ROAD TO LONDON ーオリンピック予選へ向けてー Part.3
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2011年9月14日
第26回FIBA ASIA男子バスケットボール選手権大会 兼 2012年ロンドンオリンピックアジア地区予選が中国・武漢にて、9月15日より開幕します。
36年ぶりのオリンピック出場権獲得を目指し、今春よりスタートしたハヤブサジャパン 男子日本代表チームは、17回に渡る強化合宿、フィジカル強い相手に強化を行ったベネズエラ/メキシコ遠征とドイツ遠征、強化期間中には今大会の出場権を賭けて行われた東アジア選手権、そして日本のファンの皆さんの前で国際親善試合も行い、準備をしてきました。
合宿や遠征の成果、これから始まるロンドンオリンピック予選へ向けて、ハヤブサジャパン全12選手の意気込みをご紹介します。
#12 広瀬 健太(パナソニックトライアンズ)
タフな人だけが残り、だからこそタフなバスケットができる― オリンピックに対する夢
我が家はスポーツ家族でしたので、小さい頃、父の影響でレスリングをやっていた時にオリンピックに出たいなとは思っていました。また、バスケット選手としてオリンピックへ出たいと漠然とは思っていますが、長いことオリンピックに出ていないので、オリンピックに出るというよりも日本代表に入りたいという気持ちの方が先行していました。昨年から日本代表に入り、オリンピックや世界選手権という世界の舞台にいきたい、特にオリンピックに出たいという気持ちは強くなりました。
― 合宿を終えたチームの状況
最終メンバーには、タフな人が残りました。だからこそタフなバスケットができると思いますし、昨年から一緒にプレイしている選手も多いのでやりやすいです。ウィスマンヘッドコーチが目指していることを100%ではありませんが、昨年よりは理解できているので、しっかり出せれば良い成績を残せると思っています。
― オリンピック予選への意気込み
今、日本全体がひとつになって、いろんなことに立ち向かっていかないといけない時だと思っています。僕らはバスケットボール日本代表チームとして、ファンの方々にしっかり戦う姿勢を見せることができたら、日本全体としての力になると思います。日本に明るいニュースが流れるよう、また個人的には夢であるオリンピックにいけるようにしっかり戦ってきます。
#13 正中 岳城(トヨタ自動車アルバルク)
前回大会で得られなかったものを取り戻してきます― グループ2から最終メンバーへ
グループ発表があった時はグループ2でしたので、最終メンバーに入る可能性があるという表現はされてましたが、ロンドンオリンピック予選を意識する気持ちはありませんでした。春先から日本代表活動に参加できたのが今回初めてでしたので、一歩ステップアップでき、若手とともにジョーンズカップに向けて取り組んでいました。まさか、こうして最終メンバーに選ばれるとは想像もしていませんでした。
― 選ばれた以上はチームの中心に
これまでは控えめな部分もありましたが、今はそれではダメですし、そういう気持ちの選手は日本代表では通用しません。日本代表に選ばれたからには、何かを与えられる力があると信じたいです。同年代の選手が活躍する中、自分だけ気後れしてもいけないし、今後も長く日本代表にいれるようにしたいです。
― オリンピック予選への意気込み
やることをやらないと終わってしまう世界です。今年一番の目標はこの大会ですし、オリンピックへの出場権はもちろん、2位、3位でも世界最終予選へいけるので、オリンピック出場権を獲りにいく戦いを絶対にしたいです。もちろん個人的には、スキルアップや経験値を上げるなど目的をもって挑まないと何も得られないと思うので、次のきっかけを得られるような大会にしたいです。そして、2年前に得られなかったものを取り戻してきます。
#14 太田 敦也(浜松・東三河フェニックス)
ベンチにいる人も含めてチーム一丸となってディフェンスすることが一番大事― 日本代表という場所
特別な場所です。日本でバスケットをしているトップの選手たちが集まっているわけですから、特別であり、憧れの場所です。しかし、実際に選ばれると責任重大な感じが今はしています。みんなが目指さないといけない場所ですし、そこにいる選手たちは何がなんでもやらなければいけないそんな場所です。
― 海外遠征がよりチームを結束させた
日本が世界と戦って行く上で、チームワークが本当に大事だと感じました。オフェンスでもチームワークは大切ですが、特にディフェンスではベンチにいる人も含めてチーム一丸となってディフェンスすることが一番大事だと、2回の海外遠征で強く思いました。また、ジョーンズカップでは、若い選手が多い中でもみんなで戦って良い結果を得られました。今回の日本代表チームが同じようにできないわけがありませんし、チームワークが発揮できれば良い結果につながるはずです。チームは良い感じできています。
― オリンピック予選への意気込み
高校の頃から日本代表選手になりたいと思って練習していましたので、今回それが叶ったことはうれしいです。しかし、まだスタートラインであり、今度はオリンピック選手になれるチャンスをもらえたので、その夢に向かって一生懸命やるだけです。とにかく気持ちを出して、チーム一丸となって頑張りたいです。
#15 竹内 譲次(日立サンロッカーズ)
日本代表として、みんなに誇れるチームになりたい― 合宿を終えて感じる手応え
海外のチームと試合ができたことはすごくプラスになりました。2回の海外遠征で、ある程度はこのチームでの自分の役割が見えてきました。それを本番でいかに良い形で出すことが出来るか。それは自分との戦いでもあります。
― オフェンスに対する課題
どれだけオフェンスに絡めるかということをテーマにおいて海外遠征に臨みましたが、良い部分は掴めています。東アジア選手権と国際親善試合では、オフェンスに絡めず、得点も挙げられていませんでした。しかし海外遠征では、二桁得点も多くあり、スタッツでも数字を残せたので、この成績を本番でも続けられるようにしたいです。
― オリンピック予選への意気込み
やっぱり2位、3位ではなく、1番を目指していきます。そこに到達するためにも、まずはベスト4に進むことが大切です。もちろんそれは優勝するためであり、そのためにもまずはベスト4に入ることが必要だと言うことです。JBLでもそうですが、実力があるチームは、1点、2点差の試合を勝ち抜いています。僅差のゲームを勝ちきれるチームでありたいです。そして日本代表として、みんなに誇れるチームになりたいです。全員で気持ちを込めて、たった一つしかないオリンピック出場権を勝ち取るために、出来る限りのことをやっていきます。