男子日本代表最年長記録更新
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2009年5月15日
第6次強化合宿中の5月14日、最年長の折茂武彦選手がめでたく39歳の誕生日を迎えました。日本代表の長い歴史の中では、これまでエリック・マッカーサーが38歳で代表選出の記録を保持していましたが、その記録を塗り替えた折茂選手。
練習が終わり、ストレッチも終え、いつもならばそのまま解散のところ、急きょホッブスHCから集合の号令。「選手の中で最年長であり、私の次に年齢を取っている…」というジョークとともに、取材に来られていたテレビ朝日の皆様からいただいたバースデーケーキが登場。プレゼンターの桜井選手は不敵な笑みを浮かべながら折茂選手に近づき・・・最年長にも関わらず、チームメイトから手荒な祝福を受けていました。
最年長記録を更新した折茂選手に、日本代表について伺いました。
■折茂 武彦選手(レラカムイ北海道)
[Q]お誕生日おめでとうございます。今日(5月14日)で39歳を迎えられましたが、現役を長く続ける秘訣はあるのでしょうか?
折茂選手:いや全くないですね。若い選手たちと一緒に話をしたり、ふざけ合ったりしているのがいいんじゃないですかね。
[Q]長きに渡って日本代表として戦って来ましたが、これまでと比べて今回の日本代表の雰囲気はいかがでしょうか?
折茂選手:非常に明るくて、選手各自も仕事をきっちりとこなす良いチームだと思っています。
[Q]ホッブスHCの印象は?
折茂選手:すごく細かくバスケットを教えてくれます。何度も何度も分かるまで同じ練習をして、分からなければその都度説明をしてくれます。ヘッドコーチは「練習が全てだ」といつも言っている通り、細かく指導してくれています。
[Q]同期の後藤(正規)氏がアシスタントコーチとして就任されましたがその印象は?
折茂選手:高校の時からジュニアに入ったり、ずっと一緒にやってきた同期なので、ヘンな感覚ではありますね。実は、この合宿に呼ばれて集合するまで彼がコーチに就任することは全く知りませんでした。初めてコーチに就任したと聞かされた時は、ウーン……なんか違う感覚でしたね。今では、練習中に分からないことがあれば、ヘッドコーチがみんなに説明をするので、その確認として後藤コーチに聞いたりしています。
[Q]若い選手たちとのコミュニケーションの取り方は?
折茂選手:年齢が離れている分、話しかけづらいと思われないように、僕の方から話しかけるよう努力しています。また、ホッブスHCからは、「年長者として経験が豊富なので若い選手にいろんな話をして欲しい」とも言われています。チームをまとめるというわけではありませんが、しっかりとひとつの方向へ持って行けるように、少しでも力になれればと思っています。
[Q]経験豊富な折茂選手が考える世界との距離をどう感じていますか?
折茂選手:これまで、もちろん勝った試合もありますが、負けた経験の方が多いので、なぜ負けたかということをしっかりと反省して次に生かさないといけません。(世界のバスケと比べて)そんなに違いはないんですよ。やっぱり気持ちの面や精神面が大きく左右し、勝たなければいけない試合を落としたことが非常に多かったです。僕らが勝てば「日本のバスケが変わる、変えなければいけない」ということをしっかりと念頭に置いて、一人一人が試合に臨めば、たぶん自ずと道は開けるのではないかと思います。いつも負けてから何かをしようとしてますが、負けてからでは何も始まらないんですよね、結局。はじめから一回勝負だということをしっかり認識し、何度もチャンスはないということを頭に入れて、国際ゲームは戦っていくべきだと思います。
[Q]折茂選手にとって、日本代表に対するプライドやステータスはどう感じてますか?
