第3回東アジアバスケットボール選手権大会 大会第3日目、ハヤブサジャパンはチャイニーズ・タイペイに71-70で競り勝ち、2勝1敗で決勝トーナメント進出
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2013年5月19日
試合を重ねるごとに本来の力を発揮し始めている#6比江島慎選手
要所での3Pシュートやリバウンドでチームを救った#7永吉佑也選手
立ち上がり、チャイニーズ・タイペイに先制されましたが、日本はしっかり得点を返しながら緊張感ある一進一退の攻防が続きます。しかし、第1ピリオドで#11桜井 良太選手が3つ目のファウルを犯し、「予定外だった」と鈴木 貴美一ヘッドコーチは振り返ります。代わって入った「比江島選手がよくカバーしてつないでくれました」と鈴木ヘッドコーチが話すように、ディフェンスではスティールを決め、自ら仕掛けながらチームを引っ張る活躍を見せます。第1ピリオドの最後に、#6比江島 慎選手がリバウンドをねじ込んだシュートは時間内とは認められず、17-17同点。第2ピリオド開始早々、#7永吉 佑也選手が3Pシュートを決めて日本がリード。しかし、チャイニーズ・タイペイに3Pシュートで対抗され、前半は32-35と3点リードされて折り返します。
後半開始早々、#14金丸 晃輔選手の連続得点で39-38と逆転に成功。緊迫した試合ながらも、日本はリードしたまま試合は進み、第3ピリオドを終えて54-50。第4ピリオド序盤、追うチャイニーズ・タイペイに連続得点で逆転を許してしまいます。残り時間が迫る中、金丸選手、そして今日のラッキーボーイでもある永吉選手が、終盤に3Pシュートを決めて再びリードを奪い返した日本。さらに#5田中 大貴選手がスティールから速攻を決め、連続得点で日本のリードは3点。残り28.2秒、チャイニーズ・タイペイ#5HUNG選手にバスケットカウントを決められ、さらにフリースローを与えてしまいます。しかしこの1本が外れ、リバウンドを獲った日本がなんとか逃げ切り、71-70で勝利を掴み、決勝トーナメント進出を決めました。
FIBA ASIA選手権大会への出場枠は5枠あるとは言え、5位決定戦に回れば残り1試合しかできなくなる状況。成長するためになんとしても勝たねばならなかった試合を終え、「とりあえず勝てて良かったです」と胸をなで下ろした#10竹内 公輔選手。韓国、チャイニーズ・タイペイが同じグループの中で2枠しかない決勝トーナメントを争った予選ラウンドについて、「ポジティブに考えれば予選から厳しい戦いができることは良いことですし、チーム全員が合流してあまり練習ができていない中で勝てるほど、国際大会は甘くありません。その状況の中、今日の試合に勝てたことで、本当にホッとしています。僕もそうでしたが、こういうゲームを勝つことで若い選手たちは自信になります。逆に第4ピリオドで僕は何も出来ず、学生に助けられました」と続けました。
鈴木 貴美一ヘッドコーチは、「韓国戦ではガード陣が機能しませんでしたが、今日は桜井選手も、代わりに出た比江島選手もミスマッチを突いたりする良いプレイをしてくれました。公輔選手を長く使わなければいけない状況でしたが、大事なところでアウトサイドシュートを決めたり、リバウンドを獲ったり、良い働きをしてくれました。もう少し点数を離せたようなところもありましたが、若い選手たちの良い経験になりました。1点差でも勝つことが大事であり、それが選手たちの成長につながります。半分以上が若い選手にも関わらず、良く戦ってくれました」と選手たちを労いました。
予選ラウンドを全て終え、グループAは1位:韓国(3勝)、2位:日本(2勝1敗)、3位:チャイニーズ・タイペイ(1勝2敗)、4位:マカオ(3敗)。グループBは1位:中国(2勝)、2位:ホンコン・チャイナ(1勝1敗)、3位モンゴル(2敗)。この結果により、準決勝は日本vs中国、韓国vsホンコン・チャイナ、そしてFIBA ASIA選手権大会への出場権残り1枠を賭け、チャイニーズ・タイペイvsモンゴル戦が行われます。ハヤブサジャパンの次戦は休息日を挟み、5月20日(月)18:00よりティップオフ。再び韓国と対戦できることを目指し、中国戦に臨みます。
■5月18日(土) 試合結果
【グループA】
日本(2勝1敗) ○ 71-70 ● チャイニーズ・タイペイ(1勝2敗)
韓国(3勝) ○ 124-39 ● マカオ(3敗)
【グループB】
モンゴル(2敗) ● 45-109 ○ 中国(2勝)