第27回FIBA ASIA男子バスケットボール選手権大会(兼 2014FIBAワールドカップ アジア地区予選) 大会第5日目 ハヤブサジャパンは地元・フィリピンに12本の3Pシュートを許し、71-90で敗戦
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2013年8月6日
日本vsフィリピン戦ティップオフの様子
#13辻 直人選手に声をかける#10竹内 公輔選手
「アウェイの中、自分たちを応援してもらっていると思ってプレイしようと話していたが、入りは固くスタートダッシュはうまくいきませんでした」と#10竹内 公輔選手が言うように、いきなりフィリピンに3連続得点を許しリードされる展開。しかし、#11桜井 良太選手のフリースローで初得点を挙げてから少しずつ落ち着きはじめた日本は、逆に3連続得点で8-9と追い上げます。「ホンコン・チャイナ戦でシュートタッチが良かったので、今日の試合も引き続きどんどん打っていこうと思っていましたし、他のPGとは違う自分の持ち味であり、そこは出せたと思います」。そう話すのは第1ピリオド終盤に、交代したばかりで3Pシュートを沈めた#13辻 直人選手。1点差まで詰めますが、逆転まで至らず14-17で第1ピリオドが終了。
#4松井 啓十郎選手の3Pシュートで17-17と同点に戻して第2ピリオドがスタート。しかし、この試合もこれまでの2試合同様、3Pシュートを簡単に打たせてしまって相手にペースを明け渡してしまいます。日本もしっかり点数を返してはいますが、それ以上に3Pシュートやバスケットカウント、そしてダンクシュートと勢い付くプレイでやられることで観客が後押しし、36-46の10点差で前半を終えます。
逆転へ向けて大事な後半の立ち上がりでしたが、#6CHAN選手の2連続3Pシュートを含め連続得点で一気に点差を引き離されます。「後半は、ディフェンスを頑張って点差を詰めなければいけなかったのに、集中力を欠いたまま入ってしまい、3Pシュートを決められて点差を離され、フィリピンに気持ち良くバスケットをやらしてしまいました」と鈴木 貴美一ヘッドコーチが振り返るように、第3ピリオドだけで15-29と一方的に攻められてしまいました。51-75、24点を追う日本はその点差が重くのし掛かり、さほど点差を詰められないまま71-90で敗れ、悔しい2敗目を喫しました。
リバウンド総数はフィリピンの29本を大きく上回る42本を奪った日本。しかし、ターンオーバーはフィリピンより8本も多い18本。そして、勢いに乗らせてしまった3Pシュートは日本の倍となる12本を決められました。鈴木ヘッドコーチも「オフェンスではターンオーバーからやられてしまい、大事な勝負どころで3Pシュートに対するディフェンスが甘かったことに尽きます」と敗因を挙げます。8得点とオフェンスで貢献しながらも、4つのターンオーバーを犯した辻選手。「PGとしての未熟さもそうですが、選手としての未熟さが出てしまいました」と反省していました。すぐさまやってくる試合へ備え、しっかり修正していかなければ同じことを繰り返すばかり。「同じミスを出さないようにして、コーチが求めるバスケットをしっかり表現して、僕らの持ち味を全力で出せたら勝てます」と、辻選手は話し、ロッカールームへと戻っていきました。
諦めずに戦う集団としてチームを作ってきていましたが、24点差を付けられたこの試合は気持ちも折れていました。「第4ピリオドでベンチも、コートの5人も沈んでいました。明日も明後日も試合はあるわけだから、最後まで希望を持って、次につながる試合をしよう」と仲間に話し、チームを鼓舞した竹内選手。その次戦の相手はこれまで負け無し4連勝中と勢いに乗るチャイニーズ・タイペイ。竹内選手は、「みんなもっと勝利に飢えて戦って欲しい」とも話しており、決勝トーナメント進出にも黄色信号が点ったハヤブサジャパンは、何としても勝利をもぎ取らなければなりません。運命のチャイニーズ・タイペイ戦は、8月6日(火) 15:00(日本時間16:00)ティップオフ。
■大会第5日目 8月5日(月) 試合結果
カタール ○ 75-61 ● ヨルダン
イラン ○ 102-58 ● インド
チャイニーズ・タイペイ ○ 94-55 ● ホンコン・チャイナ
カザフスタン ● 67-73 ○ 中国
マレーシア ● 56-71 ○ タイ
フィリピン ○ 90-71 ● 日本
韓国 ○ 96-51 ● バーレーン