平成25年度男子ユニバーシアード日本代表チーム 第6次強化合宿開催報告 -本日、開催地・ロシアへ向け出発-
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2013年7月3日
激しいディフェンスを見せる男子ユニバーシアード日本代表チーム
唯一関東圏以外から選出された藤高 宗一郎選手
最終調整は、昨シーズンのJBLファイナルへ進んだ東芝ブレイブサンダースとスクリメージを実施。国際親善試合2013に出場したばかりの男子日本代表メンバーである栗原 貴宏選手、辻 直人選手、宇田 康利選手もコートに立ち、先輩たちの胸を借りながら男子ユニバーシアード日本代表チームが目指すバスケットを試しました。
「ディフェンスは機能し始めている」と話す長谷川 健志ヘッドコーチは手応えを感じています。河上 宗平選手(早稲田大学 4年)も、「ディフェンスをハードにすることなど、細かいところまでこだわらないとユニバーシアードでは勝てません」としっかり意識してプレイしており、ディフェンスではその成果が現れていました。オフェンスに関しては、フォーメーションを丁寧にやり過ぎてしまうなど多少の課題も見られましたが、今大会は身体能力の高いメンバーが揃ったことで、現地で最終調整を行い、試合に挑みます。
ほとんどの4年生はU-18など国際大会が行われなかった狭間の世代であり、2008年のFIBA ASIA U-18選手権大会に出場したのは、当時高校2年生だった永吉 佑也選手と、さらに一つ下の高校1年生だった皆川 徹選手の2人だけ。ユニバーシアードを経験しているのも永吉選手のみ。2年生、3年生はFIBA ASIA U-16選手権大会が創設された年であり、国際経験は豊富。ゆえに身体能力高い4年生たちが世界のチームと対戦することで、どのような化学変化が起きるのか、非常に楽しみなチームです。
日本代表として、5月に韓国で行われた東アジア選手権に出場した永吉選手は、「いろんな経験を他の選手より多くさせてもらっているということは、それをみんなに還元することは当たり前の責任です。精神的な柱としてチームを引っ張っていきます」と話していました。ユニバーシアードでの活躍が、8月に待っているFIBA ASIA選手権大会で日本代表につながることも意識しており、そのためにもチーム一丸となって結果を求めていきます。
このチームの第一の目標は「決勝トーナメント進出」。長谷川ヘッドコーチは、「背が低いのも世界に出れば武器になる」と話しており、相手の足下をえぐるような激しいバスケットで決勝トーナメント進出を目指します。国際大会では、初戦の入り方が非常に重要です。様々なカテゴリーで日本代表を経験してきた永吉選手は、そのことを身に染みて感じていました。「第1戦目はビッグタイトルが懸かった大一番であり、決勝戦という気持ちで挑まないと勝てる相手ではないと思っています。そのぐらいの気持ちで毎試合臨めば、僕らは良いプレイができるはずです」。7月7日(日)メキシコ戦、続く8日(月)ルーマニア戦での勝利に向かって照準を合わせながら、現地にてさらなる調整を行います。
関東大学1部リーグの選手が多くを占める中、唯一関西から選ばれた藤高 宗一郎選手(関西大学 4年)。選出されたことに驚きながら、練習中から刺激を受ける日々を送っています。「まずは予選ラウンド全勝を目指します。僕自身は泥臭いプレイをガムシャラに頑張ること。持ち味であるジャンプ力を生かしてリバウンドを獲り、たまにはダンクシュートを決めてチームを盛り上げていきたいです」と抱負を語りました。
決勝トーナメント進出を果たし、さらなる高みを目指す男子ユニバーシアード日本代表チームへのご声援をよろしくお願いいたします。
■予選ラウンド スケジュール
7月7日(日) 13:00~ 日本 vs メキシコ
7月8日(月) 10:00~ 日本 vs ルーマニア
7月9日(火) 12:30~ 日本 vs フィリピン
7月11日(木) 18:00~ 日本 vs セルビア
7月12日(金) 10:00~ 日本 vs モンゴル
※6チームによる1回戦総当たり戦
※時間=現地時間