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3×3男子日本代表「FIBA 3×3ワールドカップ2026」へ出発「勝ち筋が見えてこない状態に実は陥りました」中祖嘉人ヘッドコーチ
2026年5月28日
世界に勝つためにコーチも選手もそれぞれの経験や知見をぶつけ合った2日間
笑顔でハイタッチをかわす仲西佑起選手(右)と小澤崚選手(左)
国内での直前合宿を終えた3×3男子日本代表は出場選手4名(仲西佑起選手、井後健矢選手、小澤 崚選手、クーリバリ ソロモン選手)が決まり、本日5月28日に「FIBA 3×3ワールドカップ2026」(以下ワールドカップ)の開催地となるポーランド・ワルシャワへ出発しました。3×3女子日本代表は5名ですでにポーランド入りし、強化を進めながら最終選考を行っています。
4月のFIBA 3×3アジアカップ2026(以下アジアカップ)では、昨年に続いて4位となった3×3男子日本代表。結果は同じでも、「他のチームにかなり対策をされた感覚がありました。このままではワールドカップの勝ち筋が見えてこない状態に実は陥りました」と中祖嘉人ヘッドコーチは悩みます。アジアカップメンバーの一人、仲西佑起選手(NINJA AIRS)も「これまではピックをしっかり当てて、小澤(崚)選手や(クーリバリ)ソロモン選手に2ポイントシュートを打たせたり、そこからダイブするプレーは日本としては良いバスケだったと思います。でも、それの限界がアジアカップで感じました」と話し、コーチと選手が一緒になって世界に通用する新しいスタイルを模索します。
日本のエースである小澤崚選手(SHIBUYA SCELFIDA)は、「コーチ自身も曖昧というか、その答えが見えていない状態でこの合宿が始まりました」と明かし、チーム全員で知恵を振り絞ります。“3×3はファミリーのスポーツ”と中祖ヘッドコーチは常に言っており、発展途上だからこそ「課題を言語化し、私が示した解決策について選手からフィードバックしてもらい、それをまた私が言語化して形式化して試すやりとりを続けていました」とそれぞれの経験や知見をぶつけ合う2日間でした。
「これまでのスタイルを短時間で壊すのはすごく怖いことでした」と仲西選手は率直な感想を述べます。しかし、あえてスクラップ&ビルドに挑み、コート上や練習前後、食事をしているときもどうすれば世界に勝てるのか、という難問に意見を出し合った先に少しずつ光が見えはじめてきました。実際に試合をしなければ答え合わせはできませんが、現時点では「今見えてきた光に向かって、残る期間もやりきることで良いものになるのではないかと思っています。楽しみです」と仲西選手は安堵の表情を見せます。小澤選手も「今練習している戦術がハマれば、絶対に目標であるベスト8進出のチャンスはあると思っています。本番まで時間はないですが、いかに戦術の質を上げられるかがキーであり、自信もあるので目標を絶対に突破して、メダルを獲れるようにがんばってきます」と力を込め、現地での最終調整へ向かいます。
新しいスタイルは「スピード感あふれるバスケ」であり、日本バスケの原点へ立ち返る作業でもありました。「アジアカップのままでは勝ち筋が見えていなかった状態から、今合宿を通してみんながワクワクすると思えるようになりました。それもみんなが成長したからであり、大会までにブラッシュアップしていきたいです」と中祖ヘッドコーチは話し、アジアカップと同じ4人で目標に掲げたベスト8進出を目指します。
