第3回東アジアバスケットボール選手権大会 大会第4日目 休息日、本日18時より準決勝を中国と対戦
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2013年5月20日
チームを引っ張るベテラン#10竹内公輔選手
苦しい時でも笑顔で盛り上げたベンチメンバー
韓国戦に大敗を喫してスタートした今大会。「日本代表慣れしていない学生はプレッシャーもあり、昨年のジョーンズカップ初戦(チャイニーズ・タイペイ戦)のような厳しい戦いになることは想定していました」と話した竹内 公輔選手。鈴木 貴美一ヘッドコーチ体制となったハヤブサジャパンが初の国際大会に臨んだ初戦、チャイニーズ・タイペイに57-82と、今回の韓国戦同様にワンサイドゲームで敗れました。韓国戦後、ロッカールームでも暗い状況が続いたため、選手ミーティングを行い、竹内選手は、「まだ試合は残っており、優勝を狙えるチャンスは残っているのだから気持ちを切り替えていこう」と話したと言います。翌日のマカオ戦は100点ゲームで快勝しましたが、まだまだ物足りなさを感じる試合。そして、チャイニーズ・タイペイ戦を迎えるにあたり、勝った方が決勝トーナメントを決める大一番となったことで、再び若い選手たちに緊張や責任感がのし掛かりました。
その重たい雰囲気を和らげたのが鈴木ヘッドコーチの行動でした。「日本代表チームは練習時間が限られている中で、いろんなことを詰め込んでも選手たちは消化しきれません。とにかく今やるべきことを一生懸命やるように、さりげなく一人ひとりに声をかけたりしました。若い選手に経験させながら、そして褒めながらやらせることが成長につながることを、昨年すでに実績として残してきました。絶対に気持ちだけは負けないように、と話しただけです」と、声をかけられたことにより、考えすぎていた選手たちはプレッシャーから開放され、チャイニーズ・タイペイ戦の勝利につながりました。
大学生の選手たちは率先して、コートに向かって声を出し、立ち上がってベンチを盛り立てます。コートに入れば、攻守に渡って強気なプレイを見せてくれました。JBL選手たちとは違い、シーズンが始まっている大学生はもともと体はキレており、本来の力を発揮を発揮したことで、勝利に貢献できたわけです。
準決勝・中国戦に向けて、鈴木ヘッドコーチは、「FIBA ASIAカップのメンバーとは違った若手ですが、中国は高さがあり、ミスマッチのところをディフェンスでどう抑えるか対策が必要です。ガード陣は大型化したことで心配はしていませんが、インサイドでの差をどう埋めるかがポイントになります。しっかりスカウティングをして戦術を考えたいです」と話し、準備をしています。昨年のFIBA ASIA カップでは60-50で中国に勝利しているハヤブサジャパン。そして、竹内公輔選手は中国Bチームを相手に無敗を誇っている自信があります。そして、一番のモチベーションとなっているのは、「韓国へのリベンジ」。あの苦い思いをした韓国戦を払拭するために、まずは準決勝での勝利を目指し、チーム一丸となって立ち向かいます。
■5月20日(月) 試合スケジュール
【5位決定戦】
14:00~ チャイニーズ・タイペイ(A3位) vs モンゴル(B3位)
【準決勝】
16:00~ 韓国(A1位) vs ホンコン・チャイナ(B2位)
18:00~ 日本(A2位) vs 中国(B1位)