東日本大震災復興支援 バスケットボール女子日本代表国際親善試合2014へ向け、秋田県横手市にて強化合宿をスタート
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2014年7月21日
誰よりもコートで汗を流してチームを引っ張る川原 麻耶選手
桜花学園時代はコーチだった諏訪 裕美選手と一緒にプレイすることは「新鮮」と話す馬瓜 エブリン選手
今回の横手合宿は公開練習となっています。FIBA世界選手権出場メンバーを率いる内海 知秀ヘッドコーチは、「夏休みに入っているであろう子どもたちはもちろん、多くの方に見てきていただけることが選手たちにとっても力になります」と話しており、ハヤブサジャパンを間近で見られるチャンスです。ぜひ、横手市や近隣の皆様のお越しをお待ちしております。
■横手合宿 公開練習時間 ※会場:横手市横手体育館
【FIBA世界選手権出場チーム】
7月22日(火) 11:00~13:00、16:30~19:30
7月23日(水) 11:00~13:00、16:30~19:30
【アジア競技大会出場チーム】
7月22日(火) 9:00~11:00、14:30~17:00
7月23日(水) 9:00~11:00、13:30~16:30
2014年ロンドンオリンピックで銅メダルを獲得したオーストラリア代表、FIBA世界選手権にアフリカ代表として臨むモザンビーク代表を迎える国際大会。内海ヘッドコーチは、「本番となるFIBA世界選手権では、様々なスタイルのチームと対戦し、日々対応していかなければなりません。今大会を通じて、世界を肌で感じることが一つの目的です。また、6月から強化してきたことを今大会を通じて、しっかり試しながらこれまでの出来映えを評価していきたいです」と話しており、12名への最終選考も兼ねた大事な試合となります。
世界舞台に立つ3チームに加え、アジア競技大会出場チームが参戦。「世界の強豪やFIBA世界選手権に行く日本代表と対戦できるこんな良い機会は滅多にないことですので、自分がどれだけできるかをしっかり試しながらコートで表現していきたいです。ディフェンスや泥臭いプレイを頑張りながらチャレンジしていきます」と話すのは、WJBL3年連続ベスト5に輝く川原 麻耶選手(トヨタ自動車 アンテロープス)。チーム最年長の諏訪 裕美選手(アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス)とともに、練習前後の自主練習にも励み、若い選手たちの鑑となってチームを引っ張ります。「お互いの思いを話し合いながら、自分たちがここにいるのは絶対に何か意味があると思っています。自分たちに足りない部分は少しでも補って、今大会に臨めるようにしています」とも話しており、3Pシュートを武器に、結果を求めていきます。
WJBL昨シーズン、初のファイナルに進出し、自信を持って日本代表争いに臨んでいるのは牛田 悠理選手(デンソー アイリス)。「昨シーズンのことはもう終わったことです。さらにプラスにして成長していかなければならず、世界選手権メンバーに入るためにも、もっと頑張らねばなりません」と、貪欲にさらなる高いレベルを求めて練習に取り組んでいます。アジア競技大会出場チームでは、インサイドともに3番ポジションにも挑戦中。それはFIBA選手権出場チームであり、同じデンソー アイリスのチームメイトである髙田 真希選手も同じです。2つの日本代表が対戦する7月29日(火) 仙台大会(ゼビオアリーナ仙台)ではマッチアップする可能性もあります。「すごく意識をしているわけではないですが、楽しみにはしています。髙田選手は個人技が上手で外からのドライブもありますので、しっかり止められるようにしたいです」。
また、今年、WJBLでのルーキーシーズンを迎える馬瓜 エブリン選手(アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス)は、同期が多くいた日本代表候補選手の中で唯一、今大会への出場メンバーに残りました。世界4位となった2012年のFIBA U-17女子世界選手権ではベスト5を受賞。「アンダーカテゴリーと強さは違うとは思いますが、高さに関しては慣れている部分もあるので、これまでの世界での経験を生かしたプレイを出していきたいです」と頼もしいコメントしています。そして、「めちゃくちゃ楽しみ」と笑顔を見せるのは、尊敬する間宮 佑圭選手と渡嘉敷 来夢選手(ともにJX-ENEOSサンフラワーズ)に挑めるチャンスを得たからです。「高校の時からずっとイメージしてきたのが、渡嘉敷選手や間宮選手との対戦です。WJBLを引っ張る先輩たちとマッチアップしたいという気持ちはずっとありました。たぶん、敵わないとは思いますが…」。日本最高峰レベルの選手たちと対戦することで、自分の現状を把握できるわけです。今後、WJBLでは対戦する機会はありますが、その前に夢の対決が実現します。勝敗にこだわるかを伺ったところ、小さな声になりましたが、「勝ちたいです」と、負けず嫌いな馬瓜選手らしい言葉を残してくれました。
アジア競技大会出場チームを指揮する一色 建志ヘッドコーチにとっても、日本体育大学の大先輩である内海 知秀ヘッドコーチに挑むことになります。しかし、勝敗以上に「女子日本代表全体のレベルアップにつなげること」を強調。FIBA世界選手権出場チームと対戦できることで、若い選手たちが内海ヘッドコーチにアピールできる大きなチャンスでもあります。内海ヘッドコーチもまた、アジア競技大会出場チームと対戦することに対し、「同じ日本代表同士が競り合っていって、世界選手権出場メンバーに少しでも近づき、脅かしてくれる選手が出てくると日本代表のためにも良いことです」と期待していました。
東日本大震災復興支援として行われる今大会へ向け、一色ヘッドコーチは「観ている方々に感動してもらえるように、一生懸命プレイすることが当然である」と選手たちに伝え、どの試合にも全力で挑みます。ぜひ、東北3県で行われる「東日本大震災復興支援 バスケットボール女子日本代表国際親善試合2014」へお越しいただき、女子バスケの世界レベルをご堪能ください。