第5回FIBA ASIAカップ 第6日目 大会休息日 明日の決勝ラウンド・準々決勝の相手はチャイニーズ・タイペイ
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2014年7月16日
長谷川 健志ヘッドコーチが目指すバスケットがコートで表現できれば、勝てるという手応えを実感
ハーフタイムやタイムアウト中でも選手同士が意見を出し合い、チーム力は上向き
予選ラウンド4試合を戦い終え、「コンタクトの弱さは課題として見えましたが、少しずつ慣れたはずです」と、長谷川 健志ヘッドコーチは振り返ります。チャイニーズ・タイペイの印象については、「帰化選手の#5 Q. DAVIS III選手がおり、強さとスピードある相手をどう守るかがひとつのテーマになります。また、若い選手たちですが思い切り良く、ドライブも速いですし、身体能力が高い選手が揃っています」。日本が対抗するためには、「ディフェンスからしっかり組み立てなければいけません。中国戦もディフェンスが良い時にはファストブレイクを出せていました。しかし、ファストブレイクが無く、ゆっくりしたオフェンスになると日本にとっては厳しくなります」と話すように、予選ラウンドから変わらずディフェンスが重要です。
試合中、ベンチに目を向けると、長谷川ヘッドコーチは厳しい表情を見せることが多々あります。長谷川ヘッドコーチが求めるプレイとコート上で表現する選手たちに少しギャップがあるようで、そこが上手くいかないと悔しさを爆発させます。「ピック&ロールをもっと早くしたりとか、コンビネーションをもう少し精度を上げたりとか、今日の試合でも…挙げれば切りがありません」と、思い出すだけでも怒りが込み上げてきそうなほど。しかし、そのギャップを埋めることができれば、「アジアで勝つことも、世界に出ることだって十分できると思っています」としっかり手応えを感じています。実際に日本が良いリズムになり、得点を重ねた時間帯は全ての試合で見られました。40分間通して日本が目指すバスケットさえ出せれば、状況が一変する期待感は感じられており、選手たちもそれを信じて日々努力しています。
明日から一発勝負の決勝ラウンドが始まります。予選ラウンドで2敗したハヤブサジャパンですが、リセットして新たなる戦いのスタートです。#6正中 岳城選手(トヨタ自動車アルバルク東京)は、「どのチームも表情を変えてくるでしょう」と気を引き締めます。準々決勝へ向け、「グループBは爆発力のあるチームが多い印象があり、そのようなチームと戦うためにも、ディフェンスの部分でどうコントロールできるかが大事になります。相手の良いところを出さずに守ることを意識していきます。そして、やっぱり初戦に勝たなければいけません」と話していました。
第5回FIBA ASIA カップの準々決勝、チャイニーズ・タイペイ戦は、明日、7月17日(木) 12:30(日本時間 13:30)よりティップオフ。どちらが勝っても来年のFIBA ASIA 選手権へ向けた東アジアサブゾーンの出場枠を増やすことができますが、しっかり自分たちの手で勝ち獲らねばなりません。そして、準決勝で対戦する可能性が高い中国へリベンジするチャンスも合わせて掴みにいきます。