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3×3男子日本代表:強化合宿③レポート「すべてのカテゴリーで日本代表を目指していきたい」バラダランタホリ玲依選手
2026年4月24日
3x3に出会ってまだ2ヶ月余り、経験値を積み上げている小野恵富選手
アンダーカテゴリーも3x3男子日本代表も目指し、意欲を見せるバラダランタホリ玲依選手
3×3男子日本代表は継続的な強化を目的とした強化合宿③を4月21日〜23日に実施。中祖嘉人ヘッドコーチは「世界のトップチームと試合をした時に、どれほど差があるのかを今のうちに知っておきたい。それを知った上で、目標であるロサンゼルス2028オリンピック出場に向かって向上していくのが今合宿の狙いです」と述べ、FIBA 3×3ワールドツアーに参戦するために来日した世界ランキングNo.1のUB(セルビア)と同2位のMIAMI(アメリカ)を迎えました。5分ゲームを数本行い、「フィジカルの差や個人スキルセットの差などはありましたが、全く勝てないことはないなという感覚はあります。その足りないところをしっかり埋められるようなアプローチをしていきたいです」と日本が目指すべきスタイルを明確にする機会となりました。
アンダーカテゴリー(U23/U21)からバラダランタホリ玲依選手(21歳 / 大東文化大学)と小野恵富選手(19歳 / 江戸川大学)が参加。UBは2人しか参加できなかったですが、そのおかげで対戦しただけではなく、同じチームとしてプレーする機会もあり、「一つひとつのプレーの精度やシュートの決定力、その一つひとつの桁が違うと思いました。取れると思ったリバウンドや絶対に入ると思ったシュートも、しっかり相手の手が伸びてきてシュートチェックされたり、ブロックされたりする世界のレベルの差を肌で感じられた良い機会でした」とバラダランタホリ選手は率直な感想を述べます。
今年2月の3×3インカレプレ大会ではじめて3×3に触れたばかりの小野選手。「自由にプレーしよう、1on1をしておけば良いと話して準備し、結果3位になってすごく楽しかったです」という活躍が評価され、1週間後の2月15日から実施したディベロップメントキャンプ2026に招集。3×3男子U23/U21日本代表を目指すためには、「自分の力だけでは通用せず、3×3としての連係プレーがあり、それをしっかり覚えなければいけないと思いました」と気づきがありました。少しずつ経験値を積み上げている小野選手にとって、世界No.1のUBとの対戦は「もう本当に手も足も出なかったです。日本人同士の合宿では、多少は通用することもできましたが、やっぱり体の大きさが違い、3×3の理解度の違いの差でもう完敗でした。でも、自分の立ち位置を理解でき、ここから自分がどう取り組めば良いかが分かった良い機会になりました」と成長につなげていきます。
アンダーカテゴリーの選手たちは今後、夏に1週間で6大会に挑むFIBA 3×3ユース・ネーションズリーグがあり、総合優勝すれば9月のFIBA 3×3ワールドカップへの出場権を得ます。また、同じく9月には愛知県名古屋市でアジア競技大会が開催され、3×3の出場資格は23歳以下となります。バラダランタホリ選手は多くのチャンスがあるからこそ、「すべてのカテゴリーで日本代表を目指していきたい」と覚悟を持って臨んでいます。
「自分にとっては最後のネーションズリーグになります。(U21大会に出場し、6大会中優勝は2回で総合2位)昨年は優勝に一歩届かなかった悔しさがあるので、しっかり優勝を目指していきます。また、日本で開催となるアジア競技大会も、全てのカテゴリーから選出される5人制とは違い、3×3はU23カテゴリーが出場できるので、そこをしっかり目指して自分がどう活躍できるか、そして日本で3×3を盛り上げていけるかも懸かっていると思っています。しっかり結果を残せるように、それを日本代表につなげて2年後のオリンピック出場を目指して取り組んでいきたいです」
向上心溢れる井後健矢選手(SAGAMIHARA PROCESS)は、世界トップチームを迎えた今合宿も積極的に学びの機会とします。UBのメンバーと一緒にプレーした際、「例えば、自分たちが良いポジションを取れている時にしっかり良いプレーすること。逆に悪いタイミングの時にプレーを展開しようとしても、やっぱりそれは良いものにならないと教えてもらいました。大きな気づきになったのは、スピードを使ってずっと走り続けていても、それはディフェンスも守りやすいと言われたことです。緩急をつけて、良いタイミングでバスケができている時にスピードを最大限使った方が相手も守りづらいし、オフェンスももっと有効的になるとアドバイスをもらいました」と話し、日本のスタイルを向上させています。
UBとMIAMIが出場する「FIBA 3×3ワールドツアー 宇都宮オープナー2026」は4月25日・26日に開催。日本から3チームも挑み、今合宿は先のFIBAアジアカップ2026でのケガもあり、大会も控えていることで大事を取って今合宿に参加できませんでしたが、日本代表のクーリバリ ソロモン選手(UTSUNOMIYA BREX.EXE)が出場します。中祖ヘッドコーチは、「宇都宮も、今後のワールドツアーに挑む日本の選手たちにはまずはしっかり勝ち上がってもらいたい。今回招集したメンバーは何かヒントをつかんでもらい、所属チームのスタイルもあるが、何か困ったときに合宿で得たものを使ってがんばって欲しいです」とエールを送り、3×3のレベルを押し上げるのも3×3日本代表強化の役割です。各所属チームで活躍することが、日本のFIBAランキングを引き上げる大きな原動力となります。
