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いよいよ明日、2012年1月1日より「オールジャパン2012」開幕!

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2011年12月31日

準決勝、決勝と延長戦の末、4連覇という偉業を達成したアイシンシーホース

今大会で4連覇を狙うJXサンフラワーズ

 「JX-ENEOSウインターカップ2011」の興奮も冷めやらぬ中、明日、2012年元日より、「東日本大震災」被災地復興支援 第87回天皇杯・第78回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会(通称「オールジャパン」。以下、オールジャパン)が始まります。

 ウインターカップは「真の高校日本一を決める大会」と書きましたが、オールジャパンは文字どおり、すべてのカテゴリーを含んだ「真の日本一を決める大会」です。高校、大学、クラブチーム、社会人、JBL、JBL2、WJBL、そして今大会はbjリーグから千葉ジェッツが参加します。

 そのbjリーグから初出場となる千葉ジェッツは「bjリーグ初のオールジャパン出場チームとしてチャレンジャー精神で臨みます」とコメントしています。どんなプレイを見せてくれるのか、今大会注目チームの一つです。

 そのように、さまざまなカテゴリーから天皇杯、皇后杯を目指して戦うわけですが、昭和49年の男子第50回大会で明治大学が優勝して以来、学生が天皇杯、もしくは皇后杯を下賜されたことはありません。ベスト4ということで見れば、ここ10年の間では平成18年の男子第82回大会で竹内譲次選手(現・日立サンロッカーズ)擁する東海大学が入っているくらいです。それだけ学生、社会人にとってはトップリーグ勢が高い壁になっています。

 しかしながら、昨年ベスト4には入れませんでしたが、男女そろってその壁が崩壊しそうになる出来事が起こりました。男子は大学1位の青山学院大学がJBL8位のレラカムイ北海道に、大学5位の東海大学がJBL6位のリンク栃木ブレックスにあと一歩というところまで迫ったのです。女子では社会人1位の山形銀行がWJBL8位の日立ハイテク クーガーズを3点差で破り、ベスト8に進出しました。このように一発勝負のトーナメントでは何が起こるかわからないものです。真っ向勝負もおもしろいのですが、奇策が妙策になることもあるので、白熱した戦いになることは必至です。

 また、2008年の男子第83回大会、女子第74回大会から高校選手権、いわゆるインターハイ覇者にオールジャパンへの出場権が与えられ、今大会には男子の宮崎・延岡学園高、女子の神奈川・県立金沢総合高が出場します。延岡学園高は男子では1998年以来の「高校3冠」を達成したチームです。彼らがどんな戦いぶりを見せてくれるのか、楽しみにしたいと思います。初戦の相手はJBL2で3位のレノヴァ鹿児島。延岡学園高のエース、ベンドラメ礼生選手はこう言います。

 「できれば倒したいけど、そんなに甘くないと思うので、自分たち(3年生)の最後の全力をぶつけて、楽しんで試合を終わりたい。レノヴァ鹿児島と対戦したことはありません。一度だけ試合を見たことがありますが、やはり高校生と、大学にいった選手とでは体格に差があるし、そういった面では全然勝負にならないと思います。でも自分たちのスピードとテクニックでどこまでかわせるのかを試してみたい」

 体格に差があることは十分にわかっています。それでも最後まで諦めず、「高校3冠」の何ふさわしい試合を見せてもらいたいと思います。

 その一方でJBL、WJBLの各チームにはトップリーグとしてのプライドを見せてもらいたいとも思います。なぜなら彼らは日本のトップであり、世界の猛者と戦う選手たちでもあるからです。男子は残念な結果に終わってしまいましたが、女子はまだロンドンオリンピックへの道が残されています。6月にはトルコでロンドンオリンピックの世界最終予選が開かれることが決まっています。東京からトルコへ、そしてその先にはあるロンドンへと羽ばたくためにも、このオールジャパンを飛躍の第一歩にしてもらいたいです。

 2011年のオールジャパンでは、男子はアイシンシーホースが4連覇を、女子はJXサンフラワーズが3連覇を達成しています。その牙城を崩すチームが現れるのか。それとも彼ら、彼女らが連覇を伸ばすのか。オリンピックイヤーでもある2012年の幕開けにふさわしい、華やかで、見ている人たちを感動させるゲームを期待しましょう!


チケット情報
 今大会のチケットは、すでに「チケットバスケット」をはじめ、各プレイガイドにて販売中です。
 チケットの詳細は、チケットページにてご確認の上、お早めにお買い求めください。

 大会初日となる明日、2012年1月1日(日・祝)は、当日券販売開始時間(場合によって早まる可能性があります)、開場時間ともに、13:15からとなります。是非、会場へ足を運んでください。
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