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【大会レポート】令和8年度全国高等学校総合体育大会 (インターハイ) 2日目|原点を見つめ直すきっかけとなる女子2回戦
2026年7月29日
大阪・大阪市のAsueアリーナ大阪をメイン会場にしておこなわれている「~夢へ躍進 青春の夏 近畿総体2026~ 令和8年度全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会(以下、インターハイ2026)」の2日目は、男女の2回戦がおこなわれました。
いずれも白熱したゲームとなりましたが、当然のことながら勝敗はつきます。明日の3回戦に勝ち上がるチームがあれば、インターハイ2026を後にしなければならないチームも出てきます。たとえ後者であっても、次のステージにつながる何かを見つけられれば、今日の敗北にも意味はあります。
女子2回戦で、近年急速に力をつけてきている福井工業大学附属福井(福井)に敗れたのは、地元・大阪の大阪桐蔭です。結果として64-83と19点差で敗れますが、その敗因を市川 藤乃コーチは、昨日の現地レポートでも示した「気持ちの面」だと言います。
昨年はウインターカップのみならず、2校の出場枠があるインターハイにも出られず、また3年生(現大学1年生)が主力のチームだったことから、今年度のチームには経験値に不安がありました。しかし、だからこそ気持ちの面で後手に回ったら、経験を積んできた今年度の福井工大附属福井を上回ることはできません。それをチームで共有しながら、福井工大附属福井の総合力に圧倒され、気持ちまで飲み込まれて、自分たちのバスケットボールを展開することができなかったと、市川コーチは認めます。チームの根幹ともいうべき「ディフェンス、ルーズボール、リバウンド」でも後手に回ったことに、市川コーチはズバリと言います。
「今日はいいところで(福井工大附属福井に)ルーズボールを取られてしまいました。そこの弱さ。昨日の疲れなのか、足が動かないのかわかりませんが、反応が遅かったです」
ただし、それもインターハイ2026の出場権を自らの手でつかみ取り、また前日の1回戦を勝ち上がって、福井工大附属福井と対戦したからこそ得られる、痛みの伴う収穫です。
「ウインターカップに出場するためには(大阪府内のライバルである)大阪薫英女学院を倒さなければいけません。その名前に負けることなく、気持ちの面で同じ土俵に立ったうえで、さらに技術やチームワークを高めて、戦いたいです」市川コーチはこれからについて言及したあと、なおも続けます。
「この大会が終わってから、この子たちがどうなるかを見ていきたいと思います」
まずは自らの意思で立ち上がること。それこそが、この悔しい経験を生かす第一歩になるはずです。

前半をビハインドで終え、後半に猛追しながら、それでも2回戦の壁を突破できなかったのが四日市メリノール学院(三重)です。東海ブロックの新人戦で桜花学園(愛知)を破って優勝し、今年度のU17女子日本代表に3人、U18女子日本代表候補にも1人の選手を送り出している、こちらも近年力をつけてきているチームですが、聖和学園(宮城)に64-72で敗れました。敗因はディフェンスにあると稲垣愛コーチは言います。
「聖和学園にゾーンディフェンスをされて、オフェンスがうまくいかなかったときに、それで頭がいっぱいになってしまって、エネルギッシュなディフェンスができなくなりました」
その言葉どおり、前半の戦いぶりを見ていると、聖和学園のゾーンディフェンスに四日市メリノール学院のオフェンスがうまく機能しなかったように見えました。しかし稲垣コーチの目には、オフェンスはけっして悪くないように映っていたそうです。悪くなかったのに、結果として得点につながらないことで、選手たちはオフェンスがうまくいっていないと思い込み、どうにかしなければと考え込み、それが四日市メリノール学院のベースともいうべきディフェンスに悪影響を及ぼしてしまったというわけです。それが前半を終えて19点のビハインドにつながりました。
後半は立て直して、強度の高いディフェンスからペースをつかみ、攻めては前半ファウルトラブルで苦しんだ#8刀根 綺萌選手や、U17女子日本代表の#11安井 穂香選手の3ポイントシュートで猛追します。「粘りはしたけど、もうひとつ粘り切れなかったところが反省点です」と稲垣コーチが言うように、あと一歩、及びませんでした。ウインターカップ、そしてその前におこなわれるU18日清食品トップリーグに向けての課題を問うと、稲垣コーチは「どこまでいってもディフェンスかな」と言います。選手たちがうまくいっていないと思っていたゾーンアタックも、最もシンプルな攻略法はディフェンスで奪ったボールをファストブレイクで決めきることです。ゾーンディフェンスを敷かせる前に攻めてしまえば苦しむことはないのだから、チームの根幹であるディフェンスをさらに磨いていきたいと言うわけです。

大阪桐蔭にせよ、四日市メリノール学院にせよ、敗れたゲームで見えてきた課題は彼女たちがこれまで取り組んできた、まさにチームの原点でした。文字どおりの原点回帰へ――敗れたチームにも成長の余白を感じられる2回戦でした。
【放送・配信予定】
[全試合配信]
▶ インハイTV ※男子決勝は録画配信
▶ バスケットLIVE ※男子決勝は録画配信
[男子準々決勝・男女準決勝・男女決勝 (放送 / 配信)]
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※一部試合は録画放送・配信
[決勝]
▶ NHK BSで男女決勝 13:00予定(時差放送)
