第2回FIBA ASIA U-16女子バスケットボール選手権大会 中国へ向け出発!
<-php echo date("Y年m月d日",strtotime($news_info.post_date));?>
2011年12月1日
チーム一丸となって一番を目指すU-16女子日本代表チーム
チームの雰囲気は良いと話すキャプテン畠中春香選手
日本代表メンバー12名が揃って行われた合宿中は、オフェンス、ディフェンスともにチームの約束ごとを何度も反復練習させて理解度を高めました。「全国大会でも活躍するガード陣がいますので、その選手たちをキーとして40分間フルにオールコートバスケットを展開してみんなで戦おうと話し、これまで取り組んできました。イージーシュートが決まらない部分が前回大会と違い、絶対的なエースがいないという苦しさかもしれません。しかし、日替わりでエースが出てくるようなチームになれば良いと思っています。初戦の相手が中国ですが、すごく楽しみにしています」と、チームの特徴を語るのは林慎一郎ヘッドコーチ。
日本代表は予選ラウンドにて、前回優勝チームの中国を皮切りに、インド、チャイニーズ・タイペイ、フィリピン、韓国という順番で総当たりの予選ラウンドを戦います。上位4チームが決勝トーナメントへ進み、上位2チームのみに与えられる「第2回FIBA U-17女子バスケットボール世界選手権大会」への出場権を目指して挑みます。
畠中春香選手(大阪薫英女学院高校 2年)は、「高校2年から中学生までいますが、先輩後輩関係なく、プレイに対いて遠慮なく言い合えていますので、チームの雰囲気は良いです」と、キャプテンから見たチーム状況をこう答えました。2大会連続出場となった馬瓜エブリン選手(桜花学園高校 1年)は「前回大会は先輩たちの後ろについていくことだけで必死になってしまい、何もできませんでした。中国は日本よりも高い選手たちばかりですが、身長差を感じさせないくらい強いプレイを出したいです」と、前回大会、決勝で敗れた中国相手に悔しさをぶつけます。
合宿期間中、有森裕子さん(バルセロナオリンピック、アトランタオリンピック両大会の女子マラソンメダリスト)にトップアスリートとしての心構えなどを講演していただきました。初めて日本代表として国際大会に挑む選手たちにとってはとても刺激になったようであり、翌日の練習に取り組む姿勢に変化が現れていました。山田愛選手(桜花学園高校 1年)は「私は、自分のことしか考えないと良く人から言われます。でも、有森さんも、とにかく自分のことだけで必死でした、とおっしゃっていて、自分のことを考えられない人は相手のことも考えられない、という言葉はすごく刺激になりました」、宮崎早織選手(聖カタリナ女子高校 1年)は「プレッシャーを味わえるのはとても良いことだよ、と言うのを聞いて考え方が違うなと思いましたし、すごい人だなと感じました。自分も日本代表として選ばれたからには、少しでも近づけるように頑張りたいです」と、皆それぞれ良い影響を受けたようです。
今大会における目標はもちろん優勝であり、中学生から選ばれた赤穂さくら選手(昭和学院中学校 3年)に目標を聞くと、「優勝することです」と間髪入れずに答えが返ってきました。前回成し遂げることができなかった頂点へ向けて、日本代表として今年度最後の戦いがまもなく始まります。