公益財団法人日本バスケットボール協会

第26回ユニバーシアード競技大会　男子日本代表チーム　第4・5次強化合宿報告

2011年7月12日

　2011(H23)年8月に中国・深圳にて開催される「第26回ユニバーシアード競技大会(2011/深圳)」へ向け、第26回ユニバーシアード競技大会　男子日本代表チームは7月1日(金)～7月4日(月)に山形県・蔵王坊平アスリートヴィレッジにて第4次強化合宿、7月8日(金)～7月10日(日)には味の素ナショナルトレーニングセンターにて第5次強化合宿を行いました。

　山形で行われた第4次強化合宿では、朝6時からトラックで200mダッシュを行い、4kmに及ぶクロスカントリーコースを走るなどのトレーニングキャンプを行い、コンディション向上に努めました。またJOC(日本オリンピック委員会)の指導の下、尿酸値などの測定を行い、選手個々の足りない部分が数値化され、その後の合宿で改善に取り組んでいます。

　第5次強化合宿では、引き続きボールを使った走り込み練習などでコンディションを高めながら、フォーメーションを把握し、チームとしてユニバーシアードで戦う準備を行いました。制限時間内に課されたシュート本数を決める練習でクリアできない時や疲れが見え始めると、選手たちが率先して声をかけ合い自然と円陣を組んで気合いを入れ直し、与えられた課題を積極的にこなしていました。

　キャプテンの渡邉 裕規選手(パナソニックトライアンズ)は練習後、「声をかけても反応しないと響いてるかどうかわからない。もっとコミュニケーションを取っていこう」とチームとしての向上を仲間たちに促しました。2大会振りにユニバーシアード日本代表選手に選ばれた小野 龍猛選手(トヨタ自動車アルバルク)は、「2007年にベスト4になった時のメンバーと共通するのは、みんなが真剣に練習に取り組んでいることです。トレーナーの吉本さんのメニューも当時に比べればレベルアップしていますので、より良い方向に向かっていると思います」と語り、目標に掲げる世界一へ向けて辛い練習を続けています。

　7月30日(土)から始まるドイツ遠征まで毎週末行われる強化合宿。次回、第6次強化合宿は7月15日(金)より開催する予定です。