第26回FIBA ASIA男子バスケットボール選手権大会 兼 2012年ロンドンオリンピックアジア地区予選 大会第8日目終了
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2011年9月25日
細かい失敗の積み重ねが敗因と語る#5竹田謙選手
満員の中で行われた中国vs韓国戦
先に行われた5-8位決定戦では、98-66でチャイニーズ・タイペイを破った前回王者イランが、5位への挑戦権を手にして待っています。ハヤブサジャパンの相手はレバノン。フィリピン戦からの3連敗、昨日の時点ではショックは心配していましたが、笑顔でコートに入ってきて、ウォームアップを開始しました。
立ち上がり良く得点を重ねるハヤブサジャパン。23ー15と日本が8点リードで迎えた第2ピリオド。レバノンは3Pシュートを次々と決め点差を詰められ、ついに28-28同点に追いつかれます。#4松井が交代出場した瞬間に2連続3Pシュートを沈め、#10竹内(公)のダンクシュートを導く好アシストを決めてチームのピンチを救います。しかし、レバノンもしぶとく3Pシュート、インサイドと内外から攻め立て42-41、1点差まで詰め寄られ前半終了。
後半はどちらも譲らず一進一退の攻防が続きます。第3ピリオドも点差は変わらず62-61で終了し、最終ピリオドへ。日本は#9川村がバスケットカウントで再びリードを奪い返すと、#13正中、#9川村、#4松井の3Pシュートが次々と決まり、残り5分24秒には76-65とリードは11点。しかし、日本がフィニッシュを決めきれない中、レバノンが連続得点で点差を詰めます。離したい日本でしたが、#9川村のターンオーバーから#15IBRAHIMに痛恨の3Pシュートを決められ、残り時間1分6秒、78-80とレバノン逆転。望みをつなぐ日本、逃げるレバノンはどちらも点数が決まらないまま残り0.06秒。#4松井がシュートモーション時にファウルを受けてフリースローをもらったが、1本目を外し、2本目はリバウンドから得点へのチャンスを狙うも相手がリバウンドを獲り、タイムアップ。最大12点差をつけ、リバウンド数もレバノン32本を上回る41本を獲った試合でしたが、78-80で痛い逆転負けとなりました。
試合後、#5竹田 謙選手に今日の試合の入る時の気持ちと敗因を伺ったところ、「昨日の韓国戦で、目標としていたベスト4進出を逃しましたが、今できる最高の順位である5位を目指していこうとコーチも話してましたし、自分たちもそのつもりで気持ちを切り換えて試合に臨んだのですが、残念な結果になってしまいました。フリースロー1本、リバウンド1本にしろ、細かい失敗の積み重ねがこの敗因につながったと思っています。インサイドの#7HOSKINのところを意識していたこともあって、ディフェンスが寄ってしまったところを3Pシュートでやられてしまったケースが多かったです」と反省の弁。
今日の試合は良い入り方ができ、ベンチから#8柏木選手や#15竹内(譲)選手が率先して声を出す良い雰囲気だっただけに、この逆転負けは大きな痛手となりました。先にイランが勝ち、元王者と相まみえることへの期待が膨らみましたが、残念な結果となりました。
ロンドンオリンピック出場権を賭けた戦いは準決勝が行われ、ヨルダンvsフィリピンは前半は拮抗した試合展開でしたが、後半は一気にヨルダンがペースを握り、75-61で決勝進出一番乗り。もう一試合は中国vs韓国。怪我のため、準々決勝は温存した中国#8ZHU選手、韓国#6YANG選手はともに先発出場。前半終わって19-21とロースコアながらも痺れるような展開。韓国#6YANG選手は、足を引きずりながらも気合いの17得点を挙げる活躍を見せましたが、地元・中国が56-43で上回り、決勝進出を決めました。
本日、9月25日はいよいよ最終日。ハヤブサジャパン 男子日本代表チーム今年度の最終試合ともなる7-8位順位決定戦は、チャイニーズ・タイペイと13:30(日本時間14:30)より対戦します。何とか連敗を止め、最後は勝って日本に帰りたい、皆がそう思っています。
[決勝ラウンド:準決勝]
ヨルダン ○ 75-61 ● フィリピン
韓国 ● 43-56 ○ 中国
[5-8位決定戦]
イラン ○ 98-66 ● チャイニーズ・タイペイ
日本 ● 78-80 ○ レバノン
[9-10位決定戦]
アラブ首長国連邦 ● 72-76 ○ シリア
[11-12位決定戦]
マレーシア ○ 82-76 ● ウズベキスタン