ROAD TO LONDON ーオリンピック予選へ向けてー Part.1
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2011年9月12日
第26回FIBA ASIA男子バスケットボール選手権大会 兼 2012年ロンドンオリンピックアジア地区予選が中国・武漢にて、9月15日より開幕します。
36年ぶりのオリンピック出場権獲得を目指し、今春よりスタートしたハヤブサジャパン 男子日本代表チームは、17回に渡る強化合宿、フィジカル強い相手に強化を行ったベネズエラ/メキシコ遠征とドイツ遠征、強化期間中には今大会の出場権を賭けて行われた東アジア選手権、そして日本のファンの皆さんの前で国際親善試合も行い、準備をしてきました。
合宿や遠征の成果、これから始まるロンドンオリンピック予選へ向けて、ハヤブサジャパン全12選手の意気込みをご紹介します。
#4 松井 啓十郎(トヨタ自動車アルバルク)
国と国が戦うことは普通の気持ちではダメ― ジョーンズカップで初めて日本代表として国際試合のコートに立った時の気持ち
国と国が戦うというのは普通の気持ちで試合に臨んではダメだと思いました。どのスポーツにおいても良いライバルである韓国やアジア王者イランとの戦いは、選手として自ずとモチベーションは上がりますし、倒したいという気持ちは絶対にあります。その気持ちが、良いパフォーマンスにもつながりました。
― 背番号「4」に対する思い入れ
コロンビア大学時代も4番でしたし、高校生の時に世界選抜に選ばれた時も4番でした。4番から15番まである中で、一番好きなのは4番です。だから、今回4番を渡された時も何らかの縁があると思っていますし、良い気分です。
― オリンピック予選への意気込み
目標は出るからには優勝であり、ロンドンオリンピックへ出ることです。そのためにも1試合1試合をまず大事にして、予選ラウンドの3試合を3連勝して良い流れを作っていきたいです。また、2次ラウンドの強い相手と戦う時に良いパフォーマンスが出せるよう、しっかり調整していきたいです。特に中国やフィリピンと対戦する時は、その後の決勝トーナメントを見越しても、日本の勝負強さを見せないといけません。自分のシュートタッチも大事な試合へ向けて調子を上げていきたいです。
#5 竹田 謙(リンク栃木ブレックス)
2年前の悔しさを絶対に繰り返してはいけない― 2回の海外遠征で得たもの
バスケットをしていたというよりも、移動していた印象の方が強い遠征でした。いろんな国のいろんなバスケットに触れることができ、フィジカルは強かったです。しかし、それ以上に賢いプレイをする選手がたくさんいました。フィジカルだけではなく、視野が広く、判断の早さなど、体格と技術の両方を備えている良い選手もたくさんいて、とても刺激的でした。
― 前回大会、過去最低となるアジア10位からのリベンジ
昨年のアジア競技大会の成績が良かったからと言って終わるものではないし、これからずっとベスト4以上を続けていかないと、2年前のあの嫌な思いを、いつかはすることになってしまうわけです。それは絶対に繰り返してはいけないので、昨年に続いて今年もベスト4を続け、それ以上の結果を目指していきます。
― オリンピック予選への意気込み
オリンピックがかかった大切な大会ですし、これまでずっと今大会に合わせて合宿を積んできました。まずは悔いを残さないようしたいです。個人的にはあと何年、日本代表でプレイできるか分かりませんし、オリンピックを賭けた試合は今年と来年が最後のチャンスだと思います。絶対に悔いが残らないように、持ってるものを全部出し切って戦ってきます。
#6 桜井 良太(レバンガ北海道)
「何とかしたらオリンピックに行ける」という可能性が見えてきた― オリンピックへの思い
これまで、上の世代である佐古さんや折茂さんが言っていたほどの強い気持ちはありませんでした。自分が日本代表としてFIBA ASIA選手権に出た時の最高成績が5位であり、現実感はありませんでした。しかし昨年、レバノンやカタール、イランに勝ったことで、「何とかしたらオリンピックに行ける」という可能性が見えてきました。ロンドンオリンピック予選となる今大会で、オリンピックに行きたいという気持ちをプレイで出していきたいです。
― バスケットボールファンへ向けたメッセージ
メンバーが変わりながら合宿を続けてきましたが、今は良い状況で大会に臨めると思っています。僕たちもこのチームに期待していますし、ファンの方々もぜひオリンピック出場への期待を込めて、日本代表に声援を贈ってください。
― オリンピック予選への意気込み
ベンチから出て良い流れをつくるだけではなく、チームの中心となって引っ張っていく気持ちを持って戦いたいです。内容よりも、とにかく結果が全ての大会です。どんな形でも勝てるように、チーム一丸となって頑張ります。
#7 石崎 巧(財団法人日本バスケットボール協会)
成長の速度が上がった海外遠征― ユニバーシアード世界4位から変わったオリンピックへの思い
オリンピックへの夢は、全く小さい頃は思っていませんでした。やっぱりユニバーシアードはひとつのきっかけだったと思います。オリンピックと似たような環境でしたし、雰囲気を味わうことができました。その中で、結果を残せたことで、もっと上に行きたいと思う要因になったとは思います。ハッキリとあの大会だったとは言えませんが、ユニバーシアードがオリンピックを目指す上で、すごく大きな大会だったと言えます。
― 海外遠征での成果
ベネズエラ/メキシコ遠征、ドイツ遠征で得たものは確かにあり、自分たちの課題などが浮き彫りになりました。世界で戦う選手やNBA選手など、とても高いレベルの選手たちと戦ったことで、より自分たちが修正していかなければいけない度合いが増したと思います。そしてその分、成長の速度が上がったようにも感じます。
― オリンピック予選への意気込み
世界最終予選に回った方がアジアで勝ち抜くよりも難しくなります。今回、勝ち逃げしてオリンピック出場を決めてしまいたいです。日本の方が弱いと言われていても、勝つ確率は0ではありません。何がなんでも勝って、オリンピック出場を決めたいです。