ハヤブサジャパン 平成26年度女子日本代表チーム 第2次強化合宿開催報告 -強豪・チェコ代表との3試合は、日本が2勝1敗で勝ち越し-
<-php echo date("Y年m月d日",strtotime($news_info.post_date));?>
2014年7月7日
コートに向かう選手たちに声をかける#13大神 雄子キャプテン
世界レベルを肌で感じながら「楽しい」と話していた#10渡嘉敷 来夢選手
■ハヤブサジャパン 平成26年度バスケットボール女子日本代表チーム
第2次強化合宿 日本代表vsチェコ代表 試合結果
【GAME1】 女子日本代表 ● 51-59 ○ チェコ代表
【GAME2】 女子日本代表 ○ 74-54 ● チェコ代表
【GAME3】 女子日本代表 ○ 64-56 ● チェコ代表
チェコ代表戦について、内海 知秀ヘッドコーチに総括していただきました。
「今年度の初試合だったこともあり、初戦は向かっていく姿勢などが欠けていたのか、それとも選手たちの気持ちが空回りしていたのか内容も良くありませんでしたが、しっかり第2戦で修正できたのは良かった点です。その2戦目も前半はなかなか走れなかったのですが、後半は日本らしく走り切ることができ、また栗原(三佳)選手が良いところで3Pシュートを決めてくれたことで波に乗れました。その良い流れが3戦目も続き、チェコを相手に2勝できたことは選手たちにとっても自信となり、次のステップに向かっていけるモチベーションにつながったと思います」
髙田 真希選手(デンソー アイリス)、長岡 萌映子選手(富士通 レッドウェーブ)をフォワードにコンバートし、全体的にサイズアップして強化中のハヤブサジャパン。高身長選手が揃ったチェコ代表を相手に、「ディフェンスではまだまだ強化は必要ですが、今までとは違う守り方ができるようになっています。オフェンスでは、髙田選手は中間距離のシュートがうまく、長岡選手はトランジションで走って得点を獲ってくることを要求したところ、第2戦と第3戦では活躍してくれました」と内海ヘッドコーチは評価していました。
「ベストメンバー、ベストコンディションではない相手なので勝って当然であり、この2勝に満足はしていません。しかし、若い選手が多いので負けるよりも勝って自信につなげることが大事。勝たなければ課題点も前向きに捉えられないところがありますので、まずは勝てて良かったです」と話すのは、大神 雄子キャプテン。チェコ代表戦を通じて、「日本の大きな課題であるリバウンドがクリアに近づいているかな、と思えるようになりました」と言います。実際にはオフェンスリバウンドも2桁以上獲られていたのですが、「思ったより目立っていないと感じています。今まではリバウンドに対してネガティブ思考でしたが、今回チェコと対戦してみてそこまで気にならなかったです。逆に自分たちのミスの方が印象に残り、そこはいくらでも修正できます。もちろん数字としては多くのリバウンドを獲られているので、そこはしっかり改善していかねればなりません」と話しており、アジアチャンピオンは世界に向けて順調に成長しています。
これまでも大きな期待をされていながら、怪我により世界の舞台へ出場する機会に恵まれなかった渡嘉敷 来夢選手(JX-ENEOSサンフラワーズ)。今回、世界を肌で感じたチェコ代表戦を終え、「自分より大きな相手とマッチアップすることは国内では絶対にできない経験です。この試合を通じていろんなプレイを知ることができ、シュート率の高さに驚かされました。クイックモーションからのシュートやその確率の高さは見習いたいです。国内であれば、パワーで持って行けばゴールできてしまいますが、チェコを相手にはそうはいきませんでした。それが大きな違いです。いろいろな課題や通用するプレイが見つかったことは、すごくプラスになりました。国際親善試合が今から楽しみです」と手応えを感じ、目を輝かせていました。
17日間に渡る第2次強化合宿を終え、1週間のオフを過ごした後、7月14日(月)から再び集まり、「東日本大震災復興支援 バスケットボール女子日本代表国際親善試合2014」へ向けて準備します。次なる相手は、アフリカ代表としてFIBA世界選手権に出場するモザンビーク代表(FIBAランキング38位)、チェコ代表を上回るFIBAランキング2位、ロンドンオリンピック銅メダリストのオーストラリア代表。
大神キャプテンは、「国際親善試合もホームで行われる国際大会であることを意識し、しっかり準備して戦っていきます」と、気を引き締めていました。7月27日(日)には、大神キャプテンの故郷である山形県(会場:上山市体育文化センター)でも開催されます。秋田県、宮城県の3県で行われる国際親善試合2014へぜひ会場へ足を運んでいただき、ハヤブサジャパンとともに世界と戦いましょう。