「東日本大震災」被災地復興支援　ＪＸ-ＥＮＥＯＳ ウインターカップ２０１１ 平成23年度 第42回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会

チームの紹介と抱負

今回3年ぶりのウィンターカップとなりましたが、その間、戦後65年の時を経て、新制服や新校舎建設の話題があり、もう一度建学の精神を本気で見直そうと試みました。我々の「常葉」という名は、万葉集の中に出てくる聖武天皇が詠まれた「橘は　実さえ花さえ　その葉さえ　枝（え）に霜ふれど　いや常葉の樹」が由来となっております。霜雪に耐えて常に青々とした葉を繁らせるということで、いかなる苦難にもやるべきことを見失わず、明るく元気に立ち向かえる若人でありたいと、そう思いました。そこで気づいたのが今の指導方針です。今までは、ただ心を鍛えれば勝てる、そう思っていました。しかし、今は心を清らかにするという方向へシフトしています。いかなる状況でも平常心でいるために、欲を抑え心を清らかにする必要があります。この課題に終わりはなく、また達成もありません。今年、このテーマで中高共に全国大会に出場できたことは、今までと意味合いが違います。私たちは5人で守り、5人で走るバスケットを目指しています。たくさんの方々とのつながりに心より感謝し、恩返しの心をコートで表現できるよう努力して参ります。