ニュース
| 台風25号の影響に伴う「U18日清食品トップリーグ2026」開催状況のお知らせ ※9月20日 (日) 17:00時点 | 一覧へ | 【大会レポート】男子日本代表『第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)』日本97-77中国:「チームで戦えている実感があります」 |
9月21日より3×3男女日本代表が第20回アジア競技大会に挑む
2026年9月20日
アジア競技大会 3x3女子日本代表(左より 堀内桜花選手 西ファトゥマ七南選手 山本遥香選手 平下結貴選手)
アジア競技大会 3x3男子日本代表(左より 野田悠峨選手 バラダランタホリ玲依選手 小野恵富選手 ロイ優太郎選手)
アジア競技大会で、女子代表は過去2大会連続でメダルを獲得
いよいよ9月21日(祝・月)より、3×3男女日本代表の「第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)」の戦いが始まります。会場は、FIBA 3×3の国際大会と同じく白いドーム状のテントが設置された金城ふ頭駅前特設コートです。21日から23日まで行われる予選プールで上位3チーム以内に入れば、24日の準々決勝進出決定戦あるいは準々決勝へ進み、25日に準決勝、3位決定戦、決勝とメダル獲得に挑戦をしていきます。
過去のアジア競技大会を振り返ると、男子代表はまだメダルに届いておらず、最高位は2023年大会の6位。女子代表は2018年に銀メダル、2023年に銅メダルを獲得しています。男女ともにアンダーカテゴリーで積み上げてきた力を、母国開催の大一番で表彰台へとつなげられるか注目です。
直前のメンバー交代を経て挑む女子代表。「アンダーカテゴリー代表の集大成」(西選手)
女子代表は、平下結貴選手(トヨタ紡織 サンシャインラビッツ/175cm)、西ファトゥマ七南選手(同/175cm)、山本遥香選手(三菱電機コアラーズ/177cm)、堀内桜花選手(シャンソン化粧品 シャンソンVマジック/167cm)の4人で挑みます。当初メンバー入りした八木悠香選手(ENEOSサンフラワーズ)は所属チームでの活動中に負傷し、大会までの復帰が難しいと判断されたため、予備登録していた平下選手と交代となりました。予選プールでは21日にチャイニーズ・タイペイ、イランと、23日にウズベキスタンと対戦します。
メンバー交代はありながらも、選手たちは今大会に向けて多くの3×3の経験を積んできました。西選手と山本選手はともに、今夏の「FIBA 3×3 ユース・ネーションズリーグ 2026 -U23 アジア セントラル/イースト-」総合優勝の2連覇に貢献し、山本選手は三菱電機の一員としても「FIBA 3×3 ウィメンズシリーズ2026」を転戦し、チームの今シーズンのツアーランキング世界9位入りの力に。堀内選手は「FIBA 3×3 ユース・ネーションズリーグ 2026 -U21 アジア 2-」の総合優勝を飾ったメンバーの一人です。
現在、チームは名古屋入りして直前合宿に励んでいるほか、9月9日から11日にかけて、「FIBA 3×3 U23ワールドカップ2026」に出場した代表メンバーとともに味の素ナショナルトレーニングセンターで汗を流し、新宿GIVERSやST-KASUMIを練習パートナーに迎えてチームの連携を高めました。戦い方のコンセプトは、A代表やU23ワールドカップ代表と同じく、スクリーンの攻防をきっかけに2ポイントシュートを軸に置くスタイルです。
西選手は合宿当初、初結成のチームにしては「良いんじゃないか」という好感触を持ったそうですが、やっていくうちに「いろいろなものを吸収したり、選択肢が増えたりして、迷いも出てきました。共通理解を持ってプレーがもう少しできたら良いなと感じた部分もありました」と振り返ります。山本選手も「(合宿で)初めて対戦する相手に対しては勝ち切って終わることができているので、自信につなげてやっていくべき」と話す一方で「(U23)ワールドカップ組のようにアグレッシブに来るチームに対して、逃げ腰になってはいけない。プレッシャーがかかったときに、自分たちのバスケットができるか。もう少し詰めていく必要がある」と、本番に向けた伸びしろを説きました。
また、山本選手と言えば、春先のディベロップメントキャンプ招集から、わずか半年足らずでの3×3初代表入り。「アジアのオリンピックと言われるアジア競技大会のメンバーに選ばれるとは思っていなかったので、率直にうれしいです」と明かします。競技キャリアが短いゆえに「周りに劣らないようにしたい」と気を引き締めつつも、山本選手は「平下選手も初めてだと思うので、自分の良さを出しつつ、みんなを盛り上げる意識を持ってやっていけたらいいなと思います」と、ムードメーカーとしてチームの力になる想いも語りました。
そして、チームで最も経験値がある西選手は、2024年の3×3 U21代表、昨年の3×3 U23代表に続いて3年目。「アンダーカテゴリー代表の集大成であり、今シーズンの3×3最後の試合にもなるので、今まで積み上げてきたものや自分たちが目指すプレーを表現して結果につなげていきたい」とコメント。「しっかり考えながら練習中から意識してプレーできたらいいなと思います」と、有終の美を飾るべく成長した姿でコートに立つ意気込みです。
