第35回ウィリアム・ジョーンズカップ 大会第8日目 ヨルダンに65-74で敗れ、残り1試合。ハヤブサジャパンの最終戦・チャイニーズ・タイペイB戦は16:00(日本時間)ティップオフ
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2013年7月14日
7連敗目を喫したハヤブサジャパン
3Pシュート5本を含む28点を挙げる活躍を見せた#14金丸 晃輔選手
鈴木 貴美一ヘッドコーチは、「課題であるリバウンドはよく獲れていた(日本:35本、ヨルダン:32本)のですが、やはり勝っていないということでエネルギーが消耗し、最後はシュートが入らなくなってしまいました。勝負どころで決めきれないのはハッキリ言えば力不足」と、悔しい表情を見せました。そして、「本来バスケットは、コートに出ている5人の選手がバラバラに得点を獲れるような展開が一番良いのですが、今日は(#10竹内)公輔選手と金丸選手のところでしか点を獲れていません。競った試合はしていましたが、これまでよりもバランスは良くなかった試合でした」と続け、敗因を挙げました。
#14金丸選手自身は「第4ピリオドは、僕中心の攻めになってしまっていたために、カバーの寄りがすごく早くなっていました。冷静に空いてるところにパスを出せば良かったのですが、若干強引に行ってしまったのが良くなかったです」と反省。「いつもジョーンズカップは調子が悪い状態から始まりますが、今年は早い段階で良い形を作れていました」と手応えを感じていた#14金丸選手でしたが、「今日はタフショットが多かったので、そこはもう少し冷静に判断しなければいけないところです。もう少し落ち着いてプレイできていれば、最後の場面でも決めきれていたはずです」と続けました。
出番のなかった#12野口 大介選手はベンチから見ていて、「ディフェンスをもう一本頑張ればという場面で気を抜いてしまい、ヨルダンの16番(BAXTER選手)と11番(SOUS選手)が攻めてくるのは分かっているのに、マークを離してしまっていました。辛くなった時のメンタルがまだまだ弱いです」と指摘。そのメンタルの面に関しては、#14金丸選手もまた、「レベルが高い相手と対戦する時は一瞬たりとも気は抜けないですし、日本でプレイしているのとは全然違います。全てはメンタルです」とも話していました。負け続けていることを払拭すべく、発憤して臨んだ試合でしたが、気持ちの面で弱っていた部分が露呈してしまいました。
本番となるFIBA ASIA選手権を前に、海外のチームとゲームができるのも本日最終日を迎えるウィリアム・ジョーンズカップ最終戦が最後となります。鈴木ヘッドコーチは、「この試合に関しては、戦っていない時間帯がありました。全てをぶつけて戦うことで良いところも悪いところも明確にでき、足りないところを練習しなければ成長はありません」と話すように、学生主体のチャイニーズ・タイペイBとの対戦ですが、同世代も多くおり、勝てていない日本代表にとっては全力でぶつかっていかなければ何も生まれません。#14金丸選手は、「ジョーンズカップもあと1試合だけなので、最後まで気持ちを切らさずに戦うだけです。このジョーンズカップは、メンタルのトレーニングとして最後まで頑張ります」と話し、最終戦に臨みます。
最後の相手はチャイニーズ・タイペイBは学生中心ではありますが、勢いに乗せると最も恐ろしいチーム。レバノンがFIBA(国際バスケットボール連盟)からの制裁を受け、今大会の最終2試合が棄権試合となり、またこれまでの全ての結果が取り消されてしまいましたが、開幕戦ではそのレバノン戦に70-66で勝利。チャイニーズ・タイペイA代表とは大接戦の末、89-90で敗れ惜しくも金星を逃しました。この日行われたエジプト戦も前半10点ビハインドだったにも関わらず、速攻が決まり始めると勢いが増して一時逆転。勝利には至りませんでしたが、爆発力があるので、気持ち的に沈んでいては、8連敗も否めません。昨日の敗戦からしっかり気持ちを切り替えて、コートに立たなければならない試練の時。絶対に勝たなければならない最終戦は、レバノンが棄権したことにより時間が変更となり、15:00(日本時間 16:00)ティップオフ。
■大会第8日目 7月13日(土) 試合結果
レバノン vs アメリカ選抜 ※棄権試合
エジプト ○ 81-69 ● チャイニーズ・タイペイB
ヨルダン ○ 74-65 ○ 日本
イラン ○ 72-69 ● チャイニーズ・タイペイA
■大会第8日目 7月13日(土) 試合スケジュール
15:00(日本時間16:00)~ 日本 vs チャイニーズ・タイペイB
17:00(日本時間18:00)~ アメリカ選抜 vs ヨルダン
19:00(日本時間20:00)~ チャイニーズ・タイペイA vs 韓国
※レバノンが棄権した為、試合なし