ハヤブサジャパン 平成24年度男子日本代表チーム 第9次強化合宿開催報告
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2012年8月12日
アイシンシーホース練習場で行われた第9次強化合宿
日本代表合宿に初参加した桜木 ジェイアール選手(右)
練習環境が変わったことで、いつもとは違った刺激を受けました。昨年まで日本代表の司令塔として活躍した柏木 真介選手を始め、元日本代表を擁するアイシンシーホースの選手たちが、ハヤブサジャパンの練習を見学。先輩やともに戦う仲間たちに見られることで、良いプレッシャーの中での合宿となりました。
また、本来は9月から合流する予定でした桜木ジェイアール選手(アイシンシーホース)を、鈴木 貴美一ヘッドコーチの要請により急きょ、この合宿のみ参加しました。目的は、来週8月18日(土)から始まる「第34回男子ウィリアム・ジョーンズカップ(以下ジョーンズカップ)」での対戦チームを想定したスクリメージを行うこと、そして来月行われる「第4回FIBA ASIAカップ」出場メンバー候補でもある桜木選手に、今からフォーメーションを把握してもらうこと。コンディションはまだまだでしたが、フォーメーションはすぐに理解し、コートで表現できていました。
さらに、合宿最終日には刈谷市内の中学生を招待して、公開練習が行われました。目の前で次々とダンクシュートを決めるハヤブサジャパンの選手たちを観覧席の一番前にある手すりにつかまり見ていた中学生たちは、まさに釘付け状態でした。練習後、感想を聞いたところ、やはり「ダンクがすごかった」という回答が多く返ってきました。また、「レイアップに行く時の腕がすごい伸びていたので、次の練習から真似したい」「女バスと違って迫力があった」「ドリブルは強くつかないといけないと思った」などの感想があり、夏休みの良い思い出となったようです。
この合宿中、鈴木ヘッドコーチは学生選手だけを集めて話をしました。トップ選手たちのコンディションが上がってきたことにより、プレイを任せてしまっていることに対し、「何のために学生を選んでいると思っているんだ。ただ勝つためだけならば、ベテランを選んだ方が良いが、将来を見据えて君たちを選んでいる。将来の日本を背負っていく選手になるためにも、失敗を恐れず、遠慮しないでがむしゃらにプレイしなさい。一生懸命やらないと何の成長にもつながらない」と発破をかけました。その後の学生選手たちは見違えるようにアグレッシブにプレイし、練習の質もあがってきています。
この第9次強化合宿まではしっかり追い込み、毎回合宿最後の恒例となっているフィジカルトレーニングもみっちり行いました。事前にトレーニングメニューを聞き終えた選手たちは「これはきつい…」と、誰に言うでもなくつぶやきながら足取り重くコートへと向かっていました。しかし、このトレーニングを続けてきたおかげで怪我もなく、ここまできています。そして、これまでの厳しい合宿を重ねて来た成果をジョーンズカップにぶつけます。
8月18日(土)~8月26日(日)の期間、タイペイ市で開催される「第34回男子ウィリアム・ジョーンズカップ」の対戦相手など詳細も発表になりました。次回、8月14日(火)から始まる第10次強化合宿は、大会前の最終調整を行い、ジョーンズカップへと向かいます。