ハヤブサジャパン 平成26年度女子日本代表チーム 第4次強化合宿を終え、明日からヨーロッパ遠征がスタート
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2014年8月24日
FIBA女子世界選手権まであと1ヶ月余り。さらなるレベルアップを目指しヨーロッパ遠征へ向かうハヤブサジャパン
自覚と自信が芽生え、チームを引っ張る渡嘉敷 来夢選手
これまでFIBA女子世界選手権に出場するチェコ、オーストラリア、モザンビークと対戦しながら強化を進めてきました。第4次強化合宿へ向けて内海 知秀ヘッドコーチは、「もう少し走ってトランジションの中で得点を獲れるようにしたいです。ファストブレイクで得点するのが一番ですが、セカンダリーブレイクまでの相手がしっかりディフェンスの体制に入る前に得点を獲れるようにしていきたいです。ハーフコートオフェンスになった場合には、決めるべきシュートをしっかり決めるシュート力が必要です」と話しており、さらなるレベルアップを図る1ヶ月となります。そのために20日間に及ぶ、ヨーロッパ遠征が8月25日(月)からスタートします。
■ヨーロッパ遠征中のゲームスケジュール
※( )内の順位はFIBA世界ランキング/日本は17位
※時間は現地時間
開催国:トルコ
9月1日(月) 19:00~ 日本 vs トルコ(13位)
9月2日(火) 16:45~ 日本 vs チェコ(5位)
9月3日(水) 16:45~ 日本 vs ベラルーシ(10位)
開催国:スペイン
9月5日(金) 19:00~ 日本 vs スペイン(6位)
9月6日(土) 17:00~ 日本 vs セルビア(29位)
9月7日(日) 12:00~ 日本 vs アンゴラ(20位)
開催国:フランス
9月10日(水) 20:00~ 日本 vs セルビア(29位)
9月11日(木) 20:00~ 日本 vs フランス(4位)
今年のハヤブサジャパンは、FIBA女子世界選手権出場国としかゲームをしていません。このような経験ができるのも、昨年のFIBA ASIA選手権を制し、現アジアチャンピオンというのも大きな要因です。これから向かうヨーロッパ遠征はトルコ、スペイン、フランスの3カ国へ行き、それぞれの国で開催される国際親善試合に出場。「全てFIBA女子世界選手権に出場するチームと8ゲームを行うタフなスケジュールです」と内海ヘッドコーチが話すように、11日間で移動しながら8ゲームをこなします。
「フィジカルスポーツなので、絶対にコンタクトしていかないと相手にとっては楽なチームだと思われてしまいます。ノーマークでのシュートチャンスを見つけるために動いているだけでコンタクトがないというのを、オーストラリア戦で感じていました。ジャンプシュートも打てますが、あえてぶつかっていく方が相手は嫌がります。そこを意識する戦い方がヨーロッパ遠征では大事です」と、キャプテンの大神 雄子選手は明確な課題を示しました。他国に比べれば小さな選手たちではありますが、それでも体を当てて向かっていかなければ前に進みません。大神選手はさらに、「シュート力だけならば世界を見回しても日本は遜色なく、ノーマークのシューティングであれば上回れると思っています。それでもアメリカなど強豪との違いは、やっぱりフィジカルコンタクトの部分なのです」と、克服すべき点を挙げています。そのためにこだわる部分として、「リバウンドもそうですが、フリースローの本数が少ないのも日本の典型的な数字でした。オフェンスでのコンタクトがないとフリースローももらえませんので、リバウンドと同じように数字を伸ばしていきたいです」と話しており、ヨーロッパ遠征で実戦を行いながら改善を目指します。
最終メンバー12名に選ばれ、まもなく世界デビューを果たす渡嘉敷 来夢選手。国際親善試合までに見えた課題を克服すべく、所属するJX-ENEOSサンフラワーズのトム・ホーバス コーチにアドバイスをもらいながらプレイの幅を増やしてきました。オーストラリア(2位)やチェコ(5位)といった世界の上位チームと対戦し、「大きな相手とも戦える」という手応えを感じています。さらに自信を深めるためにも大事なヨーロッパ遠征であり、「どんな選手がいるかということが今回の遠征で分かると思いますし、逆に相手にも自分のことを少しでも知ってもらいたいです」と、本番前に自らの存在を世界にアピールしてきます。内海ヘッドコーチも、「だいぶ責任感も出てきました」と話すように、練習中も気付いた点はどんどん言葉にして伝えながらチームを引っ張っており、頼もしさを感じます。
これまでも日本代表として、大舞台を経験しながら成長している間宮 佑圭選手。「思っていたよりもコンスタントに点数を取れたというのは良かった点です」と、これまでの成果を振り返っていました。連戦となるヨーロッパ遠征ですが、それは本番となるFIBA女子世界選手権も同じ。スタミナ的に苦しい状況も想定されますが、「それはアジア選手権でやり遂げたことです。5連戦して1日空きましたが、その後2連戦を戦ったのは本当にきつかったです。それでも韓国、中国に勝ちきったことは体力的な自信につながっています。もし本番で不安になったら、その試合を思い出せば良いわけですし、昨年の経験が気持ちを支えてくれます」と不安を一蹴。アジアチャンピオンとしての自信と誇りが選手たちを着実に成長させており、FIBA女子世界選手権での活躍が楽しみです。
ヨーロッパ遠征では、「良いゲームをしてきたいです。勝てるところにはしっかり勝って自信につなげたいです。反省点も多く出るとは思いますが、戦っていく中でどれだけ手応えを掴みながら、チームとして勝つことでレベルアップできると思っています」と内海ヘッドコーチは話しており、より強いチームとなって本番となるFIBA女子世界選手権を迎えられるよう、結果を求めています。世界に挑むハヤブサジャパンへのご声援をよろしくお願いいたします。