平成24年度女子U-18日本代表チーム 第21回FIBA ASIA U-18女子選手権大会より帰国
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2012年10月9日
オリンピックを目指し努力して欲しいと話す鈴木強化本部長
笑顔で帰国した松本選手(左)と早坂選手(右)
一色 建志ヘッドコーチは、「韓国、チャイニーズ・タイペイ、中国と対戦する予選ラウンド最初の3連戦を頑張りきることを考えていました。初戦の韓国戦は、日本のPG陣がFIBA ASIA U-16選手権や日中韓大会に出ていた経験を生かして戦ってくれました。最初、日本選手の身長を高くして臨んだところ、相手の1-2-1-1のゾーンプレスに対してボールが回らず、日本の良さがなくなりました。小さくても機動力重視に戻したところ韓国に勝つことができました。この初戦で日本の良さを再確認できたことで、良い形で大会に入れたと思っています。決勝の中国戦は、試合自体は惜しかったです。前半はディフェンスが良かったですし、リバウンドも獲れていました。しかし敗因は、やっぱりリバウンドのところです。日本も勝つ要素はありましたが、中国#10に3Pシュートを2本決められてやられました。日本も3Pシュートを打っていましたが、そこを決めきれなかったのが勝敗の差でした」と、大会を振り返りました。
センタープレイヤー河村 美幸選手(桜花学園高校 3年)は、「予選ラウンドではディフェンスもオフェンスもどっちもできておらず、あまりチームに貢献できませんでした。しかし決勝では、ディフェンスで簡単にやられないこと、相手にオフェンスリバウンドを獲られないことを意識して臨み、予選よりもチームに貢献できたと思います。前半リードをしていて流れも良かったのですが、最後まで集中力が続かず、もう少ししっかり集中して戦うべきでした」と自分よりも大きな中国と対戦した感想を述べました。
帰国を迎えた鈴木 秀太強化本部長より「来年のFIBA U-19女子世界選手権ヘ向けて、これまでやってきた強化を継続してください。そして、あくまでも目標は2016年オリンピック出場であり、このメンバーの中から一人でも多く入れるようにさらに努力して欲しい」と選手たちに話しました。4年後、大学生としてオリンピック出場を夢見る藤岡 麻菜美選手(筑波大学 1年)は、「4年後のオリンピックに行くために、まずは日本代表に選ばれたいです。そのためにも大学でしっかり頑張ることが大事ですので、これからチームに戻り、また一から頑張りたいです」と、夢へ向かっての努力を誓いました。
一色ヘッドコーチより「この経験を生かして、世界と戦う意識をずっと持ち続けて、レベルアップを図って欲しい」と選手たちに告げ、女子U-18日本代表チームは解散しました。来年のFIBA U-19女子世界選手権まで、各選手たちは所属チームに戻ってレベルアップに努めます。三菱電機 コアラーズにてWJBLルーキーシーズンをスタートさせる松本 咲選手は、「今回は銀メダルでしたが、これ以上の輝きを目指すとしたら1位になるしかありません。どんな強敵にも立ち向かっていきます。目標は高く、世界で金メダルを目指します。そのためにも、これからWJBLで一戦一戦を楽しみながらどんどん成長していきますので、応援よろしくお願いします」と、今後の意気込みを語りました。WJBL、大学、高校と様々なカテゴリーから選ばれた選手たちへ、今後もご声援をよろしくお願い致します。
来年の世界選手権へ向けて藤岡キャプテンは、「今回、中国に負けた思いを今後も忘れないで欲しいです。このチームならば世界でも戦えると思いますし、女子U-17日本代表が世界4位という結果も残していますので、そこはみんなが自信としながらもしっかりと自覚を持ってレベルアップし、来年またみんなと集まれるようにしたいです。本当に楽しいチームであり、だからこそ良い結果につながったと思っています。みんな、ありがとうございます」と、チームメイトに向けたメッセージを残してくれました。昨年開催された女子U-19世界選手権では世界7位と健闘しました。さらなる好成績を獲得できるよう、これからの選手たちの成長と活躍に期待したいです。