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【ジュニアオールスター大会前特集】ダイヤの原石を見つけよう

2014年3月18日

第18回大会で最優秀選手となった間宮 佑圭選手は昨年のFIBA ASIA選手権制覇に貢献し、ベスト5にも選出された

ルーキーながらアイシン三河のスタメンに抜擢、日本代表としても戦った比江島 慎選手もジュニアオールスター出身

 3月28日(金)から30日(日)までの3日間、「東日本大震災復興支援 第27回都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会2014」、いわゆる「ジュニアオールスター」が開催されます。
 今年は東京体育館へメイン会場を戻し、東京、神奈川、千葉、埼玉の4県6会場を使用。47都道府県の代表チームが参加して、日々の練習の成果を発揮するだけでなく、交流や競技力向上を目指しています。

 大会開幕まで、あと10日。大会を2倍楽しむ方法を、過去の大会を振り返りながら、3回に分けてご紹介します。
 生まれも育ちも関東圏という方はもちろん、地方出身で関東圏にお住いの方や、春休みを利用して東京方面に上京される方々にも、ぜひ「おらが町」の中学生たちを応援してもらいたい。



 ここで「ジュニアオールスター」について簡単におさらいをしておくと、この大会は47都道府県代表の中学生選抜チーム男女各48チーム(開催地の東京都は2チーム)が頂点を目指す大会である。その48チームを3チームずつ16のグループに分けて総当たりの予選リーグを行い、それぞれの1位が2日目からの決勝トーナメントに進める。
 また、1つのチームには選手12名のベンチ入りが認められるが、1つの中学校から入れるのは最大4人までという規定もある。つまり1つの強豪校だけで固めることのできない、文字どおりの都道府県選抜チームというわけだ。実力や能力といった点で可能性を秘めていながら、指導者がいなかったり、メンバーが不足していたりして、中学校としてはなかなか全国大会に出られそうにない選手でも、この選抜チームに選ばれ、「ジュニアオールスター」に出ることで、未来の道が開けることも十分にありうる。むろん強豪中学の選手たちにとっても、まだ見ぬライバルに出会えることで、夏の「全国中学校バスケットボール大会」に向けて、さらなる刺激を得ることもできる。

 加えて大人のファン目線で考えると、この若き才能たちが今後、どのように成長し、日本を代表する選手へと変わっていくか、その“原点を探る”という楽しみ方もある。

 例えば、第18回大会(2005年3月)のプログラムを見てみると、女子の東京都Aには間宮 佑圭選手(WJBL / JX-ENEOSサンフラワーズ)や篠原 恵選手(WJBL / 富士通 レッドウェーブ)がいる。この年は東京都Aが優勝し、間宮選手は最優秀選手にも選ばれた。当時から図抜けた才能を発揮していた間宮選手はその後、東京成徳大学高校からJX-ENEOSに進み、昨年11月には日本代表として43年ぶりのFIBA ASIA選手権制覇に貢献し、アジアのベスト5にも選出されている。
 その他にも、神奈川県に深野 羅定咲選手(WJBL / シャンソン化粧品 シャンソンVマジック)、群馬県に丹羽 裕美選手(WJBL / トヨタ自動車 アンテロープス)、山形県に大沼 美咲選手(WJBL / デンソー アイリス・サポートスタッフ)などの名前を見つけることができる。
 男子に目を向けると、福岡県に比江島 慎選手(NBL / アイシンシーホース三河)や狩野 祐介選手(NBDL / 東京エクセレンス)、東京都Bに石川 海斗選手(NBL / 日立サンロッカーズ東京)などが名を連ねている。奈良県には谷口 大智選手(サウスイースタン・オクラホマ州立大学)もいる。

 むろん男女各576名(48チーム×12人)のうち、彼ら、彼女らのように今でもトップレベルでプレイできる選手は少ない。むしろ淘汰される選手のほうが多い。それでも当時のプログラムを見てみると、多くの選手に「◎印」や「リバウンドが強い」、「攻守の要」といったメモ書きが残されている。それだけ可能性を秘めている中学生が多いということだろう。

 中学生の段階ですべての選手の才能を見出すことはなかなか難しい。彼ら、彼女らはまだまだ開花前のつぼみ状態だからだ。ただ、そのつぼみが一生懸命に花を咲かせようと奮闘している姿は実に素晴らしい。技術・体力・精神のどれをとっても未熟だが、そのなかにキラリと光る何かを見つけることができれば、その後の彼ら、彼女らの成長を見る楽しみもできるはずだ。厳しく鍛え上げられた強豪校の選手以外に光る、自分だけの「ダイヤの原石」をぜひ見つけてもらいたい。



 来る3月28日(金)~30日(日)の期間、東京体育館他にて開催される「第27回都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会2014(ジュニアオールスター)」、および国立代々木競技場第1・2体育館で開催される「第45回全国ミニバスケットボール大会」の大会情報は、各大会の特設サイトをご覧ください。

 なお、ジュニアオールスターの第2・3日目のチケットは、「チケットバスケット」にて好評発売中。ぜひお早めにお買い求めください。
 ※ジュニアオールスターの第1日目、および全国ミニバスケットボール大会は入場無料です。

試合日程・結果

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3月28日(金)

予選リーグ詳細へ>

全会場入場無料> | 現地レポート>

3月29日(土)

決勝トーナメント
男女1、2回戦詳細へ>

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3月30日(日)

決勝トーナメント
男女準決勝、決勝詳細へ>

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チケット

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大会初日は全会場無料!! 決勝トーナメント(29・30日)のチケット料金はこちら!!

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予選リーグが行われる全会場のアクセス情報。大会2日目から東京体育館で決勝トーナメントスタート!

大会概要

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ジュニアオールスターの大会の仕組み、参加資格、競技規則など