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第33回男子ウィリアム・ジョーンズカップ 予選ラウンド 第4戦 vs韓国代表

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2011年8月10日

チームとしての団結は強まってきた若きハヤブサジャパン

今日の敗戦の悔しさをこれからに活かしていきます

「勝ちきれなければ意味がない」記者会見に登壇した東野コーチ、#10松井選手が口をそろえました。勝ちきることができた試合だっただけに、悔しさが抑えられません。

221cmの#11HA,Seung-Jin、シューターの#6YANG,Dong-Geunら主力選手を擁する韓国に対し、若きハヤブサは果敢に戦いを挑みました。

まず出足。正確なプレイが持ち味の韓国の調子を上げさせないよう、#8酒井、#14荒尾らが身体を張ったディフェンスで勢いを封じに行きます。ファウルが宣されても気持ちを切らさず、我慢して守っていきます。攻めてはこの日も出足からタッチが好調な#4岡田、#10松井、そして昨日、ベネズエラ・メキシコ遠征から合流し、本日初出場となった#7太田、#9正中が強気なプレイで日本のオフェンスに厚みを増します。

中盤、シュートミスなどで数度のオフェンスで加点できず、韓国にリードを許す場面でも、日本は我慢して好機を伺います。そういう場面ではことさらリバウンドに果敢に飛び込み、#14荒尾や#8酒井や#16ヒンクリーがオフェンスリバウンドを奪い取り、セカンドチャンスから得点につなげ、バスケットボールカウントを量産して最高潮の盛り上がりを見せます。しかし決めたいボーナススローは相次いで落としてしまいます。

11点差で迎えた第4ピリオド。2ケタの得点差ながら、第3ピリオド終盤で勢いを得たのは日本で、コート上のプレイヤーもベンチも一体となって韓国に立ち向かいます。最後になっても激しさの絶えないディフェンスから韓国のミスを誘い、#9正中が速攻に。韓国の後ろからの防御にファウルが宣されず、正中はエキサイトしますが、その流れを切った韓国のタイムアウト明けすぐさま3Pシュートを射抜き、完全に日本ペースの流れを作り上げます。ここで韓国ベンチが動き、#11HAを投入してきますが、日本のディフェンスの前に韓国のシュートはことごとく入らず、韓国の加点を抑えていきます。

迎えた残り2分。#8酒井のドライブからキックアウトして#7太田のジャンプシュートが決まり、64-69。その後#10松井が3Pシュートを射抜き、67-69、残り1分05秒。さらにその後、韓国のミスから#8酒井が走り、速攻に持ち込むも、ここはブロックで抑えられ、2点ビハインドのまま残り46秒。

その後の韓国の攻撃もシュートは入らず、残り18秒。最後のオフェンスを迎えた日本。#9正中にスローインされたボールはウイングを介しながら再び#9正中に戻り、同点をかけたジャンプショット。これが惜しくも外れて、すかさず#7太田がファウル。残り0.56秒。

韓国のスローインを奪おうと必死に守る日本でしたが、韓国#8MOONにボールが入ったところでタイムアップ。2点の差を追いつけず、日本は67-69で敗れました。

試合後のロッカールーム。韓国にチャレンジしたことについての評価と、ボーナススローを落とすなどの詰めの甘さについて、コーチ陣が投げかける。あとほんの一歩及ぶことのできなかった原因は選手たちが痛いほどに分かっています。たかが1本、されど1本に泣いたこの試合の経験を、次戦のヨルダン戦、また今後の日本代表活動の教訓として若きハヤブサジャパンは成長を続けていきます。
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