ハヤブサジャパン 平成24年度男子日本代表チーム 第10次強化合宿終了。明日より始まるジョーンズカップへ出発
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2012年8月17日
厳しい合宿を重ねてきたハヤブサジャパン
日本一を何度も経験する2人(鈴木ヘッドコーチ、佐古チームリーダー)がアジアに挑む
「同等または下のレベルのチームと対戦して好成績を残したとしても、今のチームにとっては意味がありません。強豪チームばかりが出場するジョーンズカップは日本にとっても良いチャンスであり、今から楽しみです」とは、出場チームを見た鈴木ヘッドコーチの感想です。ジョーンズカップには、昨年のFIBA ASIA選手権での上位8チーム中6チーム(2位 ヨルダン、4位 フィリピン、5位 イラン、6位 レバノン、7位 日本、8位 チャイニーズ・タイペイ)が出場します。3位の韓国からは代表チームではなく、昨シーズンのKBLチャンピオンの安養KGCが参戦。「韓国代表よりもチームとしてまとまっている分、より強いのではないかと思っています」と、鈴木ヘッドコーチは話しています。もう1チームは、bjリーグなど各国プロリーグで活躍するアメリカ人選手を集めたアメリカ選抜チーム。新生ハヤブサジャパンにとって、ジョーンズカップは強敵揃いです。
ハヤブサジャパンのチームリーダーとして、ジョーンズカップに帯同する佐古 賢一 男子ナショナル委員長。昨年現役を退いたばかりの“ミスターバスケット”が、早くも日本代表に戻ってきました。練習を見終えて、「まだまだのびしろが多く未知数」と、感想を述べた佐古チームリーダーは、ジョーンズカップを通じた強化目的をこう言っています。
「今年の大一番となる第4回FIBA ASIA カップ(9月14日~22日@大田区総合体育館)に出場するチームも多く参加しています(※日本、チャイニーズ・タイペイ、レバノン、フィリピン、イラン)。どの国もFIBA ASIA カップへ向けたデータ収集にくることが予想され、手の内を見せないかもしれません。日本は若いチームですから、アジアのトップチームと対戦することへの“慣れ”を経験してもらいたいです」。
「経験」とはよく使われる言葉ですが、具体的にどのような意識を持って臨むべきかについて、「自分がステップアップしていくために何が重要なのかを感じられる選手ではないと、日の丸を背負って欲しくはありません。単なる経験をするだけならば、日本での練習で十分です。日本代表として責任を背負いながら試合をしていくことは、とんでもないプレッシャーや緊張が伴います。国同士の戦いの中で負けられない、負けてはいけないというプレッシャーを背負いながら試合する経験は、こうした国際大会に行かなければ積むことができません。そのためにもジョーンズカップでは、しっかりと気持ちを持って戦い、良い経験をしてもらいたいです。チームスポーツは、良い時は試合をやりながら強くなっていくものです。若いチームですので、とにかく1試合1試合レベルアップして欲しいです」と語っています。
9日間で8試合を行う過密スケジュールのジョーンズカップ。日本の休息日は第8日目に設定されており、開幕から休みなしの7連戦が待っています。先に挙げたように強豪揃いであり、FIBA ASIA カップを見据えるチームも多く出場しています。初戦の相手は、地元・チャイニーズ・タイペイ。7月1日に対戦した時よりも格段にチーム力も、コンディションも上がっているハヤブサジャパン。もちろん相手もホーム開催で負けられない真剣勝負。これまでの努力の成果を示すためにも、チャイニーズ・タイペイに連勝して弾みをつけたいところです。