第30回オリンピック競技大会(2012/ロンドン) 女子最終日、3位決定戦を橋本ジュリー、須黒レフェリーが担当。ファイナルカードはアメリカvsフランス
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2012年8月11日
メダルのかかった試合を担当する(左から)須黒 祥子審判員と橋本 信雄・大会ジュリー
連日超満員のノースグリニッジアリーナ
今回のオリンピックでは、レフェリー、ジュリー(コミッショナー)として、FIBA(国際バスケットボール連盟)より指名を受け、橋本 信雄 名誉国際審判員・国際コミッショナーと須黒 祥子 国際審判員が活躍しています。
昨日行われた男子の準決勝2試合は「スペイン」と「アメリカ」が制しました。両チームは、大会最終日にファイナルで“金メダル”をかけて激突します。スペインは主力ガードのナバロ選手(バルセロナ)が大会後半からコートに復帰し、万全の体制でアメリカに挑みます。
本日は、女子最終日。7月28日から始まったバスケットボール競技も、残りはメダルのかかった男女各2試合となります。スケジュールは以下のとおりです。
■8月12日(日) 女子最終日スケジュール
1:00~ オーストラリアvsロシア
5:00~ アメリカvsフランス
※時間=日本時間
■8月12日(日) 男子最終日スケジュール
19:00~ アルゼンチンvsロシア
23:00~ アメリカvsスペイン
※時間=日本時間
本日、銅メダルを争う「女子3位決定戦・オーストラリアvsロシア戦」を、須黒 祥子審判員と、橋本 信雄ジュリーが担当することになりました。
試合に臨むにあたって、須黒審判員と橋本ジュリーよりコメントをいただきましたのでご紹介します。
【須黒 祥子審判員のコメント】
このロンドンオリンピックに世界から指名された30名の審判員から、限られた人数しかノースグリニッジアリーナのコートに立てない状況で、しかも女子最終日の3位決定戦を担当できる喜びでいっぱいです。銅メダルをかけた厳しい戦いになることは予想されますが、いつもと同じ平常心で試合に臨みたいと思います。幸いなことに、コミッショナーに同じ日本人の橋本さん(大会ジュリー)が入られることはとても心強く感じます。1試合通して公平かつ安定した判定基準を示せるよう頑張りたいと思います。
【橋本 信雄・大会ジュリーのコメント】
まずは、北京オリンピックに続いて日本人審判員が2大会連続でオリンピック「メダルゲーム」に指名されたことを嬉しく、かつ誇りに思います。
須黒さんは2010年の女子世界選手権でも準決勝を担当したので、その力量はFIBAでも高く評価をしていると思います。今大会も試合を重ねる毎に安定したレフェリングと私も評価しています。
3位決定戦のクルー(バスケス氏/プエルトリコ、グリンター氏/アメリカWNBA、須黒さん/日本)を、私もマッチコミッショナーとしてしっかりとサポートして、無事に試合が進行するよう務めたいと思います。
3位決定戦後、女子決勝戦は「アメリカvsフランス」。
準決勝でのアメリカvsオーストラリア戦は、互角の戦いでしたが、最後は自力で勝るアメリカが順当にファイナルに駒を進めました。もう1試合、ロシアvsフランス戦は、両チームが選手をめまぐるしく交代させ、ディフェンスやリバウンドに必死のプレイを展開しました。しかしながら、ロシアはやや疲れが見られ、また第4クォーター早々に既にタイムアウトを2回使い、3回目のタイムアウトを躊躇している時間帯に、フランスがリードを広げました。フランスは選手交代しながらも得点力が落ちず、チーム一丸となっての勝利を掴みました。
いよいよ、オリンピックも大一番。
試合の模様は、NHKライブストリーミング配信、またはNHK BS1にて放送されます。
なお、これまでの橋本 信雄ジュリーと須黒 祥子審判員の活躍は、JBA公式Facebookにて紹介しています。是非、あわせてご覧ください。