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萩原美樹子 女子日本代表 強化委員会部会長によるメディアブリーフィング
2026年8月1日
2026年7月29日(水)、女子日本代表の強化委員会部会長を務める萩原美樹子がメディアブリーフィングを行いました。
最初は「FIBA U17 女子バスケットボールワールドカップ 2026」に出場した女子U17日本代表について。鈴木良和ヘッドコーチが率いる女子U17日本代表は、グループリーグで3連勝、ベスト16でもエジプトに完勝を収めるも、準々決勝でオーストラリアに64-70で敗れて順位決定戦に回りました。
最終的に7位に終わった大会について、萩原部会長は限られた強化期間、9日間で7試合という過密日程の中でチームはよく戦ったと評価しつつも、「やはり長身選手の発掘、育成を含めた課題が残りました」と大会を振り返ります。
「誤解を招かないように言いたいのですが、今回参加した長身選手がダメだったのではありません。オーストラリアを見ると180cm台、190cm台の選手が5アウトでプレーできるのに対し、日本の長身選手はなかなか外回りのプレーができず、世界のバスケから少し遅れを取っている印象です。女子日本代表の強化として先々に繋がる結果でありつつも、同時に危機感を持つ大会となりました」
長身選手がいかに3ポイントシュートを打てるか、いかにゴールに正対してプレーできるか、という2点を萩原部会長は重視したいと考えています。「日常的にゴールを背にしたプレーばかりしているのか、ゴールに正対してドリブルやシュートをしているか。その経験の差は大きいです。『日常を世界基準に』という合言葉を掲げていますが、勝利至上主義だけでなく、選手の将来を考えた育成の視点を持つよう指導者の皆様に協力をお願いしたい。長身者キャンプの質と量を高め、男子とも共同して着手していきます」
また、この大会の『All Star 5』に選出された竹内みや選手について萩原部会長は、「日本の宝」と絶賛しました。「得点能力が多彩です。3ポイントがあり、自ら切り込んでフィニッシュに行ける、ミッドレンジのプルアップもある。右も左も使えるため、海外の選手でも止めるのが困難でした。判断力が良く、ディフェンスを引き付けて味方にパスも出せます。さらにバスケを心から楽しんでいる姿がチームに活力をもたらしており、リーダーシップにも優れています。町田瑠唯選手とほぼ同じサイズで、十分に世界で戦える『日本の宝』だと思っています」
そして、9月にドイツ・ベルリンで開催される『FIBA 女子バスケットボールワールドカップ 2026』に向けた準備を進める女子日本代表について、オーストラリア遠征の成果が報告されました。「新しい戦術、特にディフェンスの遂行力を試し、ディフェンスリバウンドに成果がありました。オフェンスには課題が残るものの、やりたいオプションが通用するという納得感を選手も持てたようです」との説明とともに、コーリー・ゲインズヘッドコーチが「これまでのオフェンス重視から、よりディフェンスに特化した戦術を組み立てたいと考えています」との方針が明かされました。
チームの成功のカギとなるのはリバウンドです。ゲインズヘッドコーチは『ギャングリバウンド』(全員が飛び込むリバウンド)を徹底させようとしています。「ボックスアウトはもちろんですが、『取る気にならないと取れない』というマインドを選手に伝えています。またタイムシェアをして12人全員でプレー強度を高く保ち、『誰が出ても同じ強度でペース&スペースを維持する』ことが重要になります」と萩原部会長は説明しました。
また、ワールドカップと同じく9月に愛知県で開催される『第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋) 』に向けては、大神雄子ヘッドコーチの下、ワールドカップ組より若い世代のチームで金メダルを目指します。このメンバーは7月30日に発表となりました。