折茂選手:プライドというか、日本代表に選ばれるということは、全国60万人以上いるバスケ人口の中での一番トップなわけですから、その自覚と責任というのをしっかり持たなければいけません。僕も若い頃は、軽い気持ちで日本代表を考えていた時もありました。この年になっても選ばれることで、責任感は一層強くなるし、先ほども言いましたが、僕らが日本のバスケを変えることができるメンバーでもあります。他のメンバーが変えられるかというと、日本代表に選ばれていない以上、無理なんですよね。「この日本代表が日本のバスケを変える」、「変えるためには勝たないといけない」という責任をしっかりと持って、やらなければいけない。それが日本代表だと思っています。
折茂選手は率先して若い選手たちの輪の中に入り、楽しく、激しく、代表合宿を過ごしています。いよいよ東アジア選手権まで一ヶ月を切りました。さらなる男子日本代表への応援をよろしくお願い致します。
練習が終わり、ストレッチも終え、いつもならばそのまま解散のところ、急きょホッブスHCから集合の号令。「選手の中で最年長であり、私の次に年齢を取っている…」というジョークとともに、取材に来られていたテレビ朝日の皆様からいただいたバースデーケーキが登場。プレゼンターの桜井選手は不敵な笑みを浮かべながら折茂選手に近づき・・・最年長にも関わらず、チームメイトから手荒な祝福を受けていました。
最年長記録を更新した折茂選手に、日本代表について伺いました。
■折茂 武彦選手(レラカムイ北海道)
[Q]お誕生日おめでとうございます。今日(5月14日)で39歳を迎えられましたが、現役を長く続ける秘訣はあるのでしょうか?
折茂選手:いや全くないですね。若い選手たちと一緒に話をしたり、ふざけ合ったりしているのがいいんじゃないですかね。
[Q]長きに渡って日本代表として戦って来ましたが、これまでと比べて今回の日本代表の雰囲気はいかがでしょうか?
折茂選手:非常に明るくて、選手各自も仕事をきっちりとこなす良いチームだと思っています。
[Q]ホッブスHCの印象は?
折茂選手:すごく細かくバスケットを教えてくれます。何度も何度も分かるまで同じ練習をして、分からなければその都度説明をしてくれます。ヘッドコーチは「練習が全てだ」といつも言っている通り、細かく指導してくれています。
[Q]同期の後藤(正規)氏がアシスタントコーチとして就任されましたがその印象は?
折茂選手:高校の時からジュニアに入ったり、ずっと一緒にやってきた同期なので、ヘンな感覚ではありますね。実は、この合宿に呼ばれて集合するまで彼がコーチに就任することは全く知りませんでした。初めてコーチに就任したと聞かされた時は、ウーン……なんか違う感覚でしたね。今では、練習中に分からないことがあれば、ヘッドコーチがみんなに説明をするので、その確認として後藤コーチに聞いたりしています。
[Q]若い選手たちとのコミュニケーションの取り方は?
折茂選手:年齢が離れている分、話しかけづらいと思われないように、僕の方から話しかけるよう努力しています。また、ホッブスHCからは、「年長者として経験が豊富なので若い選手にいろんな話をして欲しい」とも言われています。チームをまとめるというわけではありませんが、しっかりとひとつの方向へ持って行けるように、少しでも力になれればと思っています。
[Q]経験豊富な折茂選手が考える世界との距離をどう感じていますか?
折茂選手:これまで、もちろん勝った試合もありますが、負けた経験の方が多いので、なぜ負けたかということをしっかりと反省して次に生かさないといけません。(世界のバスケと比べて)そんなに違いはないんですよ。やっぱり気持ちの面や精神面が大きく左右し、勝たなければいけない試合を落としたことが非常に多かったです。僕らが勝てば「日本のバスケが変わる、変えなければいけない」ということをしっかりと念頭に置いて、一人一人が試合に臨めば、たぶん自ずと道は開けるのではないかと思います。いつも負けてから何かをしようとしてますが、負けてからでは何も始まらないんですよね、結局。はじめから一回勝負だということをしっかり認識し、何度もチャンスはないということを頭に入れて、国際ゲームは戦っていくべきだと思います。
[Q]折茂選手にとって、日本代表に対するプライドやステータスはどう感じてますか?
折茂選手:プライドというか、日本代表に選ばれるということは、全国60万人以上いるバスケ人口の中での一番トップなわけですから、その自覚と責任というのをしっかり持たなければいけません。僕も若い頃は、軽い気持ちで日本代表を考えていた時もありました。この年になっても選ばれることで、責任感は一層強くなるし、先ほども言いましたが、僕らが日本のバスケを変えることができるメンバーでもあります。他のメンバーが変えられるかというと、日本代表に選ばれていない以上、無理なんですよね。「この日本代表が日本のバスケを変える」、「変えるためには勝たないといけない」という責任をしっかりと持って、やらなければいけない。それが日本代表だと思っています。
折茂選手は率先して若い選手たちの輪の中に入り、楽しく、激しく、代表合宿を過ごしています。いよいよ東アジア選手権まで一ヶ月を切りました。さらなる男子日本代表への応援をよろしくお願い致します。