第3回東アジアバスケットボール選手権大会 大会第1日目、ハヤブサジャパンは韓国に敗れ黒星スタート
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2013年5月17日
日本代表として、初の国際舞台に立った辻 直人選手
改めて国の代表であることを意識し、戦う集団を目指すベテラン・青野 文彦選手
大会第1試合目は、日本と同じ予選グループAのチャイニーズ・タイペイvsマカオ戦が行われ、チャイニーズ・タイペイが108-32で圧勝。続く第2試合に日本は登場し、地元・韓国と対戦。立ち上がりから3連続シュートを決められ、一気にペースは韓国。ディフェンスと運動量で勝る韓国に対し、ミスが目立つ日本は第2ピリオドに4点しか挙げられず、19-40と大きなビハインドを負い前半終了。後半、21点を追う日本はオフェンスのリズムが生まれはじめるも、しっかり韓国に返され、またミスも続き34-61とさらに点差が離されます。「このまま終わってしまえば、何も収穫のない試合になるところでした」と、話す鈴木 貴美一ヘッドコーチ。第4ピリオドはようやく日本らしさが戻り、それまで我慢し切れなかったディフェンスをしっかり行い、そこからオフェンスへつなげる本来のスタイルで次々と得点を重ねていきます。日本は連続得点を挙げましたが、第3ピリオドまでに許した27点差は重く、55-74で初戦を落とし黒星スタートとなりました。
試合を終え、鈴木ヘッドコーチは「出だしから韓国ペースでシュートが入らず、ディフェンスもうまくいきませんでした。ボールマンに対するプレッシャーが甘くなり、振り回されてしまったところもあり、第2ピリオドは全くシュートが入らず、我慢しなければいけないのにそこでもディフェンスができずにいました。第3ピリオドもリズムを掴めなかったですが、第4ピリオドにようやくディフェンスも良くなりました」と、この試合の感想を述べました。第4ピリオドに関しては、「まだまだコンディションも上がっておらず、また大学生は合流したばかりでちょっとしたところがかみ合わず、そこで点差が開いてしまいました。しかし、最後はやればできることが明確になりました。若いのは周りも一緒なので言い訳にはならず、自分たちが成長し、しっかり勝ちを意識して次戦も頑張ります」と話しています。
日本代表に初選出され、初の国際舞台に立った辻 直人選手(東芝ブレイブサンダース)は、「緊張もしていましたし、体力面でも相当きつかったです」と、この試合を振り返りました。「PGとしても考えてしまった部分があります。シーズンで出せたプレイをして向かっていけば良かったのですが、ちょっと構えてしまいワンテンポ遅れてしまいました。ただ、あまり強くないところとやっても次から大変だと思うので、初戦が韓国で良かったです」と、前向きに捉えています。
久しぶりに日本代表に戻ってきた青野 文彦選手(和歌山トライアンズ)は、「ちょっと空回りしてしまったところもあり、自分からこのチームに馴染まないといけないと感じました。相手の方が気合いが入っており、試合の入り方がまずかったです。あらためて国の代表であることを意識して、最初から戦う集団として闘志をむき出しにしていかねばならなかったです」と反省。FIBA ASIA選手権大会までに「戦う集団」となるためにも、今大会の一戦一戦が大事な試合となります。
次戦は5月17日(金) 16:00(現地時間)より、マカオと対戦。ともに1敗同士であり、格下相手に盤石な戦いが求められます。桜井 良太キャプテンも「今日の敗戦をマイナスと捉えず、明日の試合からしっかり積み重ね、チームがひとつになるという目標に向かって戦っていきたいです」と話しており、良い形で勝利を勝ち取れるよう全力で向かいます。
■5月16日(木) 試合結果
【グループA】
チャイニーズ・タイペイ(1勝) ○ 108-32 ● マカオ(1敗)
日本(1敗) ● 55-74 ○ 韓国(1勝)
【グループB】
中国(1勝) ○ 84-59 ● ホンコン・チャイナ(1敗)