目標は「金メダル一択」…男子代表、最初の山場は予選プールの強敵・韓国戦に
一方で男子代表は、バラダランタホリ玲依選手(大東文化大学/195cm)、野田悠峨選手(日本体育大学/183cm)、ロイ優太郎選手(白鴎大学/192cm)、小野恵富選手(江戸川大学/194cm)の布陣で名古屋へ。予選プールでは9月22日にシンガポール、韓国と、23日にタイと対戦します。
中祖嘉人ヘッドコーチはメンバー選考について、これまで日本が海外勢に対して戦術で体格差をカバーする状況から、今回は「サイズやフィジカルで負けない状態のポテンシャルを持つ選手を選びました」と説明。野田選手はサイズこそ他の3人に比べれば低いものの、春先のディベロップメントキャンプ招集メンバーから「一番シュートが入るであろう選手」として抜てきしました。バラダランタホリ選手と野田選手は「FIBA 3×3 ユース・ネーションズリーグ 2026 -U23 アジア セントラル/イースト-」で、小野選手は「FIBA 3×3 ユース・ネーションズリーグ 2026 -U21 アジア 2-」でそれぞれ試合経験も積んできています。
チームとしては初結成の4人でどんな戦い方をするのか。中祖ヘッドコーチは選手たちに目標を共有する最初から「金メダル一択」と強調した中、その道筋を3連勝で予選プールを抜け、準々決勝へストレートで行くプロセスを描いています。実現への最初の山場は、22日の韓国戦になるでしょう。相手は「FIBA 3×3 アジアカップ 2026」で銀メダルを獲得し、「FIBA 3×3 U23 ワールドカップ2026」に出場した強敵です。野田選手は「今回の4人は全員2ポイントがありますし、フィジカルでも韓国に全然負けていない。自分たちはオールラウンドにプレーできるので、その強みをしっかり出していけたら」と話します。
また、ロイ選手は今夏、ネーションズリーグへの参戦はありませんでしたが、3×3.EXE PREMIERでプレーオフに出るようなチームを練習パートナーに招いた直前合宿で「3×3のタフな動きにこの3日間で慣れた」と頼もしいコメント。「強いチームと競る試合、勝ち切る試合も合宿の後半に多かったので、すごく良いイメージで大会に臨める」と手応えを語ります。自身の役割を「得点」だけでなく「ディフェンスでもハンドラーに自分がついてスクリーンを壊し、思い通りにやらせないところ」とも話しており、強敵撃破へ攻防の鍵を握る存在になりそうです。
男子日本代表として、まだ見ぬアジア競技大会での表彰台、さらに金メダル獲得へ。選手たちも「韓国に勝って、金メダルを獲りたい」(野田選手)「金メダルが目標」(ロイ選手)ときっぱり。中祖ヘッドコーチは「(今年度の)U23の集大成としてやります」と話すなど、男子代表の強化の方針として放った三本の矢のひとつで、最高の結果を目指します。
貴重な国内での代表戦へ…「日本の皆さんの声援は、すごく私たちの力に」(山本選手)
遂に幕を開けるアジア競技大会への挑戦。今大会の開催地は名古屋です。ネーションズリーグをはじめ海外遠征の機会が多い3×3日本代表にとって、ホームで戦えることは選手たちを大きく後押しします。
女子の西選手が「3人制はなかなか(日本で)見てもらう機会がなかったと思うので、3×3の良さをもっとたくさんの人に知ってもらいたい」と明かせば、ウィメンズシリーズで東京ストップ、高崎ストップを経験している山本選手は「日本の皆さんの声援は、すごく私たちの力になります。3×3もそうですし、自分たちのこれから続くキャリアも応援したいと思ってもらえるようにプレーしていきたい」と言葉を弾ませました。
さらに、男子のロイ選手も「ホームなので歓声を力に。僕らにアドバンテージがあるので、自分たちのプレーや勢いに変えていきたい」と話し、野田選手は「ネーションズリーグでは中国がホームで、結構アウェーの歓声が気になりましたが、今回は自分たちのホームです。思いっきりやりたい」と、持てる力を出し切る気持ちを示しました。
64年ぶりにアジア競技大会の決勝へ進出した5人制男子バスケットボール代表の躍進に続けるよう、3×3男女日本代表も戦っていきます。ぜひ、その姿にご注目ください。
【日程】第 20 回アジア競技大会
予選プール
9月21日(月)
・17:40|女子:日本 vs チャイニーズ・タイペイ
・19:45|女子:日本 vs イラン
9月22日(火)
・18:30|男子:日本 vs シンガポール
・20:35|男子:日本 vs 韓国
9月23日(水)
・14:05|女子:日本 vs ウズベキスタン
・20:35|男子:日本 vs タイ
※予選プール1位チームは準々決勝へ直接進出。
2位、3位チームは準々決勝進出決定戦を経て準々決勝に進みます。
決勝トーナメント
9月24日(木)
・12:00~|男女|準々決勝進出決定戦
・17:40〜|男女|準々決勝
9月25日(金)
・13:00〜|男女|準決勝
・18:00〜|男女|3位決定戦、決勝
大会公式サイト: https://www.aichi-nagoya2026.org/
