ニュース

3×3男子U23/U21日本代表(アンダーカテゴリー)強化合宿②レポート「オールラウンドに伸び伸びプレーできるから楽しい」楠本兼伸選手

2026年5月11日

積極的にドライブを仕掛け、2ポイントシュートを決める楠本兼伸選手

初選出の齋藤裕太選手は4月のFIBA 3x3 渋谷チャレンジャーで活躍

 5月8日(金)から3日間、3×3男子U23/U21日本代表(アンダーカテゴリー)は強化合宿②を実施。今合宿を経て、7・8月に予定されているFIBA 3×3ユース・ネーションズリーグ2026へ向けた「3×3男子U21日本代表」「3×3男子U23日本代表」の2チーム、9月に愛知県名古屋市で開催される第20回アジア競技大会はルールとして23歳以下が出場条件となりますが「3×3男子日本代表」を選考していきます。

 合宿初日、まず中祖嘉人ヘッドコーチは今年4月に行われたFIBA 3×3アジアカップ2026の映像を見せました。3×3男子日本代表がいずれも5点差で敗れた韓国、ニュージーランドの2試合を重点的に振り返り、この2チームと「同じようなディフェンスの圧力をかけにいかなければいけない」ことをイメージさせて練習がスタート。今年2月のディベロップメントキャンプ、3月には3×3男子日本代表との合同練習を行ってきたことで、「相当良くなってきました。この3日間でクォリティも高くなり、目の前に今年の大会はありますが、これを積み重ねていけばすごくなるのではないかと感じています」と中祖ヘッドコーチを満足させます。

 5人制バスケを中心に活動する選手たちに加え、今合宿では国内外の3×3大会で活躍する齋藤裕太選手(22歳 / TEAM DADA湘南)と大久保勇哉選手(20歳 / SHONAN SEASIDE.EXE)を新たに招集しました。齋藤選手は湘南工科大学附属高校の頃、SIMON.EXEで第8回 3×3 U18日本選手権に出場し、3位。関東学院大学(関東大学リーグ3部)へ進み、3×3 Next College Monsters Festival2023では並みいる1部リーグのチームを倒して、日本一に輝いた実績があります。強化合宿に初招集され、「びっくりが1番先に感じたことですが、徐々に実感してきてうれしい気持ちが1番強かったです」と感想を述べます。

 先月行われた渋谷チャレンジャーのFIBA 3×3男子プロサーキットに出場した齋藤選手。予選プール敗退となりましたが、15-21で敗れたバレンシア戦はチーム総得点の半分となる8点を挙げる活躍。「代表合宿でも自分の長所を発揮して点を取ることを意識していました」と話すとおり、次々と2ポイントを決めていました。「高校で全国にも関東大会にも出たことはなく、大学時代は関東3部でした。今合宿では1部の選手たちと一緒に練習でき、強度やフィジカルの高さを感じました。そこは自分が足りない部分でもあるので、もっと極めていきたいです」と課題を見つけます。

 所属チームでは選手同士で練習を行っていますが、今合宿では中祖ヘッドコーチから指導を受け、「知らないことばかりだったので、新鮮な気持ちで臨むことができました。ここで学んだことを持ち帰って、チームに加えていきたいです」と齋藤選手は話します。「中祖ヘッドコーチから学んでみたかった」という大久保選手もこのチャンスを生かし、多くのことを吸収していました。

 第75回関東大学バスケットボール選手権大会から新シーズンが幕を開け、コンディション良く合宿に参加していた大学生たち。昨年は関東大学3部リーグとの入替戦にまわり、2部リーグに留まることができた駒澤大学の楠本兼伸選手(3年)は195cmのセンターポジション。「大学では3ポイントを一切打たないわけではないですが、ほぼ打つ機会はないです。ゴール下でのポストプレーだけです」と役割に徹し、先に挙げた選手権大会のスタッツ集計された試合では、3ポイントシュートのアテンプトはゼロでした。しかし、3×3では2ポイントシュートとなるアーク外から躊躇なく打ち、確率高く決めて見せます。今夏はSHINAGAWACC WILDCATS.EXEにも所属し、「5人制バスケと両立して取り組んでみたいと思い、今年から3×3も本格的にやるようにしています」と楠本選手は新たな環境でレベルアップに努めます。

 愛知県出身の楠本選手にとって、地元開催の第20回アジア競技大会への思いを聞けば、「前回の3×3日本代表との合同キャンプでスキルが雲泥の差だったことに気付かされました。この合宿に呼ばれたことが本当に奇跡なので、まだ実感はわかないですが一つひとつがんばっていきたいです」と経験を積んでいる最中です。「中祖ヘッドコーチの言うことは本当に間違いないです。(鈴木)慶太さんにもいろいろとアドバイスをもらっているのでどんどん吸収していきたいです。今合宿はディフェンスがメインでしたが、普段の5人制ではしないようなボールマンに対するディフェンスやユーザー側のピックに対するディフェンスなど学ぶことが多かったです」と目を輝かせます。駒澤大学とは違ったプレーを見せる楠本選手は、「オールラウンドに伸び伸びプレーできるから楽しいです」と3×3の魅力にはまりはじめています。

 明日5月12日からはじまる3×3男子日本代表のFIBA 3×3ワールドカップ 2026選考を兼ねた強化合宿④には、アンダーカテゴリーから唯一、バラダランタホリ玲依選手が参加します。