第27回FIBA ASIA男子バスケットボール選手権大会(兼 2014FIBAワールドカップ アジア地区予選) 大会第4日目 大会休息日 -ハヤブサジャパンは2次ラウンドへ向け、調整実施-
<-php echo date("Y年m月d日",strtotime($news_info.post_date));?>
2013年8月4日
ヘッドコーチの言葉に自信を取り戻した#4松井 啓十郎選手
地元フィリピン戦は毎試合熱狂しているアリーナ
■グループE(グループA・B上位各3チーム)
チャイニーズ・タイペイ(A1位/2勝0敗)
フィリピン(A2位/1勝1敗)
ヨルダン(A3位/0勝2敗)
カタール(B1位/2勝0敗)
日本(B2位/1勝1敗)
ホンコン・チャイナ(B3位/0勝2敗)
■グループF(グループC・D上位各3チーム)
イラン(C1位/2勝0敗)
韓国(C2位/1勝1敗)
中国(C3位/0勝2敗)
カザフスタン(D1位/2勝0敗)
バーレーン(D2位/1勝1敗)
インド(D3位/0勝2敗)
※勝ち上がった当該チームの戦績のみ持ち越しとなります。
■日本戦 2次ラウンドスケジュール
8月5日(月) 20:30(日本時間21:30)~ 日本 vs フィリピン
8月6日(火) 15:00(日本時間16:00)~ 日本 vs チャイニーズ・タイペイ
8月7日(水) 10:30(日本時間11:30)~ 日本 vs ヨルダン
「これからがトーナメントだという気持ちで、全部勝つ気で2次ラウンドに向かいます」。予選ラウンドを終えた鈴木 貴美一ヘッドコーチは強い口調で決意を現します。2次ラウンドへ向かうために、これまでの2試合で見えた課題の修正点を練習した休息日。さらに、選手それぞれに声をかけながら精神面をケアしながら、秘めたる闘志に火をつけることもヘッドコーチの役目であり、チーム全体で強い気持ちを持って臨まねば勝てるような大会ではありません。
2試合で3Pシュートを7本放って1本しか決められてない、昨シーズンのJBL3Pシュート王の#4松井 啓十郎選手。「カタール戦の後半から3Pシュートが決まらず、特にホンコン・チャイナ戦では自分のタイミングで打てておらず、シュートが入らないことを意識したり、考えすぎてしまっていました」。シューターはシュートを決めるのが仕事。好不調があってはならないだけに、シュートが入らないと落ち込みも激しいポジションです。そんな松井選手のそばへ行き、鈴木ヘッドコーチは「日本でお前が一番3Pシュートが上手いのだから、この大会でもその武器を出していけ」と言葉をかけたそうです。それにより松井選手は、「自分の力を信じて徹底して狙い打つことでこのチームに貢献できる」と自信回復。2次ラウンドへ向けて、「ジョーンズカップでチャイニーズ・タイペイとヨルダンに負けているので、ここで絶対にリベンジしたいです。決勝トーナメントへ向けて、この2次ラウンドが本当に重要になってきます。この3試合をきっちり勝てれば、自分たちの自信にもつながるし、その先を勝ち抜くためにも大事な3試合です」と、吹っ切れた表情で松井選手は意気込みを語りました。
ウィリアム・ジョーンズカップ期間中、その時に好調な選手がしっかりと声をかけてチームを引っ張ろう、という話をしました。それで言えば、初戦で27点を挙げた#14金丸 晃輔選手がリーダーシップを取ることとなります。「カタール戦の前半は良いペースでしたが、後半はディフェンスも厳しくなり、自分もいっぱいいっぱいになってしまってそれどころではありませんでした。そこはダメな点であり反省してます」。才能溢れる選手たちではありますが、さらにリーダーシップを発揮して選手としての幅を広げる活躍に期待したいところです。反省しきりの金丸選手は、2次ラウンドへ向けて、「リバウンドとディフェンス。この2つを徹底してやらなければ試合にもなりません。その上で、3Pシュートなどそれぞれの持ち味である技術を出して行くことで、しっかり日本のバスケットを出すことができ、絶対に勝てるはずです」と話し、今日も反省点を踏まえて練習に汗を流しました。
予選ラウンドを終え、開幕戦で韓国に敗れた中国は、イラン戦ではおとなしいまま試合を終え、マレーシアには大勝しましたがその1勝は持ち越されず、2敗という結果で2次ラウンドへ。2万人収容可能なモール・オブ・アジア アリーナは連日多くのファンが埋め尽くしています。その中でも昨日、地元フィリピンとの接戦を制したのはチャイニーズ・タイペイ。気持ちの強さをまざまざと見せつけられました。
真剣勝負となるFIBA ASIA選手権大会はどの試合も「精度」と「強度」が大事であるとあらためて感じさせられます。それぞれのチームが目指すバスケットを正確に、そして気持ちを強く持って強いプレイを出したチームが勝利をつかんでいます。鈴木ヘッドコーチがチームに掲げている「PLAY SMART」「PLAY TOGETHER」「PLAY HARD」は、まさにそのことです。「2次ラウンドは死ぬ気で、戦争のつもりで戦って行きます」と言う#10竹内 公輔選手。さらなる激しさを増す2次ラウンドへ向け、我々の目標であるFIBA ワールドカップ出場権獲得へ向け、闘志を燃やします。