現地レポート

開幕!RSS

2011年12月23日 08時20分


ついに「JX-ENEOSウインターカップ2011」開幕の日を迎えました。クリスマス寒波が到来するという予報でしたが、東京は比較的温かい。しかし、温かいというと語弊があるかもしれません。寒くはないという表現のほうが合っているのかもしれません。出場選手の熱気が寒波を遠のけてしまったのでしょうか。


今朝、7時ごろに千駄ヶ谷駅に向かう電車に乗り込むと、ちょうど目の前に「バスケット部の子だな」と思える女子高生が目の前に立っていました。どうやら出場チームの選手ではなく、もしかしたらボランティアスタッフの生徒さんのようでした。「朝早くから、ご苦労さま。ありがとう」と心の中でつぶやいて、よく見てみると、その手には英単語の本が。多くの学校が今日から冬休みに入りましたが、その子は大好きなバスケットと勉強を両立させようとしているのでしょう。高校バスケット界最大の全国大会を目前に、高校生らしい風景に出会うことができました。

東京体育館の準備は万全です。男女100校の出場選手たち、ベンチには入れなかったけど観客席で声援を送る選手たち、その保護者、そして多くの観客のみなさんを待っています。

初日の今日は男子が6試合、女子が18試合の合計24試合がおこなわれます。女子の富山・県立桜井のように初出場のチームもあれば、東京・東京成徳大学高のように33回目の出場というチームもあります。どのチームの選手にも伸び伸びと、練習してきた自分たちのバスケットを展開してもらいたいものです。

今朝の朝日新聞の「ひと」欄で紹介されていたサッカー・Jリーグのサガン鳥栖の尹晶煥(ユン・ジョンファン)監督は、選手たちに「最高より最善を尽くそう!」と語りかけているそうです。最善を尽くした結果が、就任1年目でJ2からJ1に昇格させることができた要因なのでしょう。高校生たちには、最高の舞台で最善のプレイを尽くしてもらいたいと思います。


[ 記事URL ]