第27回FIBA ASIA男子バスケットボール選手権大会(兼 2014FIBAワールドカップ アジア地区予選) 第9日目 9-12位順位決定戦 ハヤブサジャパンはインドに73-64で逆転勝利を収め、明日の最終戦へ
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2013年8月9日
攻め気を持って試合に臨み10得点を挙げた#7太田 敦也選手
悔いを残さないように持ち味を出し切ると話す#6比江島 慎選手
#12桜木 ジェイアール選手に代わって、#7太田 敦也選手が先発出場し、ゲームはスタート。しかし、序盤からインドにペースを握られてしまい、第2ピリオド中盤には17点差まで開かれる場面もあり、前半終わって29-41と12点を追う日本。後半に入ると、インドのシュートが外れたボールを#12桜木 ジェイアール選手、#14金丸 晃輔選手がしっかり獲ったことで速攻を出すことができ、日本が反撃を開始します。連続得点で第3ピリオド残り3分に46-48と2点差まで詰めたのですが、もう1本を奪えず、50-54と4点ビハインドで第4ピリオドへ。#15ショーン・ヒンクリー選手がバスケットカウントを決め、しっかりフリースローも沈めて53-54、その差は1点。なかなか逆転に漕ぎつけない日本でしたが、残り4分、#10竹内 公輔選手の得点で59-59同点、さらにインサイドから#12桜木 ジェイアール選手が攻めて逆転に成功。追い打ちをかけるように#13辻 直人選手の3Pシュートが決まり、終盤にようやくペースをつかんだ日本が73-64で逆転勝利。
「スタートで行くとヘッドコーチから言われていたわけではありませんでしたが、もしかすると出るかもしれないという思いはあり、しっかり準備して気持ちは作っていました。攻め気を持って試合に臨むことはできました」と言うのは先発出場を果たした太田選手。気持ちの準備ができていたことが功を奏し、10得点を挙げる活躍。太田選手は、「周りも同じように攻め気が伝わってくれれば良いです。今日の後半に出すことができたハヤブサジャパンらしいバスケットを明日こそ40分間出し続け、しっかりと勝って終われるように頑張ります」と明日へ向けて、気合いを入れました。
第3ピリオドでの怒濤の追い上げ時にチームを引っ張ったのは#6比江島 慎選手。前半は受け身になってしまっていましたが、「後半は本当に強気で行きましたので、その分ミスも多かったです。でも、強気にいったミスだからそのことは気にせず、しっかりディフェンスからアタックできた点は良かったと思います」と話します。鈴木 貴美一ヘッドコーチは、「ミスを恐れて消極的なバスケットになってしまっている」と言っており、思い切り良くできていない部分を指摘していました。しかし、比江島選手がスティールから速攻を決めたり、強気のドライブでゴールをねじこむプレイを出したことで、チームは勢いに乗ることができ逆転することができました。
明日、日本は最終戦を迎えます。9位決定戦の相手は、予選ラウンド第2戦で対戦したホンコン・チャイナ。東アジア選手権大会を含め3度目の対戦となります。本日の9-12位順位決定戦・バーレーン戦では1on1を仕掛けインサイドから得点を奪って87-79で勝利。日本と対戦した時は3Pシュートに苦しめられました。インサイドも3Pシュートもあるホンコン・チャイナにとって、これまで日本と対戦した2試合も途中まで競る時間帯があったことは、きっと自信になっていることでしょう。しかし日本も自分たちが強化してきた証を残さなければならず、そのチャンスはあと1試合のみ。比江島選手は、「ミスを恐れているわけではありませんが、ゆっくりやってしまっているところがあり、自分の持ち味が出ていません。明日は絶対に悔いが残らないように自分の持ち味を出していきます」と話していました。
泣いても笑っても明日が最後。連日、日本から、そして会場で大きな声でご声援していただき、ありがとうございます。明日の9位決定戦では全てを出し切り、コートで笑顔を見せられるようにチーム一丸となって挑みます。
■大会第9日目 8月9日(金) 試合スケジュール
【9-12位順位決定戦】
バーレーン ● 79-64 ○ ホンコン・チャイナ
日本 ○ 73-64 ● インド
【準々決勝】
イラン ○ 94-50 ● ヨルダン
チャイニーズ・タイペイ ○ 96-78 ● 中国
フィリピン ○ 88-58 ● カザフスタン
22:30(日本時間23:30)~ 韓国 vs カタール