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第89回天皇杯・第80回皇后杯(オールジャパン2014) 第7日目 女子決勝 -JX-ENEOSサンフラワーズが2年ぶり18回目の優勝-

2014年1月12日

昨年と同じ顔合わせとなった決勝戦

悔しさを晴らす22得点を挙げたJX-ENEOS#21間宮 佑圭選手

 「東日本大震災復興支援 第89回天皇杯・第80回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会」(以下オールジャパン)は一足早く女子は最終日を迎えました。

 元日からスタートしたオールジャパン。2回戦から登場した桜花学園高等学校の健闘に沸き、大阪体育大学や白鴎大学、愛知学泉大学がWJBLチームへ挑むも一歩及ばず。逆にトヨタ紡織サンシャインラビッツが3回戦から登場した松蔭大学を破り、WJBLが8つのシード枠を奪え返すことに成功。準々決勝デンソーアイリス戦は、67-63と薄氷の勝利で勝ち上がったJX-ENEOSサンフラワーズ。昨日の準決勝では、今シーズン唯一黒星を喫していた三菱電機 コアラーズを85-56と大差で退け決勝進出。対するトヨタ自動車アンテロープスは、全3試合を25点以上離す圧勝で決勝まで進んできました。昨年と同じ対戦カードとなるWJBL上位2チーム同士の対戦、JX-ENEOS(WJBL1位)vs トヨタ自動車(WJBL2位)の決勝戦。2連覇を目指すトヨタ自動車、2年ぶりの王座奪還を狙うJX-ENEOSの戦いが始まりました。

 JX-ENEOS#12吉田選手の先制点でゲームはスタート。トヨタ自動車の3Pシュートが決められない中、JX-ENEOSがは#21間宮選手、#10渡嘉敷選手が高さを生かして得点を重ね、開始7分で16-6でJX-ENEOSのリードは10点。しかしトヨタ自動車も、ディフェンスから流れを呼び込み、#25久手堅選手の3Pシュートが決まって反撃。第2ピリオド開始4分、ミスが続くJX-ENEOSに付け入るトヨタ自動車は#12矢野選手のシュートで21-20、逆転に成功。リバウンドからチャンスを作るトヨタ自動車でしたが、もう1本が決まりません。逆にJX-ENEOS#11岡本選手が3本の3Pシュートを沈め、39-28と11点差で前半を終えます。
 第3ピリオドは#21間宮選手、#10渡嘉敷選手が得点を重ねたJX-ENEOSが52-34と18点差を開いて終了。残り10分、逆転を目指すトヨタ自動車。ようやく3Pシュートが当たり始めた開始3分。#2川原選手、#24栗原の連続3Pシュートで56-49、7点差に迫るトヨタ自動車。JX-ENEOSのターンオーバーが続き、さらに残り5分には#10渡嘉敷選手がファウルアウト。両チーム応援団もヒートアップする中、JX-ENEOSは意地を見せて得点を重ね、再び10点差とします。トヨタ自動車もディフェンスで粘り、3Pシュートで応戦しましたが単発に終わり、逆にJX-ENEOSに速攻を出されて失点。最後までJX-ENEOSを追いかけたトヨタ自動車でしたが及ばず、69-61でJX-ENEOSが逃げ切って勝利し、王座奪還に成功。2年ぶり18回目の皇后杯優勝に輝きました。

 「トーナメントなので1点でも良いから勝ってくれ、と選手たちには言っており、しっかり結果を出してくれた」と昨年のリベンジを果たし、選手を労った佐藤 清美ヘッドコーチ。#12吉田選手は、「(昨年トヨタ自動車に敗れた)オールジャパンの借りを今日、この決勝の場で返せて良かったですし、自分たちの手で、自分たちの力でトロフィーを奪い返せたことが一番うれしい」と安堵の表情を見せていました。また、昨年は怪我で思うようにプレイできなかった間宮選手は、「今大会では昨年勝てなかった悔しさと自分が怪我してできなかった悔しさを一気に晴らすことができ、すごくスッキリしています」と清々しい表情を見せ、最後にファウルアウトしてしまった#10渡嘉敷選手は「これもひとつの経験と考えて、リーグに気持ちを切り替えてがんばります」と、JX-ENEOSの目標であるオールジャパンとWJBLの二冠へ向け、気持ちを新たにしています。WJBLは、今週末1月18日(土)より早くも再開します。勝ち上がったチームは弾みをつけ、敗れたチームは反省点を糧にさらなる熱戦が続くWJBLで選手たちへのご声援をよろしくお願い致します。

■女子決勝
JX-ENEOSサンフラワーズ ○ 69-61 ● トヨタ自動車アンテロープス

【優 勝】JX-ENEOSサンフラワーズ(2年ぶり18回目)
【準優勝】トヨタ自動車アンテロープス
【第3位】富士通 レッドウェーブ、三菱電機 コアラーズ

【大会ベスト5】
吉田 亜沙美(JX-ENEOSサンフラワーズ#12)2年ぶり4回目
渡嘉敷 来夢(JX-ENEOSサンフラワーズ#10)4年連続4回目
間宮 佑圭(JX-ENEOSサンフラワーズ#21)初受賞
川原 麻耶(トヨタ自動車アンテロープス#2)2年連続2回目
森 ムチャ(トヨタ自動車アンテロープス#22)初受賞

 オールジャパンはあと1試合。明日、1月13日(月・祝)午後3時より行われる男子決勝「トヨタ自動車アルバルク東京 vs 東芝ブレイブサンダース神奈川」を残すのみとなりました。準決勝は9千人近い応援団が集まった国立競技場第1体育館。明日の決勝も混み合うことが予想されます。チケットはお早めにチケットバスケット等にてお求めいただいた方が確実です。この試合の模様も女子決勝同様、地上波NHK Eテレにて15時より生中継されます。日本一決定戦ラストマッチ、男子準決勝と同じような熱い戦いにご期待ください。

試合日程・結果

1月1日(水・祝)

男子1回戦/女子1回戦 詳細へ>

チケット

1月2日(木)

男子2回戦/女子2回戦 詳細へ>

チケット

1月3日(金)

男子3回戦/女子3回戦 詳細へ>

チケット

1月4日(土)

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1月5日(日)

男子準々決勝/女子準々決勝 <詳細へ>

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1月11日(土)

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1月12日(日)

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1月13日(月・祝)

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