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第26回FIBA ASIA男子バスケットボール選手権大会 兼 2012年ロンドンオリンピックアジア地区予選 大会第3日目終了

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2011年9月17日

海外遠征で培ったタフさを本番で発揮する#10竹内公輔選手

ポイントゲッターとして波に乗ってきた#9川村卓也選手

 第26回FIBA ASIA男子バスケットボール選手権大会 兼 2012年ロンドンオリンピックアジア地区予選は予選ラウンド最終戦を迎え、今日の結果により2次ラウンド通過する全チームが出揃い、今後の日本の対戦日程が決まっていきます。

 予選ラウンドCグループ1位通過を目指し行われたシリア戦。平均身長は日本の193.4cmに対し、シリアは197.5cm。217cmの#15AL HAMOWI選手を擁するシリアは、予選ラウンドで対戦する中で一番大きなチーム。

 第1ピリオド、立ち上がり、日本は#10竹内(公)がジャンプシュート、対するシリアは#10が3Pシュートを確率良く決め、一進一退の攻防となる。途中、シリアに逆転を許すも、残り47秒に#9川村が3Pシュートを射抜き、17-15とリードして第1ピリオド終了。第2ピリオドに入るとディフェンス良く相手に無理なシュートを誘い、リバウンドを拾ってオフェンスに展開。34-24と日本10点リードで前半終了。

 前半は212cmの#13GEORGES選手を起用したシリアでしたが、後半は208cmの#14KASABALLI選手、そして#15AL HAMOWI選手のツインタワーで対抗。簡単にリバウンドからのセカンドチャンスを奪われたが、日本はしっかりシュートを決め返し、57-42とリードを広げて最終ピリオドへ。高さに勝るシリアを相手にリバウンド争いでも勝つと、日本は連続得点を挙げ、77-55と22点差をつけて快勝。予選ラウンドで目標としていた1位通過を決めました。

 「シリアに勝ったことよりも、1位通過できたことがうれしい」と開口一番、笑顔を見せた#10竹内公輔選手。さらに「相手に先攻されても我慢して逆転できる力がついたと実感しています。海外遠征で強化したことでタフになることができたかなと思っています」と語りました。これまで続けてきた強化合宿が、しっかりと本番で花を咲かせ始めているようです。

 記者会見には#9川村卓也選手が登壇し、「自分たちのやるべきことはできており、その結果が良い結果につながったと思っています。インサイド陣は他のチームに比べて小さいながらも、竹内兄弟を始め、4番ポジションの広瀬選手、網野選手がリバウンドに絡み、ルーズボールからマイボールにでき、良い展開につながっています。2次ラウンドで対戦するであろう中国vsフィリピン戦を昨日見ましたが、インサイドも強いので、全員でリバウンドにいくことを徹底しないと苦しくなります。オフェンスでは、オールコートからの早い展開を仕掛け、それが出せなくてもセットオフェンスをしっかりできれば、良い試合ができると思っています」と、今日の試合、そして今後の2次ラウンドを見据えた話をしました。

 トーマス・ウィスマンヘッドコーチは、「シリアは3戦とも朝9時からの試合であり、我々は初の試合時間でしたので、昨日までと時間が違うことを懸念していました。しかしその辺は、トレーナーやメディカルスタッフの皆さんが体調管理や就寝時間の調整を行ってくれましたので、良いパフォーマンスを出すことができ、良い結果につながりました。大きいチームを相手にペイントエリア内で得点を挙げ、リバウンド数で勝つことができたのはとても良かったことです。2次ラウンドへ進んだヨルダンとシリアとの2勝分を次の2次ラウンドへ持ち越すことができます。この2勝があるからこそ、決勝トーナメント進出も近づき、準々決勝での組み合わせも良くなる可能性が高くなります」と、コメントを残しました。

 明日は休息日。「2次ラウンドからが本当の勝負になります。明日のオフは一回ゆっくりして、2次ラウンドはもっともっと激しく、ヨルダン戦の第3ピリオドで見せたようなバスケットを出していきたいです」と意気込みを語ったのは、#10竹内公輔選手。明日はしっかり休むとともに、練習で日本のやるべきことを確認し、さらなる戦いに挑みます。

 今日も会場では、JAPANのTシャツを着て最前列で応援してくださった方々がいました。日本でもたくさんの方がハヤブサジャパンの勝利を祈ってくれていると思います。期待に応えられるよう、明後日より始まる2次ラウンドをしっかりと戦っていきます。

 明後日9月18日(月)より始まる2次ラウンドの日本戦は、18:00(日本時間19:00)よりアラブ首長国連邦(グループD3位)と対戦します。
 ※当初の試合時間から変更になりましたので、ご注意ください。
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