ハヤブサジャパン 平成24年度男子日本代表チーム 第5次強化合宿開催報告
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2012年7月17日
ゲーム形式の練習が増えチームとしての強化を本格始動
JBL新人王として自信と自覚が芽生えた金丸選手
チャイニーズ・タイペイ戦を終え、鈴木 貴美一ヘッドコーチは「第3ピリオドの終わりから第4ピリオドの最初の部分で迷いながらプレイしてしまい、少しリズムを崩した場面はありましたが、全体的に見れば短い期間の中で若い選手たちが日本代表のユニフォームを着て、それなりのパフォーマンスを見せてくれました。常に国際ゲームでは課題となるリバウンドの部分でも、相手より多く獲ることができていましたので、最初の試合としては良い出来でした」と、評価しました。
スターターとして起用された金丸 晃輔選手(パナソニックトライアンズ)は、「失敗を恐れずにプレイすることはできました。自分のプレイを出せずに終わることだけは避けたかったことであり、自分のタイミングでシュートを打てていたことは良かったと感じています。遠慮していてはいけませんので、入る入らないは別としてもシュートは打てていました」、同じくスターターとして出場した張本 天傑選手(青山学院大学 3年)は「緊張してしまって自分のスタイルを出すことができませんでした。シュートに行ける時に打てなかったり、ちょっと悔しいです。ディフェンスに関しては、大学生らしく一生懸命プレイしました」とそれぞれ試合を終えた感想を挙げました。
初戦の反省点を踏まえながら、ハヤブサジャパン 平成24年度バスケットボール男子日本代表チームは7月12日(木)~15日(日)までの期間、第5次強化合宿を味の素ナショナルトレーニングセンターにて実施しました。合宿初日にはアスリートチェック(体力測定)を行いました。これは選手自身の体力の現状を知るためであり、有酸素・無酸素運動で限界までの力を出し切りながら、練習同様にハードな測定となりました。この測定結果により、足りない部分を数値で知ることができ、今後のトレーニングに生かされます。このような測定ができるのも、味の素ナショナルトレーニングセンターを使用できる日本代表だからです。
これまでは個人のスキルアップに練習時間を費やしてきましたが、「個人のスキルを上げる育成の部分はこれからも続けていきますが、この合宿からはゲームを含めたチーム練習を増やしていきます」と、鈴木ヘッドコーチが話すように、対人練習の時間が増えています。
次なるハヤブサジャパンの実戦の舞台は、8月18日(土)からタイペイ市で開催される「第34回男子ウィリアム・ジョーンズカップ」です。鈴木ヘッドコーチは、「これからはチームが目指すシステムを植えつけ始めていき、いろんなチームに対応できるよう取り組んでいきます。ジョーンズカップではまだまだ完璧にはいかないでしょうが、ある程度は日本代表としての戦い方や相手との対応ができるようにしたいです」と話しており、今後も毎週のように続く強化合宿を積み重ねて強化を図ります。
また、金丸選手は「次はジョーンズカップで再び海外のチームと対戦して良い経験を積み、今年の大一番となるFIBA ASIAカップに挑みたいです」と、大田区体育館で開催される「FIBA ASIAカップ2012」(9月14日~22日)に照準を合わせています。
次回、男子日本代表チームは、7月19日(木)より第6次強化合宿を開催します。