第35回ウィリアム・ジョーンズカップ 大会第6日目 全勝中のイランに5点差で敗戦。ハヤブサジャパンの第6戦・日韓戦は18:00(日本時間)ティップオフ
<-php echo date("Y年m月d日",strtotime($news_info.post_date));?>
2013年7月12日
先発出場し6本のアシストを決めた#6比江島 慎選手
#8渡邊 雄太選手は攻守に渡って活躍
今大会を通じてディフェンスの精度は日増しに良くなっており、イラン戦も最初のディフェンスで#10竹内 公輔選手がボールを奪って攻撃に転じ、#7太田 敦也選手から#6比江島 慎選手へつなぎ、3Pシュートラインで待つ#14金丸 晃輔選手まで素早くボールが回って先制点。#14金丸選手が得点を挙げていくのに対し、イランも#7KAMRANI選手がしっかり返してきます。初先発となった#6比江島選手は高さあるイランの裏をつくパスを通し、空中でボールを受けた#8渡邊選手がそのままゴールを決め、9-8。決められても決め返し、今大会初めてリードする展開となった序盤でしたが、20-20と追いつかれて第1ピリオドを終えます。
第2ピリオドも、#6比江島選手が1on1を仕掛けてゴールを決め、続くディフェンスでは24秒バイオレーションを奪い、そして#14金丸選手の3Pシュートで早々に25-22と逆転に成功。しかしイランは、218cmの#15EHADADI選手のところで攻め、25-30とリードされます。その後、両チームともシュートが決まらず、特に日本は先に挙げた2本のシュートのみというロースコアな展開。フリースローなどでイランに失点を許しましたが、最後は#8渡邊選手が1on1からドライブで持ち込みゴールを決め、27-33で前半が終了。
後半に入り、#6比江島選手、#7太田選手が積極的にゴールを奪って開始早々、33-35と2点差に迫ります。逆転を目指し、さらに激しいディフェンスからリバウンドは獲れていましたがシュートが決まらず、逆にフリースローで失点。その後、#14金丸選手のドライブに合わせた#11桜井選手、#10竹内選手がオフェンスリバウンドをねじ込み、39-41と再び点差を詰めた日本。しかし、「ゾーンをやられた時に焦ってしまってリズムが悪くなった」と鈴木 貴美一ヘッドコーチが話すように、その後は思うように攻められず、守ってもリバウンドが獲れずにセカンドショットを決められると点差は離れ、40-47で第3ピリオド終了。
第4ピリオド開始早々、ショットクロック残りわずかでバランスを崩しながら放った#6DAVARIの3Pシュートが決まり、ここから3連続3Pシュートで41-58、イランのリードは一気に17点差。しかし、諦めずに戦う集団を目指して強化を進めているハヤブサジャパンは、変わらずにタイトなディフェンスから逆転を目指します。ディフェンスリバウンドが獲れはじめると、オフェンスもつながって少しずつ点数を返していき、#8渡邊選手、#4松井 啓十郎選手の連続得点で53-58と5点差。残り2分、#18ショーン・ヒンクリー選手がオフェンスリバウンドから得点を挙げ55-58、あと3点。同点を目指した#11桜井選手の3Pシュートは外れ、イランが速攻に転じたところを#8渡邊選手がブロックで阻止。しかし、その弾いたボールを決められ55-60。ファウルゲームとなる中、イランは全てのフリースローを外し、チャンスがあった日本でしたがもう一本が決まらず、55-60のままタイムアップ。
「連続3Pシュートをやられて点差が開かれたのが大きかったです。あとは相手のゾーンの時に外でばかりボールが回っていて、なかなか攻められなかったこと、その2つが今日の敗因です。しかし、日本のインサイドはローテーションしながら頑張ってディフェンスリバウンドを獲れていましたし、相手のやりたいことをなかなかやらせなかったことがクロスゲームになったと思います」と試合を振り返った#4松井選手。本日も先発出場を果たした#8渡邊選手は、「今はすごくチャンスをもらえている時だと思うので、そのチャンスをつかもうと必死にやった結果、良いプレイが出せたと思います」と話す通り、10得点、2ブロックショット、4スティール、2アシスト、そしてまだまだ課題として挙げたリバウンドも7本というスタッツをしっかり残しました。鈴木ヘッドコーチも「成長した姿を見せてくれて、今日の試合で一番その部分がうれしい」と、最年少である#8渡邊選手の成長を手放しで喜んでいました。
鈴木ヘッドコーチは、「ディフェンスの部分ではみんなの意識は高くなってきているので、あとは1本リバウンド、1本のルーズボールをもう少し頑張り、オフェンスでの焦りが無くなれば、このチームはもっと良くなります」と話しています。また、#8渡邊選手も「ディフェンスについてはチーム全員で行い、良くなってきています」と言うように、ディフェンスではチームとして手応えを感じています。
外国人と対戦して強化できる試合も、残すはあと3試合。本日第6戦は韓国と対戦します。イランと同じく、最強メンバーで今大会に出場している韓国は、そのイランに接戦で敗れた以外は順当に勝ち星を重ねており、5勝1敗。東アジア選手権では若手中心の韓国に55-74で完敗であった日本。その後、6月から本格的に強化をしてきた成果を試す大事な試合を迎えます。
■大会第6日目 7月11日(木) 試合結果
アメリカ選抜 ○ 88-83 ● エジプト
ヨルダン ● 57-67 ○ 韓国
イラン ○ 60-55 ● 日本
チャイニーズ・タイペイB ● 89-90 ○ チャイニーズ・タイペイA
■大会第7日目 7月12日(金) 試合スケジュール
13:00(日本時間14:00)~ レバノン vs ヨルダン
15:00(日本時間16:00)~ アメリカ選抜 vs イラン
17:00(日本時間18:00)~ 日本 vs 韓国
19:00(日本時間20:00)~ チャイニーズ・タイペイA vs エジプト