第3回東アジアバスケットボール選手権大会 大会第2日目、ハヤブサジャパンはマカオに勝利して1勝1敗に
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2013年5月18日
得点とリバウンドで二桁となるダブルダブルの活躍を見せた渡邊雄太選手
「世界を見れば若くない」と話す田中大貴選手は2年連続日本代表に選出
「予選リーグであり、まだまだチャンスがある。自分たちのバスケットができていない、まだ調子を上げていない選手もいるので、とにかくこのゲームでシュートをしっかり打って、走って、ディフェンスを頑張ろう」と、鈴木 貴美一ヘッドコーチが話し、マカオ戦に挑んだハヤブサジャパン 男子日本代表チーム。チーム最高身長が190cmである格下のマカオを相手に、日本の先発メンバーは#4松井 啓十郎選手(トヨタ自動車アルバルク)、#6比江島 慎選手(アイシンシーホース)、#5田中大貴選手、#12橋本 晃佑選手(ともに東海大学)、そして高校を卒業したばかりの#8渡邊 雄太選手が出場。「ゲームを経験させて成長させることがこの試合の一番の目的」と、若いメンバー構成について説明した鈴木ヘッドコーチ。渡邊選手のダンクシュートから始まったマカオ戦。序盤こそ相手に付き合う形となる様子見の展開でしたが、ディフェンスからブレイクを出す日本のスタイルが出始めると点差は離れていき、53-27と26点差をつけて前半終了。
「やられたケースやミスがあったり少し失点も多かったが、それ以上に良い形を多く出してくれたので良かった」と鈴木ヘッドコーチは及第点を出したゲーム内容となり、6人が二桁得点を挙げ101-53と100点ゲームで快勝。22得点・14リバウンドのダブルダブルのスタッツを残した渡邊選手の活躍に対し、「オフェンスではとても良い活躍をしてくれたのでうれしく思っています」と話す鈴木ヘッドコーチ。#8渡邊選手もまた、「試合前に、今日は出場時間を多く与えてくれると言われたので、出たら思い切って自分のプレイをやろうと心に決めていました。その結果、オフェンスに関してはなかなか良い活躍ができて良かったです」と話し、日本代表として良い経験を積むことができました。
さて、決勝トーナメント進出へ向けたもうひとつの要素である韓国vsチャイニーズ・タイペイ戦は、日本戦とは逆に韓国が相手に連続得点され、チャイニーズ・タイペイがリードを奪う展開となった序盤戦。しかし、日本戦でも見せたディフェンスと機動力を出し始めた韓国が前半で逆転。後半はさらに点差を離し78-56、22点差をつけた韓国が2勝目を挙げ、決勝トーナメント進出を決めました。この結果により、予選ラウンド最終戦となる日本vsチャイニーズ・タイペイ戦で勝利した方が、決勝トーナメントへと進みます。
その大一番へ向けて鈴木ヘッドコーチは、「お互いにゲームを重ね、スカウティングを重ねているので、必ずタフなゲームになってきます。しっかり我々が目指すバスケットをどれだけ多く表現できるかに尽きると思います。ミーティングから話し合って、しっかり試合に臨みたいです」と、気を引き締めました。関東大学トーナメント戦のため、直前合流となった大学生メンバーたち。そのうちの一人であり、マカオ戦で先発出場した田中選手は日本代表として2年目を迎えました。「昨年のFIBA ASIAカップを経験し、ヘッドコーチも代わっておらず、直前合流とはなりましたがやることは変わりません。韓国戦は最初からダメでしたので、どうにかチャイニーズ・タイペイに勝って決勝トーナメントに進出し、韓国ともう一度戦ってリベンジしたいです」と、初戦の悔しさをぶつけるためにも勝たなければならない大事なチャイニーズ・タイペイ戦となります。
日本vsチャイニーズ・タイペイ戦は、5月18日(土)14:00からティップオフ。特に立ち上がりが重要となりますので、戦う集団となるためにも、しっかりとコンディションと気持ちの面でも高めて試合に臨まなければなりません。決勝トーナメント進出へ向け、ご声援よろしくお願いいたします。
■5月17日(金) 試合結果
【グループA】
韓国(2勝) ○ 108-32 ● チャイニーズ・タイペイ(1勝1敗)
マカオ(2敗) ● 53-101 ○ 日本(1勝1敗)
【グループB】
ホンコン・チャイナ(1勝1敗) ○ 76-73 ● モンゴル(1敗)