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3×3女子日本代表「FIBA 3×3ウィメンズシリーズ 2026」東京STOP DAY1レポート「個で戦うことはせず、オフェンスもディフェンスも常にチームの連携を意識しながら戦っています」宮下希保選手

2026年8月2日

試合中はベンチに入れず、指示することもできずにスタンドから戦況を見守る前田有香ヘッドコーチ(中央上段)

3x3特有の雰囲気を日本のファンに見せられることを喜ぶ宮下希保選手

 8月1日より国立代々木競技場 第二体育館にて開幕した「FIBA 3×3ウィメンズシリーズ 2026」東京STOP(以下東京STOP)は予選18試合を終え、本日12時からスタートするDAY2は8チームによる決勝トーナメントが行われます。3×3女子日本代表(宮下希保選手、野口さくら選手、高橋未来選手、田中平和選手)をはじめ、三菱電機(高橋芙由子選手、澤知央選手、山本雪鈴選手、山本遥香選手)、Neftchi SOCAR(桂葵選手)と9人の日本人選手が残っています。

 女子世界最高峰ツアーであり、東京STOPなど各大会の結果によって付与される個人ポイントの積算が国別FIBAランキングに反映されます。出場枠が8チームから12チームへ拡大する2年後のロサンゼルス2028オリンピックへ向け、今シーズンよりランキングを高めるためのポイントレースが開幕しました。

 3×3女子日本代表は、来年12月時点でFIBAランキングにおけるアジアパシフィックゾーン上位2チームに与えられるオリンピック出場権獲得=ストレートインを目指し、FIBA 3×3ウィメンズシリーズへ積極的に参戦しています。現在、日本のランキングは世界8位。アジアパシフィックゾーンではモンゴルよりもひとつ上の順位におり、中国に続く2位。しかし、僅差の勝負であり、モンゴル以下のチームも勢いがあり、コンスタントに大会に出場するアジアパシフィック勢が追いかけてきています。日本代表だけではなく、日本人選手全体の活躍がランキングへ反映され、オリンピック出場につながります。その過程を見られる東京STOP。前田有香ヘッドコーチは、このツアーに参戦するだけではなく「勝つことが重要」「日本代表を目指して欲しい」と述べ、競争による日本全体のレベルアップにも期待しています。

 東京STOPで6度目の大会に臨む3×3女子日本代表ですが、最初の2STOPは予選敗退、続く2STOPはベスト4、しかし先週のバタムSTOPはふたたび予選敗退。「我々の戦いができていなかったので、この東京STOPに向けてもう1回、戦術よりもまずは戦う姿勢を出していこう」と前田ヘッドコーチは強調し、初戦はシンガポールに21-6と快勝。「相手に2ポイントを簡単に打たせないディフェンスの部分を徹底しよう」と試合前に指示を出し、予備予選では6本の2ポイントシュートを決めてフィリピンを破ったシンガポールを警戒します。ディフェンスから流れをつかんだことを勝因に挙げ、続くフランスU25戦へ臨みました。

 日本の戦い方は2ポイントシュートの試投数を増やし、30%以上の確率で決めることで勝利への道筋を描くスタイルです。フランスU25戦は17本中4本成功、23.5%と目標値には届かず、18-21で惜敗。オフェンスよりも、「チームで守っていくための連携がうまくいかず、簡単に1点を取られてしまいました」と前田ヘッドコーチは敗因を挙げます。先に21点を決められたハイスコアゲームに対し、あと3点届きませんでしたが、2ポイントシュートをもう2本多く放ち、それらを成功させていれば成功率31.6%と目標値に達し、勝利を引き寄せるというのが日本の戦い方です。しかし、2ポイントシュート試投数増加は世界的なトレンドでもあり、特にアジアのライバルは同様の戦い方をしています。東京STOPの予選プールを終えた時点で、オランダU25と三菱電機が日本と同じく2試合で28本、アメリカは24本、オランダも23本と続き、得点効率の高い2ポイントシュートを多く放ち、その精度が勝負を左右します。

 日本開催の東京STOPでは、プレー以外の3×3特有ルールも会場で見ることができます。試合中、ヘッドコーチはベンチに入れず、スタンドから戦況を見守るだけ。指示を出せばテクニカルファウルとなるため、選手同士のコミュニケーションやベンチに残る選手の役割なども会場で観戦するからこそ分かる見どころです。宮下希保選手(富士通 レッドウェーブ)は、「3×3自体を初めて見る方もたくさんいると思います。音楽がガンガン流れるストリートっぽい雰囲気の中で、いつも私たちはバスケをしていることを見てもらえるのがうれしいです」と喜び、声援をパワーに変えて奮闘しています。

 相手に合わせるよりも日本の良さや特徴を出し、今シーズン初優勝を目指す3×3女子日本代表。「どこが相手でも日本の戦い方は変わりません。10分間、流れが悪くなった時に個で戦うことはせず、オフェンスもディフェンスも常にチームの連携を意識しながら戦っています」という宮下選手の言葉もまた日本のスタイルです。準々決勝は13時よりカナダと対戦。今シーズンはこれまで4STOPに参戦し、優勝1回、準優勝2回を誇り、今大会でも優勝候補の一角です。

■FIBA 3×3ウィメンズシリーズ 2026 東京STOP(日本)
【日程】8月1日(土)・2日(日)
【会場】国立代々木競技場 第二体育館
【決勝トーナメント試合日程】
準々決勝
12:00 Neftchi SOCAR vs 北京
12:30 フランスU25 vs 三菱電機
13:00 カナダ vs 日本
13:30 オランダ vs オランダU25
準決勝 14:20/14:50
〜 スペシャルパフォーマー LDH SCREAM 〜
決 勝 15:50