第26回FIBA ASIA男子バスケットボール選手権大会 兼 2012年ロンドンオリンピックアジア地区予選 大会第7日目終了
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2011年9月23日
初先発出場を果たした#7石崎巧選手だったが悔しい一戦となった
準決勝進出を果たせなかったが5位を目指すハヤブサジャパン
会場内はその興奮冷めやらぬ中、準々決勝第2戦の日本vs韓国戦が開始しました。目の前で起こった番狂わせに、自分たちも続こうと誰しもが思って臨んだ決戦。しかし、その思いとは裏腹の試合展開。開始早々から韓国にコンスタントに3Pシュートを決められ、オフェンスリバウンドからセカンドチャンスを得点に結びつけられ26-45、韓国に19点リードされ前半終了。後半に入ると#4松井の連続3Pシュートを皮切りに反撃開始。#13正中、#12広瀬が強きのドライブからゴールを狙い、インサイドから#10竹内(公)、#14太田が得点し、第3ピリオド残り1分10秒で52-61。ついに9点差まで迫りましたが、見せ場は長く続かず、その後も韓国ペースで試合は進み、67-86で韓国に完敗し、ロンドンオリンピックへの挑戦は早くも終わりました。
日本のエースとして期待された#9川村卓也選手はこの試合、完全にマークされ得点は3Pシュート1本のみ。「モチベーションを上げてきたつもりでいましたし、今大会を優勝するためにここに来ていましたので、この結果は納得いかないです。個人的にはもっともっと自分を高ぶらせなければいけないし、もっともっと自分の力を自分自身で引き出さないといけないと感じました。今大会、エースと呼ばれる存在ではないなと痛感しています。それを自覚して次に帰って来た時にエースとして貢献したいと思っているし、まだまだ自分はできると思っています。もっと強くなりたいです」と、今大会での出来に対しての気持ちを話しました。
ようやく調子が上向きとなり、今大会初先発として出場した#7石崎巧選手は、「これでオリンピックへの道が断たれてしまい、すごく残念ですし悔しい気持ちでいっぱいです。フィリピン戦から得点の部分において、特に川村選手が相手チームから厳しいマークをされる状況が続いており、オフェンスの部分で期待されて先発出場したのですが、その部分でチームに貢献できませんでした。韓国はチームのスタイルや選手一人ひとりが何をすべきか理解しており、チームとしての組織力の差が前半に出てしまったと思います。韓国のチームスタイルもさることながら、勝利につなげられるシュート力や個人の力を十分に兼ね備えています。しかし僕らは、ヘッドコーチが掲げるバスケットを体現できるだけの力がまだまだ一人ひとり足りていませんでした」と、悔しい気持ちとともに韓国との差をこう話しました。
記者会見に登壇した#10竹内公輔選手は、「自分たちの良いところが全く出せずに試合が終わってしまって、すごい悔しいという言葉しか出てきません。しかし、まだ大会は続いています。ヨルダンがイランに勝って準決勝に進んだことで、イランと対戦できるチャンスもありますし、5位になる気持ちで残りの試合を戦っていきたいです」と、悔しさとともに、まだ試合が続くことをあげました。
トーマス・ウィスマンヘッドコーチは、「フィリピン、中国戦に連敗し、その悔しさを乗り越えて、この試合に臨みました。今はこの敗戦を受け、失望しているとしか言いようがありません。この結果を受け入れて、どうやって乗り越えていくかを考えていかなければいけません。負けた後、メンタルを調整するのはいつも難しいです。良いチームはその中でも答えを見つけて乗り越えて、勝つことができます。自分たちにはまだそれができるまでには至っていませんでした。このチームがさらに強くなるためにも、この敗戦から這い上がるきっかけを自分たちで見つけていかなければいけません。このような大きな失望を克服し、しっかりと乗り越えて残る試合を戦っていきたいです」とコメントしました。
準決勝進出を逃した日本は、5-8位順位決定戦を戦います。勝っても負けても残り2試合。タフなチームになるためにも、この3連敗という事実を乗り越えて、今できる最高位である5位を目指します。
5-8位順位決定戦の初戦は、明日、9月24日(土)18:00(日本時間19:00)より、レバノンと対戦します。なお順位決定戦には、前回王者イランやチャイニーズ・タイペイがおり、厳しい戦いは続きます。
[決勝ラウンド:準々決勝]
イラン ● 84-88 ○ ヨルダン
フィリピン ○ 95-78 ● チャイニーズ・タイペイ
レバノン ● 46-68 ○ 中国
[9-12位順位決定戦]
マレーシア ● 87-89 ○ アラブ首長国連邦
ウズベキスタン ● 65-97 ○ シリア