第36回男子ウィリアム・ジョーンズカップ 第5日目 ハヤブサジャパンはチャイニーズ・タイペイBに69-79で敗れ、5連敗
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2014年8月13日
#4渡邉 裕規選手は結果にとらわれることなく自身や仲間の良いところを引き出しチームを引っ張る
#15満原 優樹選手からの合わせプレイで崩す場面が少しずつ出てきている
この試合で出場したメンバーの中に2mを越える選手がいないチャイニーズ・タイペイB。日本と変わらない身長であり、激しいディフェンスからブレイクを出す同じスタイルの両チームでしたが、10点の差が開いてしまいました。長谷川 健志ヘッドコーチは、「バスケットが全てにおいて攻撃的なことです。集中力や体のコンタクトといったところの積極性がプレイに表れています。玉際の強さなど少しのところなのですが、その差が出てしまいました。今大会通じてですが、今日もその点が反省として浮き彫りになりました」と、チャイニーズ・タイペイとの差を痛感しています。
また、日本の選手たちにはもっと「たくましさが必要」です。それは、「リバウンドやブロックショットなど、ボールに対して1人だけではなく次の選手もきてやられてしまいました。フィジカルを鍛えることも必要ですが、シュートやバスケットが上手いことだけではなく、もっと泥臭いプレイができる選手を日本全体として評価していかなければいけないと痛切に感じています」と長谷川ヘッドコーチは話しており、第3ピリオドにチャイニーズ・タイペイBが見せた爆発力を求めていかなければなりません。#12比江島 慎選手は、「身長が変わらないチャイニーズ・タイペイがここまでできるわけですから、ゴールに向かう強さなどは見習っていきたいです」と言い、様々な経験しながら学んでいます。
「早い展開で持っていかれることも多く、TOも多かったので、得点を取ること以上にミスしたことが反省点です」と振り返ったのは#4渡邉 裕規選手。勝てない状況ではありますが、「このチームでアジア競技大会に行くわけでもなく、逆にそのメンバーに入るために競争しなければいけないこともあります。結果にとらわれずに、それぞれ個々の成長につなげ、日本代表として少しでもうまくなって帰らなければいけません」と話しており、選手それぞれが課題を持って一戦一戦を戦っています。インサイドを任されている#15満原 優樹選手は、「1on1でインサイドから得点を取るのは難しいので、一人がいったらすぐに合わせに入り、そっちにもマークがいったら、もう一人合わせて行くような準備が必要です。それが出せずに、1on1で孤立してしまってブロックされたりしまっています。人数をかけて攻めていかなければ、なかなかインサイドから得点をすることはできません」と言います。今回のジョーンズカップメンバーは約10日間の準備期間だけで大会に乗り込んでおり、チームプレイでまだまだ難しい面もあります。「それでも声を掛け合ったりしながら補っており、少しずつですが良くなってきています。坂本(ジェイ)選手が出られない以上、体を張ってマークマンにリバウンドを取らせないことだけを意識して頑張るだけです」。
予選ラウンドも残すはあと2試合。次戦のエジプト戦は、8月14日(木) 14:00(現地時間 13:00)より行われます。この試合経過はFIBA LIVE STATにてご覧いただけます。
■8月13日(水) 第5日目 試合結果
チャイニーズ・タイペイB ● 69-79 ○ 日本
エジプト ○ 102-76 ● アメリカ選抜
韓国 ○ 74-69 ● イラン
チャイニーズ・タイペイA ○ 78-72 ● ヨルダン