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【レポート】女子日本代表『第20回 アジア競技大会 (2026/愛知・名古屋)』第4次強化合宿 赤木里帆選手「自分たちはまだまだ成長できる」

2026年8月14日

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 2026年9月開催の『第20回 アジア競技大会 (2026/愛知・名古屋)』 に向け、女子日本代表が8月1日より味の素ナショナルトレーニングセンターにて第4次強化合宿を行いました。

 この合宿では、大神雄子ヘッドコーチのもと「次はアジア競技大会に向けてチーム内での競争に入っていくので、チームのコンセプトやスローガン、自分たちの目標を再確認した」ところからスタート。チームが掲げる目標はもちろんアジア競技大会の優勝で、「最高の一体感で優勝するための挑戦を重ねていく。プロセスを大事に取り組んでいけば、必ず全員で成長できると伝えました」と、大神ヘッドコーチは言います。

「身長は決して大きくないのですが、ディフェンス、オフェンスともにアグレッシブで、ペイントアタックもでき、そこからの“オープンスリー(Open Three)”もしっかりと打ち切れること」(大神ヘッドコーチ)が選手選考の一つともなった今回の日本代表。身長が175センチ以上の選手が8人で、そうした選手たちが「全員が走れてペイントアタックもできて、3ポイントシュートも打てる」(大神ヘッドコーチ)ことも特長の一つです。

 年齢では20代半ばの選手が多く名を連ねており、「世代が近いというのは私たちの強みにできると思っていて、良いコミュニケーションが取れているのではないかと思います」と、指揮官は言います。

 加えて、「アジア競技大会の男子日本代表の練習も見させてもらっていますが、(男子日本代表の指揮を執る)吉本泰輔さんはラウド(loud)という言葉で、しゃべることをすごく強調していました。女子日本代表も仲良く話ができるだけではなく、それをコミュニケーションとしてうるさく話せるように。私の中では大きい声でしゃべり続けることがラウドの定義だと思っているので、そこは練習から強調していきたいです」(大神ヘッドコーチ)と、ともにアジア競技大会を戦う男子日本代表からもヒントや学びを得ています。

 現在、5人制の女子日本代表は、コーリー・ゲインズヘッドコーチのもとで『FIBA 女子バスケットボールワールドカップ2026』(9月にドイツ・ベルリンで開催)に向けて強化中のチームと、『第20回 アジア競技大会 (2026/愛知・名古屋)』に挑むチームとの2チームが活動を行っています。アジア競技大会の指揮官である大神ヘッドコーチは「コーリー・ゲインズヘッドコーチのアイディアをいろいろと聞きながら、私たちも(ゲインズヘッドコーチが掲げる)『ペース&スペース』はオフェンスのカギにしています」と、話します。そして、『FIBA 女子バスケットボールワールドカップ2026』に向けたチーム同様にリバウンドの重要性についても「日本代表の永遠の課題ですが、身長が低いことは言い訳にしたくない。リバウンド、ボックスアウトの練習はたくさんしていきます」と、その思いを語ります。

 また、今回のチームには、樋口鈴乃選手、佐藤多伽子選手、舘山萌菜選手、白石弥桜選手と、春に実施した『FIBA 女子バスケットボールワールドカップ2026』に向けた第1次強化合宿に参加し、5月の『三井不動産カップ2026(神奈川大会)』にも出場した選手が4人おり、そうした選手たちの存在は大きなプラスとなります。

 昨シーズン、Wリーグのフューチャーリーグで『ルーキー オブ ザ イヤー』を獲得した舘山選手(日立ハイテククーガーズ)は、「ペース&スペースというのはコーリーヘッドコーチもずっと言っているし、アジア競技大会のチームでもシンさん(大神ヘッドコーチ)が言っています。速いバスケットをいかにできるようにするかはオフェンスだけでなく、ディフェンスからつながっていること。今のチームでもそのためのリバウンドは課題の一つに上がっているので、リバウンドからの速い攻めは、(『FIBA 女子バスケットボールワールドカップ2026』に向けたチームの戦い方と)通じるものがあると思います」と、言います。

 さらに、「(5月の『三井不動産カップ2026(神奈川大会)』で)経験を積ませてもらっている分、今のチーム(アジア競技大会のメンバー)に還元しないといけないという思いがあるし、そうしたいという気持ちもあります。『FIBA 女子バスケットボールワールドカップ2026』に向けたチームでやっていたことと同じクオリティ、もしくはそのときよりも成長した姿で、コート上ではシンさんをはじめコーチ陣が求めることをすぐに表現できるようにしていきたいです」と、気合いも十分です。

 一方、「若い選手たちのエナジーはすごくいいなと感じています。でも、強度が上がってきたときにどれだけディフェンスを頑張れるか、早く走れるかということ、また、しっかり声を出すことがチームとしてまだ足りないと思っています」と、チームの手応えとともに課題を冷静に語ったのは最年長の赤木里帆選手です。

「ディフェンスの守り方にしても細かいところをもっともっと徹底してやっていかないといけない。選手個々がコート中外で関係なく、うるさいぐらいコミュニケーションを取っていこうとはみんなで話をしました」と語る赤木選手は、「まだまだ足りないですが、私自身も選手みんなとコミュニケーションを取ること、話すことやアイコンタクトも含めてミスした後の声掛けなどは意識してやっています」と、自身の役割を話します。

 富士通レッドウェーブで日本一に幾度となく貢献するなどキャリアを重ねてきた赤木選手。アジア競技大会では大神ヘッドコーチよりコンボガードとしての働きを期待されており、「2番ポジションではありますがハンドラーもするので、日本が求める速い展開のバスケットにスムーズにからめるように。ポイントガードだけに任せるのではなく自分自身もしっかりとクリエイトできるようにしていきたいです」と、力を込めます。

「海外の選手は身長が高い分、日本は前からプレッシャーかけて簡単にプレーさせないこと。そこは練習でもやっていますが、まだ簡単に縦に切られてしまうので、私も含めてみんながアグレッシブにプレッシャーかけながらやっていけたらと思います」と、赤木選手。修正点を多く口にした一方で「逆に自分たちはまだまだ成長できると思います」と、頼もしい言葉も発しました。

 1998年大会(バンコク)以来となるアジア競技大会の金メダルを目指す女子日本代表。大一番まで約一カ月となりますが、第4次合宿以降もチームはケミストリーやプレーの精度を高めながら目標へと進んでいきます。

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