第6回東アジア競技大会 大会第2日目 男子日本代表チームは中国に47-60で敗れ、予選ラウンドを1勝1敗で終了。女子日本代表チームは休息日
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2013年10月11日
選手同士が話し合い、試合中に修正する男子日本代表チーム
チームハイとなる20点を挙げる活躍を見せた#11野本 建吾選手
そして、最終試合となる20:00からのメインゲームに登場した男子日本代表チームの対戦相手は、今大会初登場となる地元・中国。会場には4,500人もの観客席を埋め尽くすファンが押し寄せ、大歓声が降り注がれる中、試合はスタート。立ち上がりはどちらもシュートが決まらず、開始5分を過ぎて0-5のロースコアゲーム。その後、日本はようやく#11野本 建吾選手が初得点を挙げると、相手のチームファウル5つにつけ込み、フリースローをもらって得点を重ね、残り3分には6-5と逆転に成功。第1ピリオドのラストプレイで#4田中 大貴選手のループシュートがブザーと同時に吸い込まれて15-10とし、日本がリード。第2ピリオドに入ると、高さで優る中国にリバウンドを獲られ、連続得点で逆転を許し4点を追う展開。しかし、その後は持ち直して22-23と1点差に詰めて前半終了。
第3ピリオドは一進一退の展開で最後にフリースローを与えてしまい、37-40と中国が3点リード。日本は#4田中選手がジャンプシュートを決め、第4ピリオド開始3分を過ぎた時点で44-44と同点に追いつきます。しかし、日本選手の後ろからリバウンドをもぎ獲られてセカンドショットを許し、点差が離れていきます。最後は中国#8DUAN選手の2連続3Pシュート、そして#7ZHAO選手のダンクシュートで締めくくられて47-60、13点差をつけられ黒星を喫しました。
最後まで諦めず、リードされても自分たちで立て直す力を見せてくれた男子日本代表チームは、敗れはしましたが手に汗握る好ゲームを見せてくれました。長谷川 健志ヘッドコーチは、「日本はサイズ的に非常に小さいチームなので、平面のバスケットでどれだけ高さに対抗するか、コンタクトの強さに対抗するか、フルコートディフェンスなどで相手のリズムを崩しながら効率的なバスケットをしなければならないと考えていました。結果的には負けてしまいましたが、良い部分は出せたと思います。ただ勝負どころ、特に第4ピリオドで高さに対して対抗できなかった点や、ルーズボールなど玉際のところがもう少し頑張らなければならず、オフェンスが単調になったところが反省材料に挙げられます。しかし、積極的にトライすることを目標にしている点については非常に良かったです」と選手たちを評価しました。
#5永吉 佑也選手は、「前半はうまく自分たちのリズムを作れた部分がありました。しかし後半、特に第4ピリオドではリバウンドを押され、中国がそこからうまくシュートを決められてしまいました。悔しいですが、次の試合につなげていきたいです」と、反省点を挙げていました。
199cmの#11野本 建吾選手は、インサイドで体を張ることはもちろんですが、外に出て3Pシュートも決める攻撃の幅が広い選手。今日も2本の3Pシュートを含む、20得点はチームハイ。「相手のインサイドはそれほど上手ではなかったので、リバウンドをシャットアウトできればもっと良い試合はできました。第4ピリオドでの相手のゾーンディフェンスに戸惑った部分もあったので、そこは修正して、万全な状態で次の試合を迎えられるように、もう一度一から向かっていきます。チームは試合を通してコミュニケーションが良くなってきて、チームプレイが1試合目よりも多く出来てきています」。悔しい結果ながらも、着実に手応えを実感しています。また、これまでアンダーカテゴリーやユニバーシアードは経験しましたが、日本代表として初めての国際試合であり、大きな歓声の中でプレイしたことについては、「こんなプレッシャーの中で試合をしたのは初めてでしたので、すごく楽しめました。この経験が自分の中で自信になり、これからの試合のためにもひとつ成長できた試合でした」と話しています。
明日、10月11日(金)の中国vsチャイニーズ・タイペイ戦の結果にもよりますが、準決勝進出が濃厚となった男子日本代表チーム。次戦は10月13日(土)を予定しています。そうなると2日間空きますが、しっかりこの2戦で見えた反省点を修正して、準備を進めていきます。
■大会第2日目(10月10日) 試合結果
【男子】グループA
モンゴル ● 68-76 ○ 韓国
グアム ● 59-83 ○ チャイニーズ・タイペイ
【男子】グループB
中国 ○ 60-47 ● 日本
【女子】
グアム ● 42-69 ○ ホンコン・チャイナ
中国 ○ 78-65 ● チャイニーズ・タイペイ