンゴルと対戦します。同14位の日本を上回る力を持ち、過去には2度の金メダル(2017年、2023年)を獲得するなど、アジアの強豪国です。しかし、韓国戦を終えたあと、3×3男子日本代表は選手控え室ですぐにコーチ、選手たちがパソコンを囲んで話し込んでいる様子も見受けられました。負けは引きずらずに、限られた時間で最善の準備を重ねています。悲願の金メダル獲得へ挑戦する姿を引き続き、楽しみにしましょう。
■予選プール結果
第1戦:日本 20-16 シンガポール[BOXSCORE]
第2戦:日本 15-20 韓国[BOXSCORE]
■決勝トーナメント
4月5日(日)
15:20 男子準々決勝 日本 vs モンゴル
16:45 女子準々決勝 日本 vs タイ
勝ち上がった場合 → 準決勝 → 3位決定戦または決勝
FIBA 3×3公式YouTubeにて全試合配信
https://www.youtube.com/@FIBA3x3/
