ROAD TO LONDON ーオリンピック予選へ向けてー Part.2
<-php echo date("Y年m月d日",strtotime($news_info.post_date));?>
2011年9月13日
第26回FIBA ASIA男子バスケットボール選手権大会 兼 2012年ロンドンオリンピックアジア地区予選が中国・武漢にて、9月15日より開幕します。
36年ぶりのオリンピック出場権獲得を目指し、今春よりスタートしたハヤブサジャパン 男子日本代表チームは、17回に渡る強化合宿、フィジカル強い相手に強化を行ったベネズエラ/メキシコ遠征とドイツ遠征、強化期間中には今大会の出場権を賭けて行われた東アジア選手権、そして日本のファンの皆さんの前で国際親善試合も行い、準備をしてきました。
合宿や遠征の成果、これから始まるロンドンオリンピック予選へ向けて、ハヤブサジャパン全12選手の意気込みをご紹介します。
#8 柏木 真介(アイシンシーホース)
ヘッドコーチを信じて、仲間たちを信じて戦う― 日本代表経験も増え、これまでと違う意識
年が上であることを意識していませんでしたが、春に合宿が始まった時点で周りを見渡すと、「あれ、(年齢が)上だな」と感じました。若い選手が増えてるので、チームを取りまとめていかないといけませんし、ましてやガードなので、うまくチームを引っ張っていきたいという気持ちは強くなりました。逆にその分、自分の中で余裕もありますので、周りをしっかり見ながらゲームを作っていきたいです。
― チームを引っ張る立場としての我慢
もう本番なので、我慢できなかったら負けます。どう我慢するかというのは、一人ひとりが意識してやるしかありません。速いバスケットができている分にはチームとしても良い状況ですし、ディフェンスで我慢できればそれにこしたことはないです。でも、オフェンスが詰まった時にアウトサイドバスケだけになってしまうので、そこから一本インサイドにボールを入れたりして展開できれば、流れも変えられると思っています。個人的にはそこは絶対に意識してやっていきたいです。
― オリンピック予選への意気込み
世界最終予選へ出場することなどは一切考えず、一発でオリンピック出場を決める気持ちで大会に臨みます。選手同士もまとまりがある本当に良いチームになっていますので、ウィスマンヘッドコーチを信じて、仲間たちを信じて戦っていきます。
#9 川村 卓也(リンク栃木ブレックス)
自分がチームの中心選手であることを自覚して戦う― チームを引っ張っていかなければいけない立場
世界最終予選は全く視野に入れておらず、一発でオリンピック出場を決める気持ちが強いです。そこをしっかり見据えて、自分のプレイをしていきたいと思います。4年前の北京オリンピック予選との時とは違った立場で今回は臨むことになりますので、自分がチームの中心選手であること、どれだけ自分のプレイがチームに影響するかをしっかりと自覚して戦っていきたいです。
― 世界への舞台へ自力出場を目指して
歴史を変えたいというのは、誰しもが思うことです。僕はそれ以上に今のバスケット界を打破したいという気持ちの方が強いです。歴史に名前を残したいとは思いませんが、自分がいつバスケット選手から退くかは分からないわけで、チームの中心としていられる今だからこそ、今回は本当にオリンピックへの出場権を勝ち取りたいです。
― オリンピック予選への意気込み
自分は点数を獲ることを特に意識していますし、そこでチームに貢献したいと強く思っています。(折茂選手から受け継いだ背番号)9番を背負っている意味や責任をすごく感じています。どんな状況でもタフに戦い、積極的にチームを引っ張っていこうと思っています。3月に東日本大震災が起き、地元岩手県も被災し、元気が無い状況が続いています。しっかり結果を勝ち取ることで、いろんな人に夢や元気、パワーを与えられると信じ、被災地のことを忘れずに日の丸を背負って戦ってきます。
#10 竹内 公輔(トヨタ自動車アルバルク)
いつも通り、試合は全部勝ちにいく― 海外遠征での成果
海外遠征ではどの国も自分たちよりも強い相手でしたが、その相手に対しても通用する部分はあったと思っています。オフェンス面ではチームのフォーメーションを崩さないようにしながら、その中でも積極的にゴールに向かっていきたいです。
― FIBA ASIA選手権の戦い方
どれだけ調子が良くても簡単に勝てるような大会ではありません。チーム力も必要となりますので、選手、スタッフともに一丸となって挑まなければいけないと思っています。とはいえFIBA ASIA選手権だからという特別な気持ちは無く、いつも通り、試合は全部勝ちにいくつもりで臨みます。それはJBLでも、日本代表でも変わりません。すべて同じ気持ちであり、勝つことを第一目標にしています。
― オリンピック予選への意気込み
4年前のオリンピック予選では、地元開催ながら結果を残せず、非常に悔しい思いをしました。その悔しさをリベンジできるよう、強い気持ちを持って戦い、優勝を目指してしっかりと頑張ってきます。
#11 網野 友雄(リンク栃木ブレックス)
練習では一生懸命、試合では泥臭く― 今年に賭ける思い
僕がオリンピックを賭けて戦うのは今年がもしかしたら最後ですかね。何か今から特別なことをやることはありませんが、常に練習では一生懸命、試合では泥臭く気持ちを入れてプレイすることが大事だと思っています。
― 海外遠征での成果
”試合して、練習して、移動して”の繰り返しでした。海外遠征でこのようなスケジュールの中で試合をすることは、これまで経験していませんでした。特に最初のベネズエラ/メキシコ遠征の時は、みんなも慣れていないので大変でした。コンディションを崩したりもしましたが、移動回数が増えるにつれて慣れてきたのか、ドイツ遠征ではあまり苦に感じずに過ごすことができました。辛い中でも、試合になればみんな戦う気持ちを持ってコートに立っていました。
― オリンピック予選への意気込み
オリンピック出場というのは、選手もファンにとっても悲願です。簡単に「行けます」と言えるという話ではなく、厳しいことを分かっている上でも、チャレンジャーとして諦めずに戦っていく姿勢をお見せできることは、間違いなく約束します。希望を先に延ばすことができる大会にしたいです。