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第33回男子ウィリアム・ジョーンズカップ 予選ラウンド 第2戦 vsイラン代表

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2011年8月8日

アジアのエースセンター#15EHADADIを体をぶつけて守る#15鎌田

記者会見に臨む日本代表チーム

 第33回男子ウィリアム・ジョーンズカップ大会2日目、日本はFIBA ASIA選手権大会2連覇中の王者イランとの対戦を迎えました。体格差は歴然ながら、試合前のミーティングでは高さやパワーにひるまずタイトで綿密なディフェンスと息をつかせぬ早い展開で対抗しようと確認し合い、試合に挑みました。

 今日のスターティングメンバーは#11西村、#14荒尾、#16ヒンクリーに加え、前日最多得点の#10松井、ディフェンスに定評のある#8酒井の布陣。

 開始から積極的に攻める日本。#11西村、#8酒井のドライブや、この日も#16ショーンが積極的にシュートを打っていきますが、なかなか当たりがきません。また、高さのみならずパワーにもあふれるイランを、全身を使って守りにいく日本のディフェンスがことごとくファウルとなり、またオフェンスでも、きちんとかかったスクリーンがオフェンスファウルとされ、#14荒尾や#15鎌田らインサイド陣が早々にファウルトラブルに陥ります。

 しかし日本はこの状況にひるまずに一矢報いようとガード陣が奮起。#12伊藤や#11西村がスピードやチェンジオブペースでイランの一線を抜いてパスを配給してシュートチャンスを作り上げます。しかし、最後のシュートが決まらず…我慢の展開に。

 我慢の展開の中、#17橋本、#18富樫、#19渡邊の高校生トリオは積極的なプレイを見せます。#19渡邊は代わって入った直後から得点に絡み、#17橋本も積極的にアタック。#18富樫もすばしっこくゴールに迫りました。

 しかし、やはりイランのパワーと高さは脅威。218cmの#15EHADADI、223cm#19DAVARPANAHFARDに対しては、完全に日本ディフェンスの手が届かないところでパスを配給され、そのままターンしてシュート。また、リバウンドはゴール近くで奪われてしまいます。何とか抑えようと、#14荒尾、#15鎌田、#16ショーンが身体をはりますがファウルとなり、5人はファウルアウト。さらに小さくなってしまった日本ですが、最後までひたむきに攻め続けました。

 結果、58-77で敗れ、2連敗となってしまいましたが、この試合で得た経験は少なくありません。 

 #18富樫が記者会見で「出場時間の中で、自分がやれることを精いっぱいやれました。初めて日本代表としてこういう大会に出場して、何ができるか手探りですが、上を目指して頑張ります」と語ったように、次世代のハヤブサジャパンの主力を担う今大会に出場しているメンバー達は敗戦に気を落とすのではなく、少しでも多くのことを学びとり、先を見据えてチャレンジを続けていきます。
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