第2回FIBA ASIA U-16男子バスケットボール選手権大会 帰国
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2011年10月30日
アジア第3位の成績を挙げ帰国した男子U-16日本代表チーム
メダルを見せる選手たち(左から#14杉浦、#7青木、#10築井、#11宮本)
富樫ヘッドコーチらスタッフが先頭となり、銅メダルを首にかけた選手たちが空港到着口から現れ、JBAスタッフや選手のご父兄に温かい拍手で迎えられました。(財)日本バスケットボール協会 樋口専務理事が健闘を称え、富樫ヘッドコーチが挨拶し、チームは解散となりました。
富樫ヘッドコーチに今大会を振り返っていただきました。
「予選ラウンドが良い組み合わせだったということもありますが、勝っていくにつれてチームがだんだんと一つになっていったことが3位になれた結果だと思います。残念ながら世界選手権への出場権獲得はなりませんでしたが、手の届く位置まではきたと思っています。
2次ラウンドでフィリピンに敗れた後、すぐに次のレバノン戦へ向けて対策を練り、選手たちも『勝ってベスト4へ進もう』と気持ちもひとつになって臨むことができました。結果としてレバノン戦では良いゲームができました。準決勝の中国戦では、実は体調を崩した選手もおり、ベストメンバーではありませんでした。しかし、ベスト4に進んだことで中国には敗れましたが、チームはひとつになったと実感しました。そして最後の3位決定戦のフィリピン戦は、チームワークで勝ち取った勝利です。予選でやられたところをしっかりと修正し、我々が思うようなプレイができたのは情報分析チームが一生懸命やってくれたおかげでもあります。
2年前の前回大会では中東アジア勢はイランだけでしたが、今回はそれ以外のチームも成長しており、これから恐い存在になってくるでしょう。中東アジア、そして中国(優勝)、韓国(準優勝)の東アジア勢やフィリピンを加えた各国との異なるバスケスタイルに対応できるような戦い方をしていかないと、今後はなかなか勝てないのではないかと感じています。それとインドが急成長していますので要注意です」。
誇らしげに銅メダルをかけた選手たちにもコメントをもらいましたのでご紹介します。
キャプテンの#4金子大希選手は、「最後にはみんなまとまって一丸となり、チームらしくなりました。日本人らしく我慢強くディフェンスやルーズボールを頑張って、シュートを正確に決められるように意識してプレイしていました。中国は高くて、中に入ってもブロックされてしまうので、高さを意識したシュート力やパスを身につけていきたいです」と今後への課題を挙げました。
「中国戦ではコートに出ている相手メンバーのうち3人が自分よりも大きく、インサイドから攻められないような状況でミドルショットなどを打つ攻撃に切り換えて、得点につなげました。国際試合でメダルを取れたことはすごく良い経験になりました」と、チームトップの平均得点15.4点を挙げた#14杉浦佑成選手。
「3位決定戦は2次ラウンドで負けたフィリピンが相手でしたので、そこで絶対にリベンジをしたいと思っていました。その試合が一番、チーム一丸となって戦うことができ、勝ったことはうれしかったです。メダルを獲った時の喜びは忘れられないものとなりました」と語る#12馬場雄大選手はチーム2番目の平均14.4得点。
男子日本代表が全カテゴリーを含めたFIBA ASIA選手権で表彰台に上がったのは、1998年アジア・ジュニア(18才以下)選手権大会での3位以来、13年ぶりとなります。
「世界選手権を逃したことは確かに悔しかったです。しかし、3位になり表彰台に立てたことは日本にとっては大きな自信にもなりました。この経験を各世代にも良い刺激としてもらいながら、今後につなげていきたいと思っています」と富樫ヘッドコーチが語るように、来年にはFIBA ASIA U-18男子バスケットボール選手権大会も開催されますので、アンダーカテゴリーから着実にアジアで結果を残していけるよう、さらなる強化をし、つなげていきます。