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男子日本代表国際親善試合2014 第2戦 大阪大会 男子日本代表チーム(ヤングジャパン)が90-84で1勝1敗に戻し、勝負は明日の第3戦 神戸大会へ

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2014年7月20日

積極的にシュートを狙い、途中出場ながら11得点を挙げた#10中東 泰斗選手

終盤、勝利をたぐり寄せた#5白濱 僚祐選手のリバウンド

 大阪・舞洲アリーナで行われた「東日本大震災復興支援 ゼビオチャレンジカップ バスケットボール男子日本代表国際親善試合2014 ~近畿バスケットボール100周年記念大会~」の第2戦は、日本代表チーム(ヤングジャパン)がスプリングフィールド大学を90-84で破り、対戦成績を1勝1敗としました。

 今日は第1戦の反省を生かした勝利となりました。第1戦ではハーフコートでのセットオフェンスを意識しすぎて重たい展開になりましたが、今日はフリーランスオフェンス中心のオフェンスにシフトしました。それが功を奏し、序盤から走る展開でリズムを掴んでいった日本代表(ヤングジャパン)。特に、得点を決められたあとの素早いトランジションでスプリングフィールド大を苦しめます。スプリングフィールド大の#24ショーン・マーティン選手は「自分たちがシュートを決めた後に、彼らは素早い攻撃を仕掛けてくるなど、今日の日本はアグレッシブでした。それほど彼らから『勝ちたい』という思いが伝わってきました」と言います。

 また、第1戦はNBL選手と学生の組み合わせでメンバー構成をしましたが、練習期間の短さなどもあり、なかなかうまくかみ合いませんでした。そこで池内 泰明ヘッドコーチはNBL選手4人と、ビッグマンの#12野本 建吾選手(青山学院大学 4年)の組み合わせで試合をスタートさせました。「NBL選手にはある種のプライドもあるだろうし、それよりも彼らには脚力があります。序盤はディフェンスをしっかり強化して、相手のシュートを守ろうという考えもあって、その組み合わせでスタートさせました」と、池内ヘッドコーチはスタメン変更の意図を語ります。果たして、その5人が今日のゲームの流れを作ったわけです。

 良い流れができるとあとから入ってくる大学生組も伸び伸びとプレイができます。ベンチスタートながら11得点を挙げた#10中東 泰斗選手(明治大学 4年)は「昨日はシュートを打っていなかったので、今日は積極的に狙いにいきました。やはりシュートを打っていかないと得点も伸びないものだと改めてわかりました」と話します。さらに中東選手は、昨日チームとしてよくなかったフリースローにおいても、いい“つなぎ”をしました。特に第2ピリオド、チームの得点が停滞しているときにファウルをもらって、そのフリースローを決めたことは、相手に大きな流れを渡さずに済んだ要因の1つです。「フリースローはけっして得意ではないのですが、今日は気負うことなく打つことができました」。これもチームのリズムがよいからこその産物なのでしょう。

 もう1つ、スプリングフィールド大の#24マーティン選手が反省点として挙げていた「オフェンスリバウンドを取られすぎた」という点で活躍していたのが、#5白濱 僚祐選手(アイシンシーホース三河)。試合終盤、スプリングフィールド大の猛追を受け、残り4分、77-77の同点になったときのことです。お互いがボールへの執着心を見せて、ルーズボールの奪い合いになりました。そこから抜け出した日本代表(ヤングジャパン)が速攻に走り、#8須田 侑太郎選手(リンク栃木ブレックス)の打ったレイアップシュートが、ディフェンスの好守備もあってリングに嫌われたとき、そのボールに飛びついて、ファウルを受けたのが白濱選手でした。オーバーファウルだったので、白濱選手がフリースローを2本しっかり沈めて、再びリードを奪いました。また、3点リードの残り21秒で#12野本選手がフリースローの2本目を外したとき、そのリバウンドを奪い取って、次の得点につなげたのも白濱選手でした。
 白濱選手はリバウンドについて、「今日は絶対に負けられないと思っていましたし、#15橋本(晃佑)選手が出られなかったので、リバウンドに集中しようと思っていました。僕はリバウンドやルーズボールといった泥臭いところで頑張りたいと思っているので、第4ピリオドの勝負所であのようなリバウンドが取れて、ホッとしました」と、自分のプレイに納得をしていました。

 1勝1敗となって、明日の第3戦 神戸大会は決戦の舞台となります。スプリングフィールド大のチャーリー・ブロックヘッドコーチが「これまでと異なることをするつもりはないが、今日のゲームはアシストが少ないのが不満です。またディフェンスの戻りも遅い。明日は早く戻って、日本に少しでもセットオフェンスをさせて、攻めたいようには攻めさせないディフェンスをしたい。明日も激しいゲームになるだろう」と言えば、対する池内ヘッドコーチも「突き放せるところで自らミスをしてしまいました。そこを乗り越えれば、もう少し楽に勝てたゲームだったのだが、明日は今日のよかったところを伸ばしながら、ミスやディフェンスリバウンドのところを改善して臨みたい」と言います。

 お互いが死力を尽くして戦えば、必ず良いゲームになることは間違いありません。その上で白濱選手は、「硬くなりすぎず、楽しみながら、日本代表とスプリングフィールド大のお互いが思い出に残るようなゲームをしたいです」と言うように、若い選手たちだけに今後のプラスになるような経験を積んで欲しいところです。

 明日、グリーンアリーナ神戸で行われる第3戦 神戸大会は、7月21日(月・祝) 16:00ティップオフ。また、ヤングジャパンの試合前には、国体少年男子選抜チーム 近畿対抗戦「兵庫県代表 vs 奈良県代表」が13:00より行われます。

 第2戦の前売チケットは、本日、7月20日(日)23:59まで発売中。当日券は、11:00より販売を開始、12:00開場予定です。
 また、会場に来られない方は、「応援.com」にてネットライブ配信(無料)が行われます。ぜひ、会場やスマホからヤングジャパンを熱くご声援ください。
